和田家の男たち 1~5話 テレビ朝日系 10/22~(金曜23:15~) | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

6~8話

 

脚本    大石静、荒井修子
監督    深川栄洋、星野和成

キャスト
和田優          - 相葉雅紀
和田秀平       - 佐々木蔵之介
和田寛          - 段田安則
和田りえ        - 小池栄子(故人)
和田美穂子    - 中村久美(故人)
三ツ村翔星    - 正門良規  「バズとび」編集者。優の後輩
志麻さと美    - 石川恋  「バズとび」編集者
印田吾郎演    - 駒木根隆介「バズとび」編集者
滝口剛         - 岡部たかし「フロンティアニュース」のデスク
井上智子 - 宮澤美保「フロンティアニュース」のプロデューサー

感想
「報道ステーション」後の、この時間枠はどうしても惰性で観てしまう。
これの前の「漂着者」も面白かったが、終ってみると内容がなく話も完結せずにフラストレーションだけが溜まった。
今回はベテラン脚本家 大石静が手掛ける。
本人、父、祖父 三世代のヤローの同居生活。

つかみがなさすぎ(笑)
何の予備知識もなく観始めた時は地味な展開で次観るか迷ったが、母親の死に謎がありそうだというところに引っ掛かって継続視聴中。

幼い頃から、忙しい親に代わって家事をやって来た優が作る素朴な料理にハマる。こういう食べ物系の話には一定の需要があるな(サチのお寺ごはんとか)
草食系で女性からは「つまらない男」と言われてしまう優。
だが今までの不遇を恨むことなく穏やかに生きる姿に、しみじみ。メディアという括りで優の「ネットニュース」、秀平の「TV報道」、寛の「新聞」の内幕も描かれ、興味深い。
各人それぞれの恋愛が微妙に展開し、母の死の真相にも迫る後半に期待しよう。

あらすじ
第一話「息子父祖父…マスコミ三世代家族の物語!」10/22放送
コロナ禍で14年勤めた会社の倒産に遭い「クイックデリバリー」の配達員を始めた和田優(相葉雅紀)は、ある日配達先で老人が倒れたために救急車を呼ぶ。
一段落し自転車を取りにその家へ戻った時、そこで同居していた父の和田秀平(佐々木蔵之介)に会い、老人が祖父の和田寛(段田安則)だと知る優。
幼い頃母親りえ(小池栄子)と二人暮らしだった優。その後母がTV局の部下だった秀平と再婚して新しい父ができた。

忙しい母を支えて家事をやっていた優は、その後も家事三昧。
母が急死したため父との二人暮らしになったが、就職を機に家を出て一人で暮らすようになった優。

会社の倒産、配達の仕事も父に言えずにいた。
優の状況を聞き、バイトの三倍出すからここで三人で暮らそうと言う秀平は、TV局で「フロンティアニュース」の統括をしている。今までに二回しか会ってない祖父に、嫌われていた記憶しかない優。それでもすき焼きの材料を買い準備する優。

戻って来た祖父 寛と共に三人で夕食。

寛は「うちのすき焼きは牛乳を入れる」と言った。
寛は元新聞社の幹部で、今は論説委員として定期的に寄稿している。今は新聞もTVもダメだ、と嘆く寛。
一方秀平はTV局で、部下の滝口に、ある政治家のスキャンダルの証拠集めを指示。

優は大学後輩でネットニュース「バズとび」の編集をしている三ツ村翔星(正門良規)の勧めで記事を書いてみる事にした。

それは寛のやった、すき焼きに牛乳を入れるとおいしくなる話。

送った記事が採用され、続けて記事を書くよう言われる優。
就職の事を秀平と寛に話す優に、多少心配する父と祖父。
癒し系の記事を書くために那須高原へアルパカの取材に行った優は、写真を撮ってその記事を書き送った。

翌日優の記事を見た秀平は、他の写真も送ってくれと頼む。
記事に興味を持ってくれた事を喜ぶ優だが、彼が撮った写真の遠景に例の政治家が関係者と談笑している姿があった。

