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「伸びない」集団とは!?

 

 

2021年5月2日

 

 

オンライン日本語講師として活動中の、西野です。

 

 

 

「慣れ」とは頼もしくも怖くもあるもので、
新鮮な気持ちでやれていた、あの頃はどこへやら(^-^;
さすがにマンネリ。やはり対面が全てだなぁ。

 

 

 

さて、本稿は学習者たちのことを少し。
教育に関わらない人たちにも、少し関係あるかな?

「助言」はアリ。(カンニングはすんなよ!)

 

私が今日本語を教えている相手は、ベトナム人です。
「日本語を習得し、使いたい」という意志が強いようで、
予習と復習を、しっかりやってきてくれます。

 

 

 

もちろん、皆が皆「優等生」というわけではありません。
中には「声のデカさ」や「勢い」だけで乗り切ろうとする子もいます。
そういう子らはなかなか習熟度が伸びません。

 

 

 

日本人とはちがう特徴も。

 

 

 

現在「集団 vs 講師1名」スタイルで授業を進めています。
私は意図的に順不同で一人ずつ発表させていますが、
ベトナム人学習者たちは平気で助言し合います。
注意したって、なかなか止めませんでした。

 

 

 

ベトナム人らは助言のつもりかもしれませんが、
こちらからすれば発表者に水を差す行為に思えたので、
最初はなかなか慣れませんでした。

 

 

 

…が、考えようによれば
「授業だけなら、これもアリかなぁ」
…と思えるようになったのは、つい最近です。

 

 

 

理由はカンタン。
単に発表者は答えられず一人放置されるよりも、
仲間に答えを言って貰うことで救われた気になるからです。
孤独」や「孤立」を避けることは、手段はともかく大切です。

 

 

 

あと、理解をしていなくても身近な仲間が正答を言うことで、
授業のあと気軽に相談できるからです。
理解者は理解の再確認、質問者は新しい理解ができます。

 

 

 

そりゃあ、試験本番でのカンニング行為は絶対ダメですけど、
授業中だけに限っては「助言はアリ」と思えるようになりました。

「伸びない集団」の特徴

 

…で。

 

 

 

上述したように、
仲が良くそこそこできるクラスなら助け合えるのですが、
逆にそれすら全くできないクラスもあります。
この子らの学習の伸びしろが、まぁ無いこと、無いこと。

 

 

実はクラス分けにも色々あって、
レベルチェックとか以外にも素行とか対人関係とか…
加味されて分けられているんですよ。

 

 

 

その結果のクラス分けなんでしょうが、
まず「伸びない集団」というのは、
「できる集団」と比べよく分かる特徴を持っています。

 

 

「伸びない集団」の特徴

 

@ リーダーもしくはムードメーカーがいない。

 

A 元気がなく、おとなしい。

 

B 関わろうとしない。

 

C 何となく、ヘラヘラしている。

 

D 過剰に「発言」を怖がっている。

 

↑↑↑ これ、心当たりがある人なら、
教室の中だけの話じゃないって分かると思います。

 

 

 

「じゃあ、誰かがリーダーやれよ!」
ってことなんですが、リーダー格に相応しい人物は、
リーダーも、ムードメーカーも、やりたがりません。

 

 

 

その人物は、
こんな集団でリーダーやっても、ろくなことにならない。」
そう考えているからです。悪循環!

 

 

 

そもそも「こんな集団でリーダーやっても、ろくなことにならない。」
そう考えている時点でその人物もリーダーの器じゃありません
(実は私のことなんです…(^-^;)

 

 

 

リーダーがムリなら、せめてムードメーカーが欲しいところですが、
A元気がなくて、B関わろうとしない連中のためのムード作りは、
ストレス以外の何物でもありません。

さっさと気付け。「ここは、伸びない集団」

 

誤解なきよう補足しますが、教育者の立場なら、
相手が「伸びない集団」だろうが見切ってはいけません。

 

 

 

むしろ利点凝視(良いところを探す)にひたすら努めて、
根気強く「待って」、根気強く「勇気付け」なければなりません。
そしてこの集団を「出口はこっちだよ」と導かなければなりません。
(言うのはカンタンだけど、これが超大変なんだよなぁ。)

 

 

「見切れ」と伝えたいのは、
「伸びない集団」にいることが苦痛だと気づけている、
気づき者」に対してです。

 

 

 

「気づき者」はムリしてリーダーになったり、
ムードメーカーになったりしない方がいい。
むしろ単独でもいいから、自分だけのために楽しんでほしいです。

 

 

 

リーダーにも、ムードメーカーにもうんざりしていた私は、
去年そうしていました。事実すごく楽になれました。

 

 

 

ここは、伸びない集団だ」そう気づけた人が、
そのうち「伸びる集団」に身を置くことができるんじゃないでしょうか。

 

 

 

今後もそう信じて、
鬱陶しい対人関係を乗り越えていければなぁと、思います。

 

 

 

あ!「伸びない集団を見捨てる教育者」にはならないよう、
一応がんばります…う〜ん、矛盾!

 

 

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