横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

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神奈川県の公立高校入試の受験情報や小・中学生の学習指導について綴っていきます。

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今年度は8人の中3生が公立高校を受験して、全員が合格することができました。

 

今年度の中3生は中2の時から模擬試験を受けて、志望校への意識付けを行ってきた世代です。

 

志望校合格のために今、自分ができることは何か

 

中3生一人ひとりが自分で考えて実行することができたから、生徒に合わせた受験プランを一緒に考えて合格までたどりつけたんだと思います。

 

ここまで意思統一を行って中3生を率いたのは2年ぶりでしょうか。

 

今年度は公立高校以外にも私立のオープン受験でも3名が合格してくれました。

 

特に難関校でもある法政第二高校と鎌倉学園高校を合格したのは驚きました。

 

私も自身の高校受験以来、私立難関校の過去問を解きました。

 

よもや個別指導塾でこのレベルの高校の受験指導をする日がくるとは夢にも思いませんでした。

 

そして、講師歴10年にして初めて小学4年生から指導してきた生徒の高校合格を見届けることができました。

 

今年度の中3生たちは本当に思い出深い合格となりました。

 

Yくん、H氏、Iくん、T氏、Uくん、Nちゃん、

Yくん、Rちゃん、Aちゃん、Aくん、

合格おめでとうございます!

 

 

 

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★2023年神奈川県公立高校入試の問題・解答

 

今年も数学講師資格を更新するために受験問題に挑戦する日がきました。

 

自己採点をした生徒たちは、模擬試験や入試予想問題より点数が取れていたので、受験生たちには解き易かった試験のようです。

 

今年は私が特に気になった問題のみ解説したいと思います。
 

■問3解説

 
(ア)(ⅱ)は円周角をつかった角度の問題。去年の問3(ウ)より易化。
 
むしろ、(ウ)が速さのグラフを使った面白い問題。解答はすれ違った時間を求めなければいけないわけではないので、グラフに状況を書き込んでいくと3分ちょっとで正解が見つけられます。
 
(エ)は似たような問題が追検査に出題されていたので、うちの塾生は比の融合をゴリゴリ使って解いたとか爆  笑 慣れてる生徒なら解くのに10分も掛からなかったと思います。
 
■問4解説
 
(ウ)は過去問で何度も見たことがある問題でした。例年と違ったのはGのx座標に「t」とおいて式を構築するところでしょうか。
 
しかし、これも私立高校の過去問を解けば普通に見かける問題なので、公立上位校を受験した生徒たちは解けたと思います。問4は3問を解答するのに10分ぐらいで解きたいですね。
 
 
■問5・6解説
 
例年、私が苦手にしている問5の確率の問題。解法は36通りを全力で書けばOK!のスタイル。
 
(ア)は比較的すぐに見つかるのですが、(イ)を解いている最中にタイムアップ…。
 
試験時間をオーバーすること5分で、下記の表が完成しました。
 
問6に関しては、去年に比べると比較にならないくらい解きやすくなりました!
 
(イ)は過去問でも何回か見たことがあるような問題。落ち着いて作図すれば解けたはず。
 
(ウ)は中心角144°のおうぎ形を正確に作図できた受験生は解き方に気付けたのではないでしょうか。
 
 
■総括
 
今年は私立高校のOP受験をする子が何人かいたため、鎌倉学園・山手学院・法政二高・慶応などの
過去問演習を9月~1月にたくさんやっていたせいか、とても解きやすく感じました。
 
自塾の生徒たちには解ける問題の見極めを過去問演習や予想問題演習で繰り返し行っていたため、数学の点数は上振れた子が多い印象です。
 
今年の数学は平均点が2017年の63.5点まではいかないものの、2021年の58.2点くらいにはなるかなと予想します。
 
※追記(2/22) 
17日にSTEP平均が発表されましたが去年と5科で3点くらいしか変わっていません。
STEP平均の数学を元に算出したところ、今年の数学の平均点は53点に修正します。
5科計も去年とほぼ同じくらいで、293点ぐらいかなと予想します。
 
 
 

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今年も25日金曜日に暫定倍率(10月20日時点)が発表されました。

 

今回は上の表の数字を元に私が感じたことを書いていこうと思います。

 

■難関校(横浜南西部エリア)

過去3年の希望ケ丘高校を見ていると、希望者数が増加しているときは確定倍率も上がっています。

 

