金剛搗碓がホームポジション

また、面白い練習方法を思いつきました。

陳式太極拳老架式一路に金剛搗碓は4回出てきますが、これをもっと増やすのです。式と式の間のつなぎ動作で、毎度毎度、金剛搗碓を入れてみます。

玉女穿梭から懶扎衣に進む途中とか、跌岔から金鶏独立の途中に、金剛搗碓を入れると、なんだか収まりがよく、すごくやりやすくなるような気がします。

倒巻肱の途中とか、高探馬のあととか、擺脚のあとで、金剛搗碓になってみると、あ、なるほど!と思えます。

最初はなんだか無理やり感がありますが、やっているうちに自然とつながり良くできるようになります。すると、金剛搗碓から、どの動作にも、自然に移れるということに気づきます。

一度ホームポジションに戻って、次の動作、という感覚が、どんどんつながり良くなって、リセット感がなくなって、もともと、そんな套路だったのかな?と錯覚するようになります。

こればっかりやっていると、もともとの套路を忘れてしまいそうですが、太極拳の要諦が、すごく理解できるような気がします。

式から式へのつなぎが、よくわからんなあという人は、試してみるといいかもしれません。

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