こんにちは、
ともやんです。
フランツ・シューベルト。オーストリアの作曲家。
個人的には、クラシック音楽史上、最高の天才だと思っています。
もしかしたら、あのモーツァルトをも凌ぐではないか？とまで思っています。
なぜか？
モーツァルトには、父レオポルドという素晴らしい教育者で指導者がいました。シューベルトは一応サリエリから個人レッスンを受けていたが、モーツァルトの比ではなかった。
そして何より僅か31年という生涯に歌曲、ピアノ曲、室内楽、そして交響曲まで数多くの作品を残したのです。しかもシューベルトの例えばピアノ曲を聴くとどんどんアイデアが泉のように湧き出てくるという印象を受けます。
つまり構成がどうのとか形式がどうのとかを超越したような印象を僕は受けます。
でも音楽の天才は、ビジネスの才はなかったようです。また優れてマネージャーもいなかったようです。溢れ出る自分の才能を生活の糧にすることも出来ず、貧困の内に亡くなっています。
シューベルト 誕生日に聴く 池田珠代
そんなシューベルトの今日は誕生日。
1797年1月31日生まれ。
ちなみに今年は、シューベルトの没後
そんな誕生日を記念して素晴らしいＣＤを聴きました。
フランスで活躍するピアニスト池田珠代の新しいアルバムです。
リストがピアノ用に編曲したシューベルトの歌曲と即興曲D.899。
池田珠代の演奏は初めて聴きましたが、素晴らしいです。
テクニックをひけらかすわけでもなく、心に沁みわたるような演奏です。
池田珠代のピアノ演奏を聴きながら、薄幸な天才を偲んで思わずこみ上げてくるものがありました。
おすすめのアルバムです。
池田珠代 シューベルト 歌曲集(リスト編曲)＆即興曲 D.899
フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
リスト編曲による歌曲(arranged by Franz Liszt for solo piano)
セレナーデ(白鳥の歌)
1.(05:46) Standchen, S. 560/7: Schwanengesang No. 4
菩提樹(冬の旅)
2.(05:10) Der Lindenbaum, S. 561/7: Winterreise No. 5
溢れる涙(冬の旅)
3.(02:35) Wasserflut, S. 561/6: Winterreise No. 6
どこへ?(美しき水車小屋の娘)
4.(03:12) Wohin? Mullerlieder von Franz Schubert, S.565/5: Die schone Mullerin,
水車職人と小川(美しき水車小屋の娘)
5.(05:34) Die Muller und der Bach, Mullerlieder von Franz Schubert, S.565/2: Die schone Mullerin, No. 19
アヴェ・マリア
6.(05:59) Ave Maria: 12 Lieder von Franz Schubert, No. 12, S. 558/12
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4つの即興曲 Op. 90, D. 899
4 Impromptus, Op. 90, D. 899
7.(10:16) No. 1 in C Minor
8.(04:32) No. 2 in E-Flat Major
9.(06:25) No. 3 in G-Flat Major
10.(07:39) No. 4 in A-Flat Major
total(28:52)
リスト編曲による歌曲(arranged by Franz Liszt for solo piano)
水の上で歌う
11.(05:00) Auf dem Wasser zu Singen: 12 Lieder von Franz Schubert, S. 558/2
魔王
12.(04:58) Der Erlkonig: 12 Lieder von Franz Schubert, S. 558/4
海の静けさ
13.(02:55) Meeres Stille: 12 Lieder von Franz Schubert, S. 558/5
ます
14.(03:07) Die Forelle: 6 Melodien von Franz Schubert, S. 563/6
池田珠代 – Ikeda Tamayo (ピアノ)
録音:2021年8月 サン=ボネ劇場、ブールジュ、フランス
シューベルト 歌曲集(リスト編曲)&即興曲 D.899 池田珠代
シューベルトへの愛にあふれる1枚
フランスで活躍するピアニスト池田珠代
歌に満ちた即興曲&圧巻のテクニックで聴かせるリスト編曲歌曲集フランスを中心に活躍する実力派、池田珠代がシューベルトを録音しました。〈シューベルトのすべてがわかっているピアニスト〉と絶賛されている池田。
シューベルトが一人ピアノにむかって音を紡いでいるイメージが浮かぶ即興曲は、シューベルトが筆を走らせている音が聴こえてくるよう。
リスト編曲による歌曲でも、虚飾を一切排し、詩の世界、そしてリストのシューベルトに対する畏敬の念までもがにじみでてくるような演奏です。
「魔王」も、圧巻のテクニックはもちろんのことながら、シューベルトの気配が濃厚に感じられます。シューベルト像に極限まで迫った、迫真の演奏です。
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