12月末から読んでいた、
バルガス・リョサの「緑の家」をやっと読み終えました。
 
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上巻・下巻カバー折り返しより

町外れの砂原に建つ〈緑の家〉、中世を思わせ
る生活が営まれている密林の中の修道院、石
器時代そのままの世界が残るインディオの集
落……。豊饒な想像力と現実描写で、小説の
面白さ、醍醐味を十二分に味わわせてくれる、
現代ラテンアメリカ文学の傑作。(全二冊)
          *

          *
〈緑の家〉を建てる盲目のハープ弾き、スラム
街の不良たち、インディオを手下に従えて他
部族の略奪を繰り返す日本人……。ペルー沿
岸部の砂の町とアマゾン奥地の密林を舞台に、
様々な人間たちの姿と現実を浮かび上がらせ
る、バルガス=リョサの代表作。(全二冊)

巻末の解説より

ペルー・アマゾンにある町イキートス、アマゾン源流地域にある町サンタ・マリア・デ・ニエバ、およびその周辺、それにアンデス山脈の反対側にある砂漠の町ビウラになっていて、そこで五つのストーリーが相互に関連し、絡み合いながら展開してゆくという設定になっている。以下その五つのストーリーを大まかに説明しておこう。

 

3か月くらいかかったわけですが、

読後感ははてなマークがいっぱいだったりします。

 

 

おそらくですが、

・集中的に読めてないこと

・そもそも数回読まないと理解できない難易度だった

のではないかな?

 

 

余談ですが、

アルゼンチンの作家マヌエル・プイグの「蜘蛛女のキス」も、

こんな感じの読後感だったので。

 

地域性なのだろうか?

 

 

 

5つの物語が、

ランダムに出てきて進んでいきます。

 

 

しょっちゅう物語が入れ替わり、

おまけに時間軸も40年近い期間の開きがあるのです。

 

 

ただ5つの物語それぞれに面白く、

未知の地・未知の時代の空気感が存分に味わえるので。

 

読書したなって、

達成感というか喜びは大きいです。

 

 

感動というか・・・

 

 

松岡正剛氏の千夜千冊にて、

同じ著者のリョサの「密林の語り部」の項では、

こんな風に書かれてました。

 

さっそく本作の前の話題作『緑の家』(上下・岩波文庫)も読んでみたのだが、こちらも密林の奥地のピウラやニエバの人々が50人以上も出てくる話なのに、また、物語トータルでは小説の中でざっと30年以上の月日が流れていて、そのため物語はけっこう複雑になっているのだが、あっというまに読めた。

 

 

 

 

 

 

 

 今日のお弁当

 

 

 


 

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