名車再生!クラシックカー・ディーラーズ
「ホンダS2000」BS11 10/2放送
感想
日本ではあまり売れなかった様だが、欧米では人気だったらしい。
VTECシステムは知らなかった。いかにもホンダらしいアイデアメカ。
今回は油圧でメカを切り替える部分の故障であり、エンジン本体には手をつけず。
面白かったのはホイールの手直し。
焼き付け塗装後に旋盤での切削加工。
しかしこのクルマのヘッドライトウォッシャーの無粋なこと。黒いパーツがみっともない。塗装と同色にするとか、出るのはノズルだけにするとか少しは美的センスが欲しいものだ。
それにしてもこのクルマが65万円そこそことは(オレが欲しいゼ)
内容
1999年、ホンダが創業50周年を記念し、マツダMX-5に対抗し得るコンバーチブルとして発表したS2000。
2ℓエンジン、VTECシステム搭載、240PSを誇る。
ネット検索の結果2003年製 イムラオレンジのS2000を見つけた。
持ち主はニールさん。
元々欲しくて友人から買ったが不調(走るには走る)
エンジン暖まるとエンスト・・・・
マイクの試乗ではVTEC特有のパワー感がなくステアリングもヘン。
先方希望3,500ポンドを3,000に値切って妥結。
車種としては喜ぶエドだが症状を聞いて暗い顔。
まずECUの故障コードを見る。
「P0135」排気管のO2センサ故障。これは部品交換。
これで空燃比は改善。
次はエンジン。VTECは「Variable valve Timing and lift Electronic Control system」の事であり、低速時と高速時でカムの動作域を変えて理想化するもの。
中央カムが高速用(低速時には動かない)
切換え用のパーツを分解した結果ではスプールバルブ、ソレノイドには問題ないが、シリコンのシーリングがフィルタを目詰まりさせ油圧を殺している事が判明。
シーリングとOリングを交換して空気圧を使い作動確認→OK
マイクは腐食したホイールを業者に持ち込む。キレイに出来るという。
ホイールを硝酸プールに浸けてサビ落し。
次いでペーパー掛け後、炉で加熱しパウダー塗装。
その後専用旋盤を使ってダイヤモンド・カット加工しクリヤ塗装。
エドは次にステアリングの修理。ステアリングラックの分解。
電動リニアモーターによる機構で、直接ステアリングラックを回す。
マニュアルによれば修理不可のため中古品を入手して交換。
次にヘッドライトカバーくすみの研磨。ディスクと研磨剤を使う。
その後ヘッドライトウォッシャーの修理(ポンプ交換)
オーディオ系のヘッドユニット交換。
ハンドル手許でのオーディオ操作可能。
シフトノブをオリジナルに交換し、タイヤを戻して完成。
費用一覧 円換算(\150/£)
Car 3,000 450,000
VTEC Parts 120 18,000
Steering rack 120 18,000
Cosmetics 200 30,000
Wheels & tyres 680 102,000
Other Parts 260 39,000
Total 4,380 657,000
テストドライブはエイボンのチェダー渓谷。VTECは快調に作動。
広告を出すと売主のニールさんが来た。
元々好きな車。買い戻したい。
6,750出すという相手に強く7,000ポンドでと言うマイク→交渉成立。
今日の一曲
ブロ友の山崎利雄さんのところで思い出したイチオシの一曲。
Lillies of the Nile Crusaders