「正直者が損をする。」
先日、或方とお話しをした時の事。
いつも時間に正確な、誠実な人が
ある時、会議に遅れたら
その人は、とても怒られました。
一方、時間に無頓着な人が
会議に遅れても
「ああ、アイツはいつも遅れるから。」
まあ、こんな感じで
差ほど怒られずに済みました。
これ、なるほどアルアルです。
世の中って、大抵
とても気を使っている人が
周りに、甘えの構図を与え
割の合わない事を、引き受けてしまいます。
それは、自分の撒いた種と言う話です。
人に、いい加減な対応をされた時は
相手に腹を立てるよりも先に
そう言う、舐められるような雰囲気を
自分が醸し出していた事に、着目するべし。
そんな変化球のお話しを
興味深くお聞きして
確かに、そうだなぁと
自分に置き換え、心当たりが…。
私は、人とのお付き合いに
いい加減な対応が出来ず
まあ、ハンドルで言えば
あそびが無いと言えば良いのか
人にお断りをするのも苦手な方
それ故、これまで
振り回される事も、多々ありました。
つまり、「舐められている」
と言う事になるのでしょうか？
しかし、そう言う状況が続くような人は
パラレルワールドの存在なので
必然的に離れて行きます。
世の中の流れとは
自分が判断を下さずとも
理に適った結果をもたらします。
自分で誠実と思っている事も
実は、何かに対する恐れの裏返しだったり
優しさが、優柔不断さだったり
生きていく上で、とても大切な気付きが
その方の言葉には含まれる。
正直者が損をするは
私なりに解釈すれば
「正直者は、一時的に損をする。」
これは、いつも時間に正確な人は
時間に正確で、当たり前と見なされ
その分遅れれば、重みのある減点になります。
しかし、そう言う人は
何度か、不条理な目に遭えば
思うところも出て来るでしょう。
人として自分は、どう生きたいのか？
おのずと
この問いかけを、自分にするはずです。
それでもきっと
「舐められているから、誠実な生き方をやめよう。」
とは思わないでしょう。
自分の中の答えを明確にした時
オドオドしたものではなく
堂々とした誠実さを、身に付ける事が
出来るのではないでしょうか？
一方、一時的に優遇されているように見える
時間にルーズで
人との約束の重さが軽い人は
いつまでも自分のペースを、押し通させるはずもなく
やがて、関係も滑落して行くのでは…。
一時的効果
一時的不利
時間とは、常に軌道修正の働きかけをしながら
流れて行くものだと、気づくでしょう。
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