秋田県での東京オリンピックの聖火リレーは9日夜、最終ゴール地点の鹿角市のスキー場に聖火が到着し、180人のランナーがつないだ2日間の日程が終わりました。

秋田県での聖火リレーは2日目の9日、潟上市をスタートし八郎潟町、大潟村、能代市、大館市、男鹿市を巡り、最終ゴール地点となった鹿角市の『花輪スキー場』に午後8時すぎ、聖火が到着しました。

特設会場ではセレモニーが行われ、新型コロナウイルスの感染防止のため事前に申し込みをしたおよそ90人が集まりました。

最終ランナーを務めたアトランタオリンピック女子マラソン出場の地元・鹿角市出身、浅利純子さんが大きな拍手の中、トーチから聖火皿に火をともし、14の市町村180人のランナーがつないだ秋田県での聖火リレーはすべての日程を終えました。

聖火リレーは10日から青森県に引き継がれます。

浅利さんは「トーチは重かったですが感動しながら走りました。あす以降も、聖火を明るく笑顔でつないでいってほしい」と話していました。

到着を見守った30代の女性は「臨場感があって感動しました。コロナ禍で大変な時期ですが、勇気と希望を与えるオリンピックになってほしい」と話していました。