希望ケ丘の希望者数666にんは過去3年で最多です。今年の確定倍率は1.6倍くらいまで上がりそう。

 

柏陽高校はここのところ希望者数は減ってきています。一昨年、去年は1.4倍前後でしたが、今年は1.3倍前半で落ち着きそうです。

 

逆に人気沸騰中なのが横浜緑ケ丘高校。今年は去年より希望者数は少ないですが、一昨年よりは多いです。ということは、今年も1.7倍前後で推移するのではないでしょうか。

 

横浜平沼高校は希望者数が少ない年は確定倍率も下がる傾向にあるので、今年は1.3倍台になるかなと予想します。

 

光陵高校は去年、希望者数が極端に少なかったせいか確定倍率が跳ね上がっていました。しかし、今年は一昨年と同じくらいの希望者数ですので、1.26倍に近い数字になりそうかなと思います。

 

■難関校(鎌倉・藤沢・茅ケ崎エリア)

今年が過去3年で希望者数が1番多い湘南高校。希望者数が900人を超えてるのは湘南と横浜翠嵐の2校のみ!

 

横浜翠嵐が確定倍率2倍前後で推移しているということは、今年の湘南の確定倍率は2019年の1.72倍を超えてきても不思議ではないですよね。

 

鎌倉高校の希望者数688人は2020年の希望者数699人とほぼ同じ。だけど今年は募集人数が40名増えて358人。

 

最近、確定倍率が上がり基調でしたので、今年は1.3倍台まで落ち着いていただけるといいんですが。

 

茅ケ崎北陵高校は湘南高校と同じく希望者数が過去3年で1番多いです。今年も1.4~1.5倍台と高い倍率になりそうですね。

 

 

 

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さて、今回は公立上位~難関校の合格者平均内申と合格者平均得点を考察してみたいと思います。

 

個別指導塾でこのレベルの高校を本気で狙ってくれる子に巡り合う機会は少ないです。しかし、自塾は3年連続で公立上位~難関校を志望する中3生を指導しており、本当にありがたいことだと思っています。

 

これから書く内容は2023年2月14日に受験をする中学3年生を対象にしています。

 

データは伸学工房さんの「2022神奈川県公立高校受験結果資料」を元に作成しました。

 

まず、内申36~40で狙える公立高校を下記のグループに分けました。

①偏差値56~58グループ(14校)

※去年は13校

②偏差値59~62グループ(9校)

※去年は6校

 

①グループの高校は特色検査を実施しない公立上位の高校です。

 

このグループより上の高校で特色検査を実施しない高校は、神奈川総合(個性化C、国際文化C)と市立金沢だけです。

 

私の中では①グループも②グループも合格難易度に大差ありません。

 

強いて言えば、特色検査対策の勉強に時間が割けるだけの余裕がある生徒が②グループに挑戦できる資格があると考えます。

 

 

【表①】2022年度神奈川県公立高校入試 合格者平均内申

 

上の表は創育さんの「2022年度神奈川県公立高校合格基準一覧」の偏差値を高い順に並べています。

 

内申36~40の高校は神奈川県在住なら誰しも憧れる高校ばかりです。

 

今年、鎌倉高校に進学したHくんは毎日が充実していると言っていたので、やっぱり生まれ変わったら鎌倉高校で青春を謳歌したいです。

 

ちなみに上記の表を確定倍率が高い順にランキングしてみると、

 

◆ 2022年公立入試確定倍率ベスト10

・01位 市立横浜商業(国際) 1.66倍↑

・02位 新城公高校高校項高 1.60倍↑

・03位 市立南校高校高校高 1.55倍↑

・04位 横浜平沼公校高校高 1.51倍↑

・04位 茅ケ崎北陵総合校高 1.51倍↑

・06位 市ケ尾須賀総合校高 1.49倍↑

・07位 市立東高校高校項高 1.47倍↑

・08位 七里ガ浜高校高校高 1.43倍↓

・09位 松陽名陵公高校項高 1.35倍↑

・10位 市立戸塚(普通C)  1.29倍↓

 

内申33~36の高校と同じく人気校ばかりです。しかも2021年より倍率が上がっている高校が多いです。

 

