この時期は紫陽花はまだ早いので、
京都市内で花を求めるのは少々難しい。
そんな時、岩倉実相院門跡の「床みどり」がいつも話題になる。
実は一度も伺った事無い。行こうと思えば行けたのだが、
「滝の間」に映り込む「床みどり」は撮影禁止なので、
写真撮影にハマっていてもセコイ天邪鬼には、どうしても足が遠のく( ´艸`)。


その代用品では無いがそんな時は、
近場の京都御苑の閑院宮邸跡で欲求を満たす事がある。



新緑の季節はすでに終わったかと思っていたが、
京都御苑にはまだまだ爽やかな新緑の風が吹いていた。










こちらに正面の小さな開口部が「床みどり」が拝見できる部屋である。
その前に庭を一周。

 

 

 



市内の街路樹の紫陽花は既に色づき始めているが、
庭園の池の周りに紫陽花が植えられているものの、
全くその気配すら無かった。



右手の落花気味の赤い花はサツキ?








それでは閑院宮邸跡収納展示館の玄関口に、



アプローチには零れんばかりのサツキ。








正方形と思われる中庭にはさり気なく植栽と自然石が置かれている。



閑院宮邸跡収納展示館は解放された当初は、
内部施設はそれ程でも無かったが、
今では 京都御苑の今、京都御苑のはじまり、
京都御苑の歴史、公家の文化、京都御苑の自然など、
大きく変貌してきたが、








この部屋だけは何の展示もされていないので、
唯一、「床みどり」が楽しめる場所である。











出来るのならこの先も何の展示されない様に、
と思いながら撮影している。











だから展示室には観光客は足を運ぶが、
ここは素通りするので撮影者には都合が良い( ´艸`)。






しかし、廉価版のデジカメではいつも限界を感じながら、




実相院の床に反射して映る「床みどり」、「床もみじ」の絶景は、
“机にリフレクションするモミジ”ですっかりお馴染みとなった瑠璃光院、
各地に点在する“リフレクションする絶景”はおそらく実相院が始まり。
「滝の間」の床には黒漆が塗られており、一層リフレクションが冴えるそうだ。

 

 

 

 

 





「床みどり」を語るには撮影出来なくとも、
やはり元祖と言える、「滝の間」を拝見しなくてはならないだろう。

 

 

 

 

 

 

 





これは逆方向のの中庭風景のリフレクション、やはり絶景に程遠い( ´艸`)。

 

 

 

 

 

 

 





「床みどり」を撮るには晴天より曇り空、

 

 

 

 

 

 

 





数日前に雨の日が続き、更に曇り空。
なかなか難しい条件だが、その日に巡り会える事が出来たら、
その時は、岩倉実相院門跡に伺ってみよう( ´艸`)。