私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

カタビロトゲハムシ:海辺にて山辺にて

2021-05-09 08:40:48 | ハムシの仲間
2021年5月9日(日)

カタビロトゲハムシ 大きさ6mmほど


一週間ほど前、友と海辺と山間の河川へ定点調査へ出かけたときのこと。

海辺の河川下流域での調査を終え、前から気になってたポイントへ友を案内して・・・

コイツがいたっ!


「前から会いたかったトゲハムシの仲間じゃないか?」
そう思うと、日かげだし手も震えるし何枚も撮影に失敗した。
触角を前にそろえてピンと伸ばしてる姿は結局ブレブレ、泣く泣く消去。

その形はとても虫とは思えず、小さな腐敗した果実とか鳥の糞とかを思わせる。
とりあえず友にもその姿をみてもらっといて・・・

そっと1枚葉を取って、日なたで撮影させてもらうと・・・

歩きだしたり翅を広げたり


やっと虫らしくなった。

葉の裏へと


葉はスダジイだと思う。
ナラやカシなど、どんぐり系の木の葉を食べ、葉肉の間に卵を生むらしい。
コイツは越冬個体なんだろうなあ・・・

ま、そうそう虫遊びしてる間はないと、山間の枝川へ。

と、ここでも、こんな植物の葉に


少し小さめのが、またまた1匹だけポツンと


なんて日だ!
このトゲハムシの仲間にはずっとずっと会いたかったのだ。
こんな簡単に海辺と山辺で1匹ずつ出会ったりするんかいっ!

かつては『トゲトゲ』という名前で呼ばれ
その『トゲトゲ』という仲間からトゲのない連中が見つかり、『トゲナシトゲトゲ』という名前がつけられ
その『トゲナシトゲトゲ』という連中のメンバー内にトゲのある変わり者が現れ
とうとう『トゲアリトゲナシトゲトゲ』というトゲがあるのかないのか意味不明の名前がつけられたという
ウソみたいなホントの話があって

そんな話を本でしか知らないもんで、『ぜひトゲトゲ一族に会いたい』と思ってたんである。

かくして、河川調査も上の空、友からの批難とお叱りを受けながらも頬が緩みっぱなしになってしもうたわあ。

あ、コイツの画像を3枚ほど入れると『あてにならんど素人ハムシ図鑑』ギャラリーはちょうど100枚。
無料ブログだと100枚が限度、ハムシに似た仲間たちをはずして『ハムシ図鑑①』とりあえず完成!


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2 コメント

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おめでとうございます🎉 (どんぐりうさぎ)
2021-05-09 16:44:44
100枚とはすごいですね!
今日のハムシさん、こんな子もいるなんて
ビックリです♪
まだまだ会いたい子がたくさんいて
嬉しいかぎりです\(^_^)/
どんぐりうさぎさんへ (私魚人)
2021-05-10 08:40:14
1種に約2枚の写真ですから 笑
こいつは、トゲハムシの仲間の中でも一番普通にみられるみたいですよ。
どちらも道沿いのどんぐりの木の葉でした。

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