卒業
若草のみち
何事もないかのようにすぐになるたくさんひとが行き交う場所は
春の雨濡れて乾いてシーソーはひとを拒んで傾いている
呼吸しか知らない白いカーテンが膨らむ空に触れようとして
空き缶を撫でてくぼませさかのぼる青春にもし終わりがあれば
花吹雪すべて隠して現して卒業式が終わっていない
まっしろいからだと翅で止まってるこの世になじむ色が付くまで
世界地図おとぎ話になるまでのあいだを駆けて眠ってひとり
パイプ椅子くぼんだままで戻らない卒業式に並ぶ濁点
継続のボタンを押した諦めの気持ちはなんの諦めだろう
ひらひらと時間も春も卒業も追い付けないまま桜は散って
陽の当たるそばから徐々に色褪せて彼女は夢を語らなくなる
ショッピングモールの白いあのへんにかすかに残る彼らの季節
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どちらかと言うと、素に近く、コミュニケーションに重きを置いています。
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若草のみち参加
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