#80年代青春シネマを語ろう「卒業白書」1983年 再レビュー | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

原題:Risky Business

ブロ友ジェーン・ドゥさんの提案に皆さん参加。

遅まきながら参戦します。
ハッシュタグの使い方をやっと知ったヤシマであった・・・

 

「青春シネマ」と言えばコレ。17年前にもレビューしている。
前回レビュー

 

トム・クルーズについては「キューブリックが語るキューブリック 」の時にもちょっと調べたが、彼自身大きなハンデを背負っている(詳細はウィキペディア参照
学習障害があるという。bとdの区別がつかず文字を読むのに苦労
したらしい。

監督・脚本 ポール・ブリックマン
音楽        タンジェリン・ドリーム
 

キャスト
ジョエル・グッドソン   トム・クルーズ
ラナ              レベッカ・デモーネイ
マイルズ         カーティス・アームストロング
バリー            ブロンソン・ピンチョット
グレン            ラファエル・スバージ
グイド            ジョー・パントリアーノ
ジョエルの父      ニコラス・プライアー
ジョエルの母      ジャネット・キャロル
ルザフォード      リチャード・メイサー

予告編


感想
この作品はトム・クルーズ主演の第1作目でもあり、実は「トップガン」を観たすぐ後にビデオで視聴したのだが「こりゃあ大スターになる!」と確信した。
この撮影当時は21歳だったらしいが、一旦トレーニングで体重を落としてから幼児脂肪をつけてぷっくりさせたという。
白ブリーフで踊り回るシーンがいろんなところでネタにされた。

ホントお気楽な高校生。途中までは「何やってんだ、こいつ」と多少ムカ付く感覚もあったが、ラナちゃん登場でこっちもコーフン。美人という感じではないがバツグンのプロポーションでちょっとワル系の香りも漂う。案の定娼婦仲間を呼び込んだ。

一番の見せ場は「ポルシェ水没」もう笑うしかない・・・・
そしてラナのアイデアによるセックスパーティを経て経営センスを発揮するジョエル。あの「地下鉄遊び」にもやられた。
第二の見せ場は家具全てを持ち出されてがらんどうになった家。

これだけの修羅場を乗り越えた最後に、クリスタル置物のちょっとしたひびなんてゴミ・・・立派な「社会修練」映画ダナ。

彼が使った事で、低迷していたレイバンの「ウェイファラー」は売上げが20倍になったという。
いずれにしても、内容分かった上でも再視聴に耐える作品。
原題の「Risky Business」よりは邦題の方が含蓄があってスキ。

あらすじ
シカゴのハイスクールに通う17歳のジョエル・グッドソンは経営系の学部への進学を目指しているが、頭はSEXの事で一杯。
そんな時に両親が旅行に出掛け、留守番を頼まれるジョエル。
解放感で酒を飲み、ロックをかけ下着で踊るジョエル。

また父親のポルシェ928にも乗り放題。

そこへ友人のマイルズが彼女を連れて来て、部屋を貸してくれと言う。欲求不満のジョエルにマイルズが売春婦を呼ぶが、それが黒人のオカマでひと揉め。手数料を払って引き取ってもらうが、好みの若いコもいると言われて劣情に負け、それを頼むジョエル。

訪れたラナに人目惚れして一夜を過ごすジョエルだが、翌朝300ドルを請求されてがく然とする。

銀行に走って、祖母からもらった国債を銀金化するジョエルだが、家に戻るとラナはおらず、母親の大事なクリスタルの置物が消えている。
マイルズと共に何とかラナを見つけるが、彼女はポン引きのグイドと揉めていた。その場からラナを連れ出しポルシェで走るジョエル。結局その晩もラナと過ごす。

翌日授業で学校に行くジョエルだが、残したラナの事が心配で飛んで帰る。ラナは仲間の娼婦を呼んで商売を始めていた。
彼女らを追い返してラナと口論になるジョエル。だがそんな時に父のポルシェが、サイドブレーキを引いていなかったため湖畔の斜面を動き始める。一度は止まったが桟橋が崩れ結局水没。

修理には600ドルかかると言われ途方に暮れるジョエルに、ラナが金持ち相手のセックスパーティを提案。

やむなく同意して、友人バリーを会計係に巻き込み始めてみると大盛況で、舞い上がるジョエル。

そんな時に、彼が進学を希望しているブリンストン大学の面接官ラザフォードが家庭調査のために訪れる。

娼館の様な状況を説明するため腹をくくるジョエル。
ハードなもてなしとジョエルの才覚に満足して帰る面接官。

パーティが終わり最終の集計をするジョエル。

娼婦たちへの支払いも済ませた。

ラナと「地下鉄遊び」を楽しむジョエル。



翌朝家に戻ると、家の中の家具が全て持ち出されていた。

ポン引きのグイドの仕業。慌ててグイドの元へ駆け込み、売上げ金8,000ドルをはたいて家具を買い戻したジョエル。
家具を家に運び込み、車も修理から戻って来た時に両親が帰って来た。母親が例のクリスタルにひびが入っているのを見つけてジョエルを叱る。しょげるジョエル。
だがその時電話がかかり、それを受けた父親がブリンストン大学からジョエルの入学を認めるとの知らせを告げた。