内申36~40で狙える公立高校の中には下記の高校が調査書:学力検査:面接の比率が3:5:2です。

■調査書:学力検査:面接の比率が3:5:2の高校

①グループ

海老名、市立東、市立南、座間、秦野、七里ガ浜

②グループ

鎌倉、平塚江南、茅ケ崎北陵

 

上記の高校は内申1の価値が学力検査の2.22点に相当します。

※300÷135≒2.22

 

つまり、基準内申に5足りなくても11点多く得点すれば、内申のハンデは相殺できます。

※2.22×5=11.1

 

結局、このレベルの高校を受験しようという中3生は全県模試で5科目合計で平均点+80~110点以上を取るために勉強しているはずです。

 

内申差5ぐらいでやきもきする位なら、ライバルたちより11点多く取るために勉強した方が合格に近づくと思います。

 

 

【表②】2022年度神奈川県公立高校入試 合格者平均得点

 

2022年度の神奈川県公立入試の教科別平均点は下記のようになっています。

■国語:61.3(65.7)

■数学:52.9(58.2)

■理科:58.9(50.1)

■社会:62.4(72.6)

■英語:52.1(54.6)

■5科計:287.6(301.2)

※()は前年の平均点

 

下記は①、②の高校それぞれの科目別平均点です

①偏差値56~58グループ

・国語5  72.5(81.0)

・数学5  63.8(73.2

・理科5  75.3(68.4

・社会5  80.2(90.1)

・英語5  70.3(75.4)

・5科計 362.2(388.2)

※()は前年の平均点

 

②偏差値59~62グループ

・国語5  76.9(85.7)

・数学5  67.2(76.3)

・理科5  81.8(73.3)

・社会5  86.9(92.9)

・英語5  78.5(83.6)

・5科計 391.4(411.8)

※()は前年の平均点

 

神奈川県の公立入試は英語が1番実力差が顕著に出る科目です。

 

■偏差値50~52 55.9

■偏差値53~55 63.5(+7.6)

■偏差値56~58 70.3(+6.8)

■偏差値59~62 78.5(+8.2)

 

上位~難関校を志望するなら英語の高得点は必須です。

 

しかし、やみくもに過去問を解いたり、模擬試験を受けても英語の点数は上がりません。

 

中学3年間で学習した英単語や英文法をしっかり暗記する。地道な勉強をしっかりしてきた子ほど、受験対策を始めるころには、試験問題にも慣れて高得点を取りやすくなるのです。

 

逆に、数学は神奈川県の公立入試では1番点差が広がらない科目です。

 

■偏差値50~52 58.4

■偏差値53~55 60.0(+1.6)

■偏差値56~58 63.8(+3.8)

■偏差値59~62 67.2(+3.4)

 

私の中では上位~難関校を狙う数学の点数の目安はノーミスで70点です。ミスしても2ミス以内なら60点台を取れる計算です。

 

そして、70点以上を目指すには今年は下記の問題を正解しなければいけませんでした。

 

問3(ウ)正答率16.3% 配点5

問3(エ)正答率00.7% 配点6

問4(ウ)正答率06.9% 配点6

問5(イ)正答率14.7% 配点5

問6(ウ)正答率02.7% 配点6

 

上記を試験時間50分で冷静に解くにはどれほどの勉強をすればよいのでしょうか。

 

せっかく上記の5つの中から1~2つ正解できても、ケアレスミスですぐ60点台です。

 

上位~難関校レベルともなれば理社は80点以上は得点したいところ。夏の間にどれだけ丁寧に中1・中2で学習した単元を暗記し直したかで、中3後期からの模擬試験の点数の伸びはだいぶ変わってきます。

 

 

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先週末で部活を引退した中3生たちが出てきました。3年間、部活動を一生懸命やりぬいた経験は高校受験にも活かされると思います。

 

さて、今回は内申33~36の公立高校について、合格者平均内申と合格者平均得点の両面から考察していきます。

 

これから書く内容は2023年2月14日に受験をする中学3年生を対象にしています。

 

データは伸学工房さんの「2022神奈川県公立高校受験結果資料」を元に作成しました。

 

まず、内申33~36で狙える公立高校を下記のグループに分けました。

①偏差値50~52グループ(12校)

※去年は16校

②偏差値53~55グループ(10校)

※去年は13校

 

このレベルの高校を受験する生徒たちは、内申がオール4かつ模擬試験で常に300点以上を目指して、日々がんばっていると思います。

 

