No. 1,170 こころのメモ919(ACアダルトチルドレン札幌
157/365【心的外傷と回復】恐怖〜侵入⑧
こんにちは村上です。
ジュディス・L・ハーマンの『心的外傷と回復』から一部抜粋して話しています。
本書は、戦争で受けた心の傷と、レイプや虐待で受けた心の傷は、同質のものであり、回復にはPTSDへの理解や、専門的な治療、セルフケアが必要で重要であると説明しています。
少しでも生きづらさが楽になるようなヒントになればと思います。
心的外傷を受けた刹那の消せない、まるで刻印のような症状を反映する「侵入」のページ、p52〜61から参照します。
心的外傷と回復
第二章 恐怖 侵入 p.60 18行目
外傷を再体験することはその支配者となるチャンスを与えるということはいえるだろうが、外傷後生存者はこのチャンスを意識的に求めているわけでもなく、まして歓迎してなどいない。逆である。彼らはそれを恐れそれに脅えている。外傷体験の再体験は、それが侵入的な記憶であろうと、夢であろうと、行動であろうと、もとの体験が持っていた強烈な感情を伴ってやってくる、それもそのままの強度で ━︎━︎━︎━︎ 。外傷後生存者は怒りと恐怖とに長期間たえまなくもてあそばれる。この怒りと恐怖とは、ともに通常の怒り、恐怖とは別個のものである。それは通常の感情体験の範囲の外側にあるものであって、感情を踏みこたえる通常の能力を圧倒し麻痺させてしまう。
外傷体験の再体験はこのように強烈な情緒の混乱を誘い起こすので、外傷を負っている人間はできるだけこれを避けようとする。侵入的な症状を囲い込んで隔離してしまおうとする努力は、その意図こそ自己防衛的であるが、外傷後症候群をいっそう悪化させる。すなわち、外傷の再体験を回避しようとすればどうしても意識の狭窄に陥り、他者とのかかわりから手を引き、人生が貧しく殺風景になる。
なぜか、怒りはあるのに自分の感情じゃない感覚はないでしょうか?
ワナワナしてゾワゾワして体が縮こまるような、爆発してしまいそうな、押し潰されそうな、引き千切られそうな感覚。パニックに陥り無感覚になり恐怖や絶望にフリーズしてしまう。
もし、そのような状態に心身共に繰り返しなってしまうとしたら、生きていく気力は削られ明日を夢みることなど途方もない気がして立ち上がれなくなっても、不思議じゃないと思います。
そんな堂々巡りの心的外傷を、親から受けてしまったのだとしたら、あなたはどう思われますか?
みすず書房ホームページ
※当記事の参照元
心的外傷と回復 ジュディス・L・ハーマン 著 中井久夫 訳 小西聖子 解説/1998年9月10日 第10刷発行/みすず書房/400ページ/6,600円+税
担当心理カウンセラー
村上なおと
カウンセリングサロン Anela
札幌市中央区北3条西18丁目2-11 ブランノワールW18.exe 301号
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