ラローチャ名盤ラヴェルファリャ

こんにちは、
ともやんです。

アリシア・デ・ラローチャは、20世紀を代表するスペインのピアニストの一人です。
1923年5月23日バルセロナの生まれ。今日が99回目の誕生日。

ラローチャの名前は、以前から知っていましたが、大学でスペイン語学科で学んだ友人が、ファリャの「スペインの庭の夜」を聴くなら、ラローチャだね、というので聴いてみたところ、非常に躍動的で瑞々しい演奏に惹かれました。

彼女は、手が小さく8度しか届かなかったそうですが、美しく光輝く音色と自然な響きに魅了されました。

もっともっと聴き込みたいピアニストです。

2009年9月25日にバルセロナで86歳の生涯を閉じました。

モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel (1875-1937)
ピアノ協奏曲ト長調
Piano Concerto in G Major

1.(08:34) I. Allegramente
2.(10:07) II. Adagio assai
3.(04:08) III. Presto
total(22:49)

——————

左手のためのピアノ協奏曲
4.(18:45) Piano Concerto for the Left Hand

アリシア・デ・ラローチャ – Alicia de Larrocha (ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 – London Philharmonic Orchestra
ローレンス・フォスター – Lawrence Foster (指揮)

——————

マヌエル・デ・ファリャ – Manuel de Falla (1876-1946)
交響的印象「スペインの庭の夜」
Noches en los jardines de Espana (Nights in the Gardens of Spain)

5.(10:23) I. En el Generalife (In the Generalife)
6.(05:34) II. Danza lejana (Distant Dance)
7.(09:03) III. En los jardines de la Sierra de Cordoba (In the Gardens of the Sierra de Cordoba)
total(25:00)

アリシア・デ・ラローチャ – Alicia de Larrocha (ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 – London Philharmonic Orchestra
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス – Rafael Fruhbeck de Burgos (指揮)
録音: July 1983, Walthamstow Assembly Hall, London, United Kingdom

ラヴェル：ピアノ協奏曲ト長調／ファリャ：交響的印象「スペインの庭の夜」（ラローチャ／ロンドン・フィル／フォスター／ブルゴス）

ラローチャは、1991年にRCAにも録音していますが、こちらは1973年のDecca録音。ピアノは豊かな生命力を保ち、瑞々しく、ノーブルな音と力強い打鍵そして艶が漂っています。その覇気は、聴き手の心に深く訴えかけます。Deccaによる各楽器の最適バランスの録音によって、ラヴェルの素晴らしいオーケストレーションの妙が一層引き立っています。