マスクを日常的に着用にすることで生まれた変化

 
 
【調査結果サマリー】 <スキンケア>頻度・時間・金額は「変わらない」が全体の約 8 割 ・15~29 歳では 2 割以上が「増えた」と回答し、他年代より多い。45~64 歳では約 8.5 割が「変わらない」と回答。 ・スキンケア頻度が増えた人に理由をたずねると、トップは「家にいる時間が増えた」。 ・頻度が変わらない人の理由上位は「スキンケアを続けないといけない」「生活のリズムに組み込まれている」。 ・コロナ前と現在の平均時間を比較すると、朝 8.13 分→8.36 分、夜 9.14 分→9.77 分 とやや長くなっている ・コロナ前と比べたスキンケア投資金額は、「変わらない」が 79%と全体の多数を占める。「増えた」は 8%、「減った」 は 13%。 <メーク>頻度は「減った」が全体の約 4 割、「変わらない」が約 3 割 ・20~64 歳では約 4~5 割が「減った」と回答。 一方、15~19 歳では 2 割が「増えた」と回答し、他年代より多い。 ・メーク頻度が減った人の理由上位は「人と会う機会が減った」「外出することが少なくなった」「マスクすることで顔が 隠れる」。 ・コロナ前と現在の平均時間を比較すると、13.79 分→12.63 分 と 1.16 分短縮。 ・コロナ前と比べたメーク投資金額は、「変わらない」が 70%と全体の多数を占める。「増えた」は 5%、「減った」は 26%。 コロナ終息後にスキンケア・メークで一番したいことは「口紅・グロス・リップメーク」 ・「今後、コロナが終息しマスクや密を気にしなくてよい世の中になったとしたら、スキンケアやメークに関して一番に したいこと」に対する自由回答の頻出ワードのトップは「口紅・グロス・リップメーク」、次いで「メーク」。
 
 

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ウィズコロナ時代の化粧 スキンケア・メーク頻度・時間・投資金額変化(一部抜粋) コロナ前(2020 年 1 月以前)と比べ現在は、  スキンケアでは、頻度・時間・金額ともに「変わらない」が全体の約 8 割と多数を占めている。  メークでは、頻度は「減った」が 43%、「変わらない」が 33%。メークの時間・金額は「変わらない」が約 7 割と 多数を占めるが、スキンケアに比べると「減った」の割合が多い。 コロナ前と比べた現在のスキンケア頻度を年代別にみると、  15~29 歳では 2 割以上が「増えた」と回答し、他年代より多い。45~64 歳では約 8.5 割が「変わらない」と回 答。  スキンケア頻度が増えた人に理由をたずねると、トップは「家にいる時間が増えた」  頻度が変わらない人の理由上位は「スキンケアを続けないといけない」「生活のリズムに組み込まれている」。 コロナ前と比べた現在のメーク頻度を年代別にみると、  20~64 歳では約 4~5 割が「減った」と回答。 一方、15~19 歳では 2 割が「増えた」と回答し、他年代より多 い。  メーク頻度が減った人の理由上位は「人と会う機会が減った」「外出することが少なくなった」「マスクすること で顔が隠れる」。 ■コロナ前と比べた現在のスキンケ
 
 
 

マスク生活でフルメイクをする人は激減

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変化1.メイクから根本ケアへ

マスク生活でメイクにかける時間は減る傾向にあります。 その一方で、かえってスキンケアに力を入れる人も一定数居るようです。

◆あなたがスキンケアにかける時間と基礎化粧品の金額について、あてはまるものを選んで下さい。

スキンケアにかける時間と基礎化粧品の金額

※基礎化粧品とは、化粧水、乳液、洗顔料、クレンジング、美容液、クリームなど皮膚を整えるための化粧品を指します。

人と会う機会が減ったことで、スキンケアにかける時間も費用も減る人が多いかという予想に反し、減った人・増えた人はほぼ同じ割合と両極端に分かれていました。

◆スキンケアにかける時間が増えた理由

  • マスクで肌のかゆみや乾燥がひどくなってきたから(主婦)
  • マスクで肌荒れしたので高い化粧品を使っている(会社員)
  • マスクでニキビができやすくなったので、より丁寧に時間をかけるようにしています(会社員)

