五ヶ山ダム見学ツアーに参加出来た。

初めてのダム見学。

 

今回は8時45分までに集合し、9時出発という

少し早めの時間。

参加者は8割がたが男性と言う割合だった。

 

五ヶ山ダム 福岡 に対する画像結果

 

五ケ山ダムは福岡市内から1時間弱の場所にあり、

県内で最大規模の大きさを誇る。 

 

五ヶ山ダム 福岡 に対する画像結果

 

 

ダムの事務所で機器も見学したが、男性参加者が

機器類に大いに食いつく。

へえーー。

説明のときも、わたしなどは「ダムが大きいー」

くらいの感想しか無いが、男性陣からはどんどん

専門的な質問が飛ぶ。(・・?

 

ダム湖の中のボートみたいなのはバブル発生機で、

すごい泡でダム湖の底からかき混ぜて、藻の発生

などを防止する。

長い縄に見えるのは小さなブイがつながっていて、

流れて来た流木などがダムにぶつかるのを止める

ためのもの。

 

運転手のかたが女性だったので、思わずパシャッ。

いつもおじさんドライバーだから何か嬉しかった。


ダムの場所は山なので涼しくて風が気持ちいい。

ダム湖を撮ったり、思いがけないウグイスの声に

耳を傾けたり(とても上手なホーホケキョだった)

なかなか体験できない時間を過ごせた。

 

今回の引率者はとても真面目なかただったので、

「行程にない行動は断じて許すまじ」の姿勢で、

道路のあちこちで売っている名物五ヶ山豆腐を

買うことも無くダムの勉強だけして、時間通り

12時過ぎに無事戻った。( ;∀;)

 

 

今回は行けなかったが、佐賀県側の小川内地区の

山祇神社 (やまづみじんじゃ) 境内に、住民から

ご神木と呼ばれている佐賀県天然記念物指定の、

高さ39m、樹齢700年以上の「小川内の杉」が

あった。

福岡県は、地元住民の意向を受け移植工事を決断。

 

福岡県はご神木を守り、移植する方向に向かったが

ダム建設には闇も多く、対照的な出来事も多い。

 

八ッ場ダム事業用地にも樹齢600年のご神木、

長野原町指定天然記念物の大ケヤキがあった。

しかし、このご神木は八ッ場ダム関連事業により

2009年に伐採されてしまった。

大ケヤキの生えていた横壁諏訪神社もすでに高台に

移転している。
横壁諏訪神社については、八ッ場ダム対策委員会

委員長を務めていた地元有力者(故人)により、

神社が所有する土地が他の氏子たちに諮ることなく、

国交省八ッ場ダム工事事務所に売買された問題が

2007年に発覚している。

ダム推進派の地元有力者と国交省現地事務所の癒着

という八ッ場ダム事業の闇を正すには至らなかった。

 

一方福岡県は、

ダム工事に伴いご神木が水没するため、事業者である

福岡県は、ご神木移植工費約7.8億円を全額負担の上、

山腹斜面にコンクリート製路盤、および移動用レールを

建設するなど大掛かりな工事を行ったうえで移植作業が

行われた。

杉と根元、移動鉄枠含めて総重量560トンで、2016年

4月に21日間をかけて元の場所から43m上方の山腹

(付替道路そば)へと移植された。

 

福岡の決断に拍手。

 

小川内の杉 に対する画像結果 ⇒ 小川内の杉 に対する画像結果        

 

移植から2年、「小川内の杉」はついに根付いた。

 

ネット記事より

久しぶりに「小川内の杉」に会いに行った。

ご神木の前はいつの間にか整備され、公園が出来ていた。

そこには、今はダム湖に沈んでしまった「小川内地区」の

歴史が紹介されていた。

福岡市の水不足を理由に進められた五ヶ山ダム建設に

よって失われてしまったものや、移転を余儀なくされた

「小川内地区」の人々の思いなど、いつまでも忘れずに

語り継いでいくと書かれていた。

思わず熱いものがこみ上げてきた。

 

 

いつか小川内のご神木に会いに行きたい。

 

 

 


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