套路の順番

太極剣の練習を毎日しています。

ざっと一通り、習いましたが、ざっと一通り練習するというのも難しいので、最初の方から、ちょびちょびと。

最初から3式くらいまでを通して、それを何度も練習して、迷わずにできるようになったら、4式目を足して最初から続けて、それもできるようになったら、5式目を足して…と繰り返し、半分くらいまでできるようになりました。

このやり方だと、最初の方の練習量が偏って多くなります。5式目はまだ3回しかやってないけど、初勢はもう128回やっている、みたいなかんじで。

最初の方ばっかり上手になるように思えますが、それでいいのだなあーと思えるようになりました。

なぜならば、套路というものは、おおむねどれも、基礎的な動作は最初の方に出てきて、後ろの方は、その応用変化、バージョン違い、ちょっとトリッキーな動きという構成に、なっていると思えるからです。

最初をきっちりやっておれば、あとの動きは、おのずとできる。そんな風に感じております。

安田先生の教え方も、そんなかんじですし。

そんな意図で套路が構成されているのだとしたら、先人の知恵には感動してしまいますね。

毎日練習していると、ぼちぼち剣特有の内勁みたいなものを感じだしてきました。似ているようで刀とは違いますね。

なんというか、伸びやかというか、ネチャッとしているというか。比較すると、刀は、スパッとあっさり、さわやかな感じです。

ひとつの武器を習得するのに、だいたい1年くらいのペースかな? と思うのですが、いろいろやっていくうちに、前に学んだ武器の質も濃くなっていくように感じます。

武器を学ぶ構成も、意味があるのだと思えました。

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