スキンケアに時間をかける理由で最も多かったのはマスクによる肌荒れでした。
ただし、以下のような理由も。

  • Youtubeを長く見るようになり、美容系Youtuberから影響を受けたから(学生)
  • マスクをつけるから極力メイクをしたくないので素肌をキレイにしたいと思いパックや保湿を頑張ってます。(主婦)
  • 今までは仕事が忙しくて疎かになっていたが、在宅になったので余裕ができた(会社員)

新型コロナウィルス流行以前からも、美容トレンドは「人にモテるための美容」から「自分のための美容」に移り変わってきていると言われていました。

人と会う機会が減りメイク頻度が減少した結果、スキンケアに限らず「根本的に自分の身体を改善したい」というトレンドに繋がったのかもしれません。

睡眠時間や運動強度を測定できるスマートウォッチや、気軽に買えるプロテインが人気を博していることを考えると、「コロナ太り」という一過性の現象を乗り越えて、持続可能でヘルシーな価値感が芽生え始めていると見ることもできますね。

変化2.マスクそのものや周辺アクセサリーを盛る傾向

マスクそのもののファッション化が進んでいます。

新型コロナウィルス流行初期は、不織布の供給不足もあり布マスク・ウレタンマスクがファッションに敏感な方々の主流アイテムとなっていました。

しかし、2020年12月に理化学研究所によりウレタンマスクの飛沫防止効果のシミュレーションが行われ、ウレタンマスクが不織布マスクに劣ると発表されると「オシャレな不織布マスク」への関心が一気に高まりました。

 

 

セクハラとコロナ対策


遠隔勤務ではハラスメントが減っている可能性が高いが、人と直接接する仕事に従事する人は今もハラスメントにさらされている。マスクの着用や対人距離の確保などのコロナ対策によりハラスメントが減ったと言う人もいる一方、ハラスメントの機会が増えたと考える人もいる。

米シカゴのラッシュ大学看護学部の看護師、リズ・ブロックランドは米紙USAトゥデーへの寄稿で、「医療従事者としては、マスクの着用により仕事に支障が出ることが多い。しかし女性としては、マスク着用により安心できる」と述べている。

ブロックランドによると、マスクを着けていないときは、患者や患者の家族から自分の容姿についてコメントされることが多いという。これは、看護師の間ではよくある問題だ。医学情報サイト「メッドスケープ(Medscape)」が2018年に行った世論調査では、看護師の71%が患者からのセクハラを経験していた。

しかしブロックランドは顔をマスクで隠すことで、容姿に注目されることが格段に減ったという。「マスクにより、視線やコメントから守られている気がする」とブロックランドは述べている。

しかし、皆がマスク着用にセクハラ防止効果があると考えているわけではない。米NGOワン・フェア・ウェイジのアンケート調査では、飲食業に従事する女性の43%が、マスクの着用や対人距離の確保などのコロナ対策に関連したセクハラ発言を経験または目撃したと回答した。

あるウエートレスは男性客から「顔を見てチップの額を決めたいので、マスクを取ってほしい」と言われたと報告。同NGOは他にも、アンケート回答者がマスクや対人距離に関して客から受けた不快な発言を250件ほど紹介している。

米紙ワシントン・ポストのモニカ・ヘッシ記者は、この新たな形態のハラスメントについてさらに詳しく調査。ウエーターやバーテンダーを対象に、客からマスクを外すよう言われたときのことについて取材した結果として、「客が口説き文句のつもりで言ったことが、結果的に脅迫のように聞こえていた」と指摘した。

マスクを外すと感染のリスクが高まるため、こうしたハラスメントは特に危険だ。ヘッシが取材したあるバーテンダーは、こう語った。「男性は『マスクを外して』と言うことがチャーミングだと思っているようだが、その言い方によっていやらしく聞こえてしまう。私は22歳で、相手の男性は50代。そうした人から『とてもかわいいね。マスクをしてなければよいのに』と言われる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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