とんでもないスクープ映像。
ニュースで自分の写真が使われた事を知る優は秀平に怒るが

「俺はプロでお前は素人だ」と取り合わない秀平。

母が死んだ時にも突き放された事を思い出す優。


第二話「男だらけのマスコミ三世代に吹き荒れる恋の嵐!!」10/29放送
昔フられた女性からの結婚式招待状を受け取る優は、寛がフられた話を聞く。交際している女性がいたが、このコロナ禍や優たちとの同居で里心が付き、思わず結婚しようと言ったら、元妻との思い出の家で孫や息子とは住めないと断られた。
TV局で秀平は部下の井上智子(宮澤美保)に編集の問題点を直言されるが、視聴者目線の意見に感謝する秀平。

立ち去る秀平を見つめる智子。

寛からスーツを借りて元カノの結婚式に出席した優は、彼女から友人でライフプランナーの戸倉ほのか(宮澤エマ)を紹介される。

積極的なほのかはマスコミ三世代に興味を持ち、家を訪れる。

巧みな話術で秀平や寛を盛り上げるほのか。
ほのかが好きだという建築物巡りデートをする優はその一角で突然キスをされる。

段階をふんでからと思っていた優に「わかりました」と返すほのか。それ以降、彼女から返事がないまま建築デートの記事を書く優に注目する、ライター仲間の志麻さと美(石川恋)
ほのかが自分の知らないところで秀平や寛に会っている事を知り、二人に詰問する優。だがそれは上昇志向の彼女を育てる気持ちだと言い返される。本人に聞けと言われ、仕事帰りのほのかを捕まえてキスした理由を聞く優。
キスしたのは自分をどう思っているか知りたかったから。

返事しなかったのはつまらない男だと思ったから。

あの二人に会ったのは仕事をしたくて、とほのか。
翌日、いつも通りの朝食を食べる三人。


第三話「母の死の秘密!? マスコミ三世代一家が暴く真犯人」11/5放送
新内閣発足のニュースを見る秀平と寛。国土交通大臣に新入閣した清宮恭介( 高橋光臣)を見つめる秀平。

並行してトンネル崩落の報道。トイレに入っている時に寛が秀平に言う「動くな!あの子を守れ」との言葉を聞いてしまう優。
バズとびで三ツ村に清宮の事を聞くと「政治ネタはダメ。やるなら清宮の妻の女優 奥村麗奈(橋本マナミ)を調べろ」と言われる優は幼い頃、秀平と母のリエが清宮の事で争っていた事を思い出す。
優の記事がビュー二位になった事で優は千葉の「かっぱ祭り」取材を依頼される。現場で強引にカッパの川流れをやらされた優。

その帰り、トンネル崩落事故の対策本部があるのを見つけると、そこから清宮大臣が出て来る。

報道陣も来ており、たまたま挨拶で清宮とグータッチをする優。

施設点検と整備をやると住民に宣言する清宮。

秀平から、寛が付き合っている女性との結婚を阻止しろと言われる優。
TV局で清宮の件(施設の点検と整備開始指示)を入れようとする部下に「清宮のカットはいらない」と断ずる秀平だが、画像確認で優を見つけて驚く。
何で清宮に会った?と言う秀平は「母さんを死に追いやったのは清宮親子だ」と言った。ある不正を追っていたりえ。

