NO.153 「イマドキの若者は…」と嘆くだけで、こどもの問題は解決しますか? | 診断名よりも大切なことー先生からの電話や連絡帳がこわいお母さんへー

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『みんなと同じ』が苦手な子はすぐに「発達しょうがい?」と言われがちですが、支援学級や診断名は支援の「手段」であって「目的」ではありません。今日からできることを一緒に考えませんか?

こんにちは、イロドリですオカメインコ音譜

 

 

先日、授業中に先生に暴力をふるう動画がSNSで拡散され、高校1年生の少年が逮捕されるという衝撃的なニュースがありましたあせる

 

 

騒動のきっかけから事件の発覚、その後の展開すべて、スマホが生活に根付いたことを象徴する事件でした。

 

 

当然ですが、暴力は犯罪なので、少年が起こしたことは問答無用でアウトです!!

 

 

それを大前提として、事件の状況について細かく情報を読み込んでみると、少年が出していたサインや、家族・学校の先生・クラスメイトがもしかするとできた【かもしれない】ことのヒントが色々詰まっていたと感じます。

 

 

そこに目を向けない大人たちが、ニュースやワイドショーで

 

 

「イマドキの若者は理解できない」
「自分たちの時代は先生の鉄拳制裁があった」
「保護者は一体何をやってるんだ」…等

 

 

次々と批判する姿をみて、私はとても残念な気持ちになりましたショボーン

 

 

「イマドキの若者は…」って、もうずっとずっと言われ続けてきた言葉です。

 

 

※ちなみに私は『キレる17歳』とワイドショーで叩かれまくった世代に該当します。

 

 

今も中・高生ぐらいの世代から新しい流行が生まれ続けていますが、自分が理解できないような文化や価値観をもつ人たちをひとくくりにして批判するのは、思考停止の表れのような気がしてなりません。

 

 

一方、最近のニュースでよく聞くようなキーワードについて

 

 

「あんなに荒れる子はスマホ依存なん?」
「発達障害って、昔はなかったやろ?」
「不登校って登校拒否と違うの?」

 

 

そんな風に疑問を投げかけてくださる方と出逢うと、とても有り難く感じます。
自分の生活範囲でイメージできないことを【考えよう】とされているからです。

 

 

『大人の指示が聞けない、社会の枠からはずれた子』

 

 

そんなレッテルを貼られて苦しんでいる子がいる現実は、子どものそばにいる保護者や支援者には身近であっても、接点のない方にはなかなか伝わらないことです。

そこで直接お話してみれば、相手の持っておられるイメージを確認して、不安を取り除き、少しでもイメージを修正することができます。

 

 

そんな輪を少しずつ広げていくために、勉強会を始めます。

 

 

『社会全体で子どもを育てる』をカタチにしていく勉強会です!!

 

 

第1回は10月9日(祝)に開催します。

詳細は次のブログです♪

 

それでは、またニコニコ