一昨日のことです。

埼玉県某所に賃貸用マンションを所有してるんですが、

最近、入居者が退去したタイミングで、古くなって

きたので、リフォームをしようと思ったんです。

会社としてもリフォーム転売事業も行っているんですが、

埼玉エリアは良い業者さん未開拓ということもあり、

（もちろんお付き合い頂いてる職人さんはいるんですけど

少ないということですよ）

これを機に、都合よく新たな優良業者さんの

選定も兼ねたいなと思ったんです。

ただ、今回の件は個人的な話なので、素性などは

初めは明かさず、ふつーに一般消費者として、

希望のリフォーム内容を伝えて見積もりを取ってたんですね。

そうしたら何社か話して・・・

あれは、3社目のリフォーム会社でした。

アポイントの時間になり、ピンポーンと鳴ります。

玄関を開けると、そこには50代半ば程の作業着姿の、

男性が立っています。

にこやかに挨拶をしてすぐに名刺を渡されます。

「なかなか感じいい人だな」と内心思いました。

その時は・・・。

名刺を見ると、肩書きは「チーフアドバイザー」とあります。

会社としても「信頼の証25年」や、

大手不動産会社の名前が多くあり、

それらの指定工事業者ということです。

「なかなか良さそうな業者さんだな」と思いました。

その時は・・・。

正直、私はこの人に期待していました。

その時は・・・。

しかし、その期待は大きく裏切られる結果になったんです。

あれは、一通り部屋を見て、リフォーム箇所や

内容の打ち合わせをし終わってからです。

彼がまず言ったんです。

「予算いくらくらいで考えてますか？」

「安ければ安いほどいいですけど。」

その時です。彼はこう言い放ったんです。

「うーん・・・たーぶん・・・これねー

200万はいっちゃうかなー。」

「えっ！？」

通常、リフォーム会社の利益を入れても５、６０万円程の工事です。

それをイケシャーシャーと、このおやじ・・・。

「ボッタくろうとしてるんです！！！」

わたしが不動産業者とも知らずに、この50代半ばの

ナイスミドルは、ボッタくろうとしてるんですね。

こうなると、あの愛想のいい笑顔も、信頼と実績の25年も、全て

嘘だったんだなと。ショックです。でも・・・

なんかニヤニヤしちゃいました。

何故か言葉で説明するのは難しいですけど面白かったんです。

思い切りがいいですよね。

50万を200万ですから。

でも、私はこの業者とは今後付き合うことなんてあるはずがないです

し、おそらく、知り合いの業者やお客さんにもこの出来事をネタとして

実名で話すと思います。けっこう地元では実績ある会社です。

今回、私は消費者として営業を受けましけど、

こういうタイプが多いのがこの業界です。

常に、人を騙すことばかり考えてる人たちです。

本当に消費者は、業者選定は一番気を使った方がいいです。

どの情報が正しい情報か見極めないと損しまくります。

そして、業者は情報を舐めちゃいけませんよ。

昔は、村社会でそんな商売が通用したのかもしれませんけど、

今の時代は、そんなことしてたらすぐ悪い噂が拡散しますからね。

消費者として営業を受けてみると、色々な意味で気付きがあります。

ＰＳ、多能工職人さん募集しております。