黒幕は清宮大臣の父 清宮隆三(堀内正美)
本人を追い家に訪れると、当時高校生の息子が玄関で怯えていた。顔に傷。即座に父親が出て来て息子を家に引きずり込んだ。

翌日会社から清宮を追うなと警告されるりえ。

その事でりえは寛に相談していた。その後少ししてりえは死ぬ。
事件は秘書の門倉の自殺で幕が引かれた。

自分が殺したとの遺書が残っていた。
警察もそれ以上は追及せず。清宮の力による隠蔽。寛に止められても報道で政治の闇に切り込む、それが供養だと言う秀平。


第四話「歌に酔いしれプロポーズ大作戦!!」11/12放送
秀平から母の死の秘密を知り心が乱れる優だが、死ぬのは嫌だと思う・・・そんな調子で、記事が全く書けなくなった。
ニュースのトップが清宮だと聞き、局長に直談判して差し替える秀平。
朝食時「安易に動くと殺されるぞ」と優を脅す寛を諫める秀平。
優は外出している時、誰かにつけられている事に気付く。その事を話し、寛が代わりに買い物に出掛けるとやはり尾行を感じる。
秀平はTV局の廊下でたまたま清宮大臣に会い、是非自分の番組に出て欲しいと申し込んだ。威圧を感じる清宮。
そんな秀平が家に戻ると全身黒づくめの女性が家を覗いていた。

それは寛を振った元カノの冬木亜蓮(草刈民代)

尾行をしていたのは彼女だった。もう一度やり直したいという。

今まで彼女の方からプロポーズして断られて来た。
だからコロナのせいじゃなくてプロポーズして欲しかった・・・
寛は、失くすのは惜しいがプライドがあると言って断る。優は応援すると言うが、秀平は断った。帰りのタクシーが来て泣く泣く帰る亜蓮。

その後突然三ツ村と志麻さと美が訪ねて来る。

スランプの優を心配しての事。
ネットで寛の誕生日が今日だと知り、お祝いをしましょうと言うさと美に、最初は不愛想だった寛だが酒が入るうちにノリノリとなる。
局長から清宮が番組の「フロンティアニュース」に出演すると聞く秀平。
一方優は寛に懇願されて亜連の経営する眼科医院へ行き、目も悪くないのに診察を受け、外で話したいと持ちかける。
ビルの屋上で手紙を渡す。そこには寛が隠れており、飛び出して「今度は断らないでくれ!」と叫ぶ。マスク越しにキスする二人。
上機嫌で戻った寛は、この件は改めて秀平に話すと言い、清宮の番組出演に関して「優を育てていた頃は良かったが、今は抑えていたものが溢れ始めている」と言った。
番組中、モニターの清宮を睨みつける秀平。
翌朝二人に、結婚しても別々に暮らすと言う寛。

それを祝福する優と秀平。


第五話「恋するマスコミ三世代からスター記者が誕生!?」

11/19放送
最近書く記事のビューが伸びない優に、扱う題材について注文をつける三ツ村。
そんな優がネットニュース大手の「ニュース・チェイス」編集部の片岡直樹(野間口徹)から契約のオファーを受ける。

記事を読んで才能を感じたという。
寛も「波に乗れ」と激励。そんな優の異変に気付いたさと美が和田家を訪れ話を聞く。三ツ村を裏切るのに躊躇する優にそういう例はよくあると激励するさと美は、縁が切れても個人的に付き合ってと優に言った。辞めたいと言う優に了承したが「戻るところはない」と返す三ツ村。

一方虫歯の痛みに耐えられず部下に紹介された歯科医院を訪れる秀平だが、完全予約制のため出直し。

次の日に順番を待っていると、急に痛くなったと言って駆け込む女性。順番を守れと言う秀平に泣き落としで先に受診する女。

新しい環境で記事を書き始めた優だが、コラム名や見出しは検討して適切なものに直す場合もある、と片岡。

三本目でアクセス数が急増し喜ぶ優。
片岡の提案でネットの対談番組に出演する優。だが番組中上の空で、質問を振られた時「いいんじゃないですか」と答えて場が凍り付く。

それは「最近の災害に対しどう思うか」の問いだった。信用をなくした優に追い打ち。片岡が優の記事の見出しを勝手に変えて過激な内容にしており炎上(但しアクセス数はアップ)
こんなチャンスを逃すのかと言う片岡に、会社を辞めると宣言する優。

またデリバリーの仕事に戻った優が弁当を運んだ場所は

「バズとび」
注文したのは三ツ村。もう一度記事を書いて欲しいと頼むのに返事が出来ない優。返事の仕方を教えるさと美。

四人分注文したからみんなで食べよう、と三ツ村。

 

 

今日の一曲
このドラマのエンディング曲
 Peach&Apricot (竹内まりや&杏里)