新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種をめぐって、12月15日にも厚生労働省の部会がモデルナのワクチンの申請を承認すべきかどうか判断することが関係者への取材で分かりました。承認されれば前倒しでの接種を検討している自治体などへの供給が始まることになります。

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種は、12月から医療従事者を対象に始まり、現在はすでに承認されているファイザーのワクチンが使用されています。

モデルナのワクチンも3回目の接種について承認の申請が行われていて、12月15日にも厚生労働省が専門家部会を開いて承認すべきかどうか判断する方向で調整していることが関係者への取材で分かりました。

申請は了承される見通しで、厚生労働省が速やかに3回目での使用を承認する見込みです。

接種の対象年齢は海外での治験データを踏まえ、18歳以上になると見られています。

3回目の接種について国は2回目から原則8か月以上としている接種時期をできるだけ前倒しする方針を明らかにしています。

モデルナのワクチンが承認されると、国が所有している在庫と来年、供給を受ける予定のあわせて9750万回分が前倒しでの接種を検討している自治体などに供給されるほか、来年3月から始まる職域接種でも使用される予定です。