コシアブラの芽ぶき。ウコギ科ウコギ属。
ウコギ科の樹木には精油をもち、特有の香りをもつものが多く、芽ぶき時の若芽は山菜として人気が高い。
北海道では、同じウコギ科のタラノキの若芽が一番人気であるが、東北ではコシアブラの方に人気が集まる。
脂肪とタンパク質に富み、こくのある風味は山菜として一級品とも言われる。
ウコギ属の仲間は樹高1~3mの低木が多いが、コシアブラは別格で樹高10mを超える高木となる。
コシアブラの葉。
コシアブラの葉は5小葉の掌状複葉で、明瞭な小葉柄がある。小葉の縁には先が糸状になる小さな鋸歯がつく。
小葉の先は突き出て尖る。
コシアブラの花序。
コシアブラは本年枝の先端に長い柄のある散形花序を出し、黄緑色の小花を多数つける。