心の瞬間的な反応の処理がスムーズであればあるほど、自己の成長は飛躍的に向上するのです。

この状態を「運命の好転」と呼んでいます。運命と付帯する言語的な観念は「宿命」ですね。宿命と運命は、響きが似ており、同じような意味として考えている人が多いようです。しかし、この2つの言葉に大きな違いがあります。この機会に、意味を整理してみましょう。

 

 

「 宿命」とはその名の通り「宿る命」と書きます。生まれつき宿っていることを宿命といいます。例えば、〇〇家に生まれたことも宿命。日本人として生まれたことも宿命。人間として生まれたことも宿命です。変えようがなく、「生まれつき宿っていること」を宿命といいます。変更ができないのですから、「宿っている」ということです。「前提」を変えることができないのですから、生まれたときに、ある程度、生きるであろう道のりは決定されています。男に生まれたのですから、男に従った生き方が自然です。そうなるような人生が既に決められています。

宿った命とは、既に決められているということです。自分でコントロールことはできないのです。

 

一方、「運命」とは何でしょうか。

「運ぶ命」と書くように、生きてから自分で経験して、加えていく道のりのことです。運ぶ命と書くように、自分の力で運び、動かすことが可能です。自分でコントロールすることができる。どんな人と出会い、経験して、どんな学校行き、どのような仕事をして、どんな人と結婚するのかは、運命です。 自分次第だからです。自分からアクションを起こすことで決定され、命をどう運んでいくかを自分で決めることができるのです。

 

例えば、このブログを読んでいることを運命です。あなたが自分から積極的に「探して」「読む」という行動したから、今こうした運命に至っているのです。読むことをやめようと思えばいつでもできます。しかし、 あなたは、やめずに読むという行動している。こうした文章を読むことで、あなたの世界生活が変わるこれは「運命」です。運命は自分の意思や行動によって、いかようにも変えることができることなのです。