新型コロナウイルス対策をめぐり、西村経済再生担当大臣は、ことし5月のクラスターを発生場所ごとに分類した結果、職場や学校での発生が目立っているとして、これまで以上にアクリル板の設置や換気などの対策を徹底するよう呼びかけました。

西村経済再生担当大臣は閣議のあとの記者会見で、5月に各地で起きたクラスターを報道などをもとに、発生場所ごとに分類した結果を公表しました。

それによりますと、993件のうち、
▼高齢者施設が最も多い237件で、
続いて、
▼職場が191件、
▼飲食店・カラオケが183件、
▼学校が150件、
などとなりました。

このうち職場では、席の間にアクリル板を設置せず、コピー機も消毒しないで共有していたケースがあった一方、基本的な対策を講じているにもかかわらず感染が広がった事例も確認されたということです。

西村大臣は、職場や学校でのクラスターが目立っていると指摘し「変異株の感染力が強く、これまで以上にアクリル板や換気、消毒、マスクの着用や距離をとることを徹底していただきたい」と呼びかけました。