受験校を決める最終判断としては、両方満たせるなら②グループの高校、片方だけなら①グループの高校といった感じになるでしょうか。

 

内申33~36を取る生徒たちは、中学2年生くらいから「○○高校に行きたい」と志望校として自覚しているのが私の印象です。通知表で「4」や「5」を取り続けるには明確な意思がないと難しいですよね。

 

あと、部活動や習い事を熱心にしている子が多くて、時間の使い方が上手です。

 

逆に部活動や他の習い事が忙しくて勉強時間が取れない、塾の宿題ができなかったと言い訳している中3生たちは脱落していきます。その差は中学1年生から徐々にハッキリしてきます。

 

つまり、部活動を引退してから頑張るではこのレベルの高校を受験するのは厳しいということです。

 

 

【表①】2022年度神奈川県公立高校入試 合格者平均内申

 

上の表は創育さんの「2022年度神奈川県公立高校合格基準一覧」の偏差値を高い順に並べています。

 

内申33~36の高校は大手集団塾で「〇〇高校合格」と合格者数をアピールする高校なので、毎年激戦が繰り広げられています。

 

ちなみに上記の表を確定倍率が高い順にランキングしてみると、

 

◆ 2022年公立入試確定倍率ベスト10

・01位 湘南台高校高校 1.67倍↑

・02位 鶴見高校高高校 1.49倍↑

・03位 岸根高校高高校 1.42倍↑

・04位 住吉高校高高校 1.41倍↑

・05位 市立みなと総合  1.38倍↓

・06位 市立横須賀総合 1.36倍↑

・07位 元石川高校高高 1.35倍↑

・08位 麻溝台高校高校 1.29倍↓

・09位 藤沢西高校高校 1.29倍↓

・10位 横浜栄高校高校 1.27倍↑

 

相変わらずこのレベルの高校は人気校が多いですね。

 

内申に関しては、このレベルの高校を狙おうとしている中3生は成績の取り方を知っていると思っています。

 

今更「提出物は大丈夫か」とか「定期テストの勉強、平気かい」なんて余計なお世話ですよね。

 

むしろ中学校のクラス担任や進路担当の先生にどれだけ志望校に向けて真摯に勉強しているかがしっかり伝わっているのか気になります。

 

【表②】2022年度神奈川県公立高校入試 合格者平均得点

 

2022年度の神奈川県公立入試の教科別平均点は下記のようになっています。

■国語:61.3(65.7)

■数学:52.9(58.2)

■理科:58.9(50.1)

■社会:62.4(72.6)

■英語:52.1(54.6)

■5科計:287.6(301.2)

※()は前年の平均点

 

下記は①、②の高校それぞれの科目別平均点です。

①偏差値50~52グループ

・国語5  65.0

・数学5  58.4

・理科5  65.1

・社会5  69.3

・英語5  55.9

・5科計 313.6

 

②偏差値53~55グループ

・国語5  68.4(+3.4)

・数学5  60.0(+1.6)

・理科5  69.6(+4.5

・社会5  74.0(+4.7)

・英語5  63.5(+7.6

・5科計 335.4(+21.8)

 

こういうデータを調べていると、内申33~36②以上の高校の各科目の平均点は60点を切ることがほぼありません。例外は2016年度の入試平均が43.0点の時くらいです。

 

①グループと②グループの5科の得点を比べると今年も英語の差が大きいですね。

 

英語は早めに公立入試の過去問を解き始めることを推奨いたします。

 

英語の定期テストではいつも80点以上は取れていそうな中3生たちでも、入試では60点台前半の点数しか取れていないのが現実です。

 

数学は配点6の問題が2つ出題されたり、試験の真ん中あたりで図形の難問が配置されていたのが原因なのか、偏差値53~55の中3生たちでやっと平均60点です。

 

模擬試験で数学が高得点で他の科目の勉強を疎かにしている子たちは、受験本番は数学が思っているよりも得点できないことを忘れてはいけません。

 

理社は①グループですら平均60点以上、②グループにいたってはほぼ平均70点以上です。

 

集団塾で中学2年生から毎週、理社の授業を受けて、家でも勉強していた受験生たちは基礎知識の量が違います。

 

コツコツ暗記を取り組んできた努力は、比較的解き易い入試問題が出題されたときに他を圧倒するほどの成果を生み出します。

 

 

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