ムラサキシキブの樹形。クマツヅラ科ムラサキシキブ属。
山野の林縁~林内に生育する落葉低木、樹高は1~3m。
北海道にも分布するがやや南方系。太平洋側には自生もあるが、日本海側の自生は先ず見ない。
ムラサキシキブの冬芽。
ムラサキシキブの冬芽は典型的な裸芽で、はっきりした柄(芽柄:がへい)をもつ。
頂芽には1対2個の頂生側芽を伴うことがあり、側芽(対生)には下側に夫々2個の副芽をもつ。
ムラサキシキブの裸芽、対生する葉2枚が芽を包む。最外側の葉には葉脈(主脈・側脈)が見えている。
葉痕は円形~半円形で維管束痕は1個。
ムラサキシキブの芽吹き1。
裸芽では最外側の葉2枚が芽鱗の働きをする。芽鱗の場合は芽吹きで落ちてしまうが、裸芽の場合は落ちずに開いて普通葉になる。