緊急事態宣言に伴う当院の対応について

東京・神奈川・千葉・埼玉に緊急事態宣言が再発令されました。
私は2020年中に東京の1日感染者が1000人を超えることは予想していました。
1月中には東京3000人・全国1万人レベルまで駆け上がってもおかしくないでしょう。
1ヶ月で落ち着くと予想している識者もいますが、甘いと思います。

不織布マスクの徹底と飲食店でアルコールの提供制限を行わない限り感染は落ち着かないはずで、時短要請はそこまで効果的ではないような気がします。
通常の飲食のみで会話する場合のウイルス飛散量と、飲酒を伴う会食で騒いでいる場合のウイルス飛散量には数倍の差があることや、ウレタンマスクや布マスクではウイルス予防効果がないことはデータとして出ていますので、それを無視していることが問題だと思っています。

マスクについては、特にコロナウイルスに感染している人が不織布マスクを使用していないことが大きく問題となってきます。症状が出ずに感染している人がたくさんいますので、その人たちがウレタンマスクや1枚布のマスクを使用していた場合、マスクなしで撒き散らしてるのとほぼ同じですので注意が必要です。


そんな緊急事態宣言に伴う、キルシェクリニックの対応についてお知らせします。
1ヶ月間はこういった運用とさせていただき、緊急事態宣言が延長されるようであれば、また対応を検討していきたいと思います。

・クリニックの営業時間は10時から18時まで、予約の最終受付は17時半まで
20時以降は不要不急の外出を自粛するということですので、当院から患者さんのご自宅まで1時間半が平均と考え、17時半来院の患者さんが18時に帰られても20時までに間に合うように計算しました。また、私を含めた当院スタッフもテレワークが推奨されている中で通勤をしておりますので、全員が20時までに自宅に帰り着けるということも意識しての時間設定となります。できれば地元に戻ってから飲食店で夜ご飯を食べられる余裕も欲しかったのですが、さすがにクリニックの閉院時間が早くなりすぎるのでそのあたりは諦めました。通勤が必要な人間からすると、20時で飲食店が閉まるのは悩ましいです。
当院の治療のほとんどは不要不急のものではないとは理解していますが、いわゆる内科クリニックなどとは必要性が全く異なるのも事実ですので、政府の方針に合わせていく必要もあると考えています。またテレワークが増えたことにより、当院でも夕方遅めの枠のニーズが減っていますので、現実的な運用としてはそこまで大きく影響はないとも判断しました。


・不織布マスク着用の徹底、および検温の実施
不織布マスク着用の徹底は2020年12月から行わせていただいておりますが、2021年1月から入室時の検温の実施を追加させていただきました。おでこでの非接触方式による検温とし、2回測定して連続して37度を超えた場合には（当院の機器で測定した体表温と実際の体温との誤差を0.5度と計算）入室をお断りする形となります。