京都の鹿ケ谷、哲学の道沿いにある大豊神社。
確か一度も紹介した事が無いのだが、
右手の洛中一大きいと言われている枝垂れ梅、
それを遥かに凌ぐシダレ桜のコラボを撮影したくてやって来た。
しかし肝心の梅も咲き出したばかり、
その上桜は蕾さえ、
思いのほか椿が咲いていて、
すでに散りかけている椿もあったが、
これは珍しい名前の卜伴錦(ぼくはんにしき)。
哲学の道は桜の季節は観光客が多いので、
来れるかどうかわからないが、
枝垂れ梅とシダレ桜のコラボは撮ってみたいものだ。
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財務省解体デモが全国的に広まっている。
この解体は既存の政党が政権を握っている現状では、
ほぼ不可能だが、若い世代の参加者も増えているとの事なので、
自民党政権が長年に渡って既得権益、身内ビイキからの大企業優遇、
特権階級、もしくは特権意識により、富裕層にとって優遇措置、
確実にテンポを速める超資本主義社会、
その知の管理統制として役割を果たしだしたAI、
知的な職業には生身の人間を必要としない、
多くの若者がつまらない単純作業、壊れれば部品の様に入れ替える、
Amazonをよく利用するが、物流センターのその仕分け作業は秒単位で管理され、
指令はコンピューター制御により、規定通り働かない人間はいずれ処分、
配達人にもハードな作業が課せられている。
日本のコンビニは市民生活に必要不可欠な存在になって、
充実度は外国人観光客を驚かせている。
個人オーナーとは言えば聞こえが良いが、
実際は24時間体制のシフトの穴埋めとして過酷な労働環境、
売れ筋、売上管理はセンターでコンピューターにより集中管理されていて、
コンビニ同士の熾烈な売り上げ競争により、バイトのする作業は多岐に渡り、
外部、お客からは想像もできない労働環境になりつつある。
20世紀に科学進歩により人間性の不在を訴えかけたSF作家、マンガ家達の描いた、
人工知能に支配される未来が現実になる日もそう遠くはなさそう。
これから逃れるのは相当の財力が必要で、
犯罪以外で一般の人がこれらのモノを手に入れるには身を粉にして働き、
自身は一定の権利を得て裕福な勝利者となったとしても、
あくまでも超資本主義の推進派の一員としての権利で、
その背後では何の権利も財も持ちえない若者を作り出す事になる。
投資の働く事なしでお金が増えるなんて事はネズミ講と変わらないが、
ネズミ講は犯罪として立件できるが、先進諸国が認める今の投資は、
21世紀の時代、現実的には地球的規模の犯罪行為であるとも言える。
富裕層の富の蓄積は子供までは相続可能でも、
孫以下の世代には廻りまわって隷属的な負担を強いる事になりかねない。
自分、子供らが裕福ならば結構では済まない話なのだが。
将来的に世界、日本にとって良い事は一つも無いのだが、
しかし視点を変えると逃れる道も無きにしも非ず。
若い世代のデモ参加者は少し前に亡くなられた森永卓郎氏の影響が窺える。
最大の皮肉である「ザイム真理教」で財務省を痛烈に批判しただけでなく、
超資本主義を逞しく生き延びる為の年収300万円での有意義な生活方法、
自給自足を目指して都会と田舎の中間「トカイナカ」への移住を勧め。
政治だけではなく、現実に生身の人間が人間らしく豊かに暮らせる生活の実践者。
もっと言いたい事はあるが、
財務省解体デモで世の中を少しでも良い方向にと願う若者が、
政治に関心を持って、この国の将来は自分らで変えていかねれば、
と思い、行動するのならば、少しは期待できそう。
60年以上、ほぼ同じ政権が日本の行く末を支配しているのは、
老人政治家が支配して、その関係筋に社会的権力者、富裕層、
その権力を握った老人たちが、自身、身内、関係各社にとって
都合の良い法案、行政は、関係の無い若い世代にとってはプラスに働く訳がない。
これは今の世代だけではなく、これから日本に生まれてくる人にとっても。
もっと選挙権を持った若い人がもっと声を上げ、自分らの権利を主張、
欲にカマかけて好き放題やって来た年寄りを引きずり降ろす位の気概があっても、
冷たいようだが、自身の将来、未来は自身の手により掴み取るしか道はない。
結局、人間が豊かに暮らすのに絶対必要なモノは食べ物で、
これはコメの高騰を見ていればよく分かる事で、
農業政策、畜産、水産を基本とした日本政府解体論が急務かも知れない( ´艸`)。