Hi everyone!
お元気ですか?
現在の全米感染者数:699万3045人以上
全米死者数:20万3594人以上
昨日、COSTCO で「試しに」買った物の中に、実はコレが。
早速今日食べてみたら…。
さて。
毎日あんまり気落ちするから、ニュースは控えようと思っても…。
この国の大統領は連日のように爆弾発言するから、控えたくても控えられへん。
昨日はまた記者の質問に対してこんな発言を。
トランプ:どうなるか様子見ないと。…投票用紙を一掃したら、譲渡はない。継続するだけや。
RGB死去以来、その穴埋めの連邦最高裁判事の任命に余念がないトランプですが、なんでかというと「郵便投票は不正の塊や。その時に連邦最高裁にちゃんと9人揃ってないと」という考え。
どういうことかというと…。
2000年のブッシュ対ゴア選の前例があるんですよ。
あの時、フロリダが想像以上の接戦になった。当確も一転してはまた一転。最後に残っていたのは民主党基盤の地域で、その数え直しになったり、フロリダの共和党選挙委員長が数え直しを拒否したり、と泥沼に。11月末にフロリダはわずか537票差でブッシュの勝利を発表。これをゴアが訴えて主張が通り、州最高裁は数え直しを命令。
選挙の日から1カ月以上経っても結果が出ず、結局連邦最高裁が介入して、ブッシュの勝利を認めたカタチに。
で。
「平和な譲渡」をこれ以上乱さないために、ゴアはここで折れたんですね。
でもゴアがもっとゴネようと思えばゴネることができたんです。
アメリカは市民の一般投票で決まるけれど、実はもう少し複雑でエレクトラルカレッジなるものがある。日本語訳を探すと「選挙人団」と出てる。
建国当時は広い国土でテレビもない時代に、一般市民が候補者のことを詳しく知って判断することが難しかった。それで選挙人なる集団を作って、彼らが市民の声を反映することにしたのです。
だからそれぞれの選挙区に人口比に見合った選挙人がいて、一般投票の結果に基づいて投票する。
正式には、今年の選挙なら12月23日までにすべての選挙人による投票用紙が上院に提出され、1月6日に開票されます。
といいつつ、それがプロトコルなのでここに法の抜け穴があれば、例え選挙で負けても勝てる。
トランプはコレを狙っているわけです。
どういうことかというと。
まず選挙人の選出は州によって規定が異なりますが、選出するよりも州議員が任命する方がお金がかからない。それで任命する州が少なくない。
なのでトランプは激戦州の州議会に働きかけて、選挙人の任命にトランプ支持者を選ぶように動いているらしい。
激戦州も州議会は多くが共和党優位なんですよ。
でも本来なら選挙人が誰を支持していようが、市民の投票に基づくのだから関係ないはずですが…。
ここでトランプに有利な連邦最高裁判事が必要になるんです。
トランプが敗北した際は、選挙そのものが不正だったと連邦最高裁に訴えるわけです。それで連邦最高裁に投票は無効だと宣言して、選挙人による投票で決めることにしてもらう。
郵便投票は信頼できないから数えない、なんてことになったら、民主党の大多数が郵便投票を予定しているから結果はひっくり返ります。
郵便投票用紙をいつ開封するかは州というかカウンティによって変わり、選挙当日のイチバンに数えるカウンティもあれば、普通の投票の結果が出てから一番最後、というカウンティも。
時間がかかるカウンティがあると、勝手に打ち切られるかもしれない。ブッシュ対ゴア選の時も、数え直しに時間がかかり過ぎるというのが連邦最高裁の言い分で、ブッシュ勝利が決まった。それもたった537票差!
今朝起きたら、ツイッターも一夜にして「VOTE IN PERSON」(投票所で投票)がスゴイことに。
すると、
「不在投票をリクエストした人は、当日その不在投票用紙を持参せなアカンで」
と注意を呼びかける人や、
という人がいれば、自分のカウンティでは不在者投票を持参するだけではダメだとか、ここのカウンティでは最後にしか数えられへんとか。
まさに混沌とした状態。
私も、郵便投票や。やっぱり並んでも投票所に行かな。でも紙に残ったら追跡できるから、やっぱり郵便投票や。
とか二転三転してきましたが…。
またやっぱり投票所に出向こうか、という気になってきた。当日じゃなくてもラスベガスは早期投票できるから、それで投票しようと思います。
息子たちも連れて投票所に行く。
それにしても。
投票という国民の極めて基本的な権利を執行するだけで、こんだけ大騒ぎせなアカン。
昨日のトランプの発言を受けて、ナンシー・ペローシはトランプに向かって、
そやそや!もっと言うてー。
だって、ですね。英語でいう「Peaceful transfer of power」平和でスムーズな権力の引き継ぎというのは、初代大統領のジョージ・ワシントンの時から引き継がれてきた民主主義の根底なのです。
ワシントンは圧倒的な支持があったので、生涯大統領でいることもできた。大統領職が2期までと制限されたのは、フランクリン・ルーズベルトが4期当選して死去した後のこと。
でもワシントンは民主主義の存続のために2期で辞退し、平和な引き継ぎを国民に示すために、第2代大統領ジョン・アダムスの就任式にわざわざ出席した。
これはワシントンの遺産なんです。
民主主義を象徴する伝統を、ドナルド・J・トランプが崩してはいけない。
「これは単にドナルド・トランプ対ジョー・バイデンの選挙とちゃう。ドナルド・トランプ対民主主義の選挙や。民主主義が勝たなアカン」
さすがに共和党議員もヤバイと思ったのか、
ところがリンジー・グラハムは、
どんだけ往生際悪い。
グラハムは2016年に連邦最高裁に空席ができた時、選挙までまだ9カ月もあるのにオバマの任命を拒んだんですよ。選挙に近い時は、次の大統領が決めることが民意を反映する、と言ったんですね。
2018年にもまだ、
「もし2020年に空席ができても、次の大統領選が終わるまでは空席にするよ。この言葉、後であの時ああ言うたやんと使ってくれてかめへんで」
ところが。そこまで平気で掌返して恥ずかしないか、というくらい実際にその状況が来たら「コレはすぐに次を承認せなアカン」。
グラハムの対抗馬である民衆党候補ジェイミー・ハリソンは、RBG死去以来、上院選としては記録的な寄付が集まっているらしい。今日グラハムがFOXニュースでボヤいてた。
同じ党の大統領の尻拭いに、上院がこんな当たり前の決議を出さなアカンとこまで堕ちた感が否めない。
選挙権のある方は、お住まいのカウンティの状況を詳しく調べて、清き一票が無効にならないように今一度ご確認を。
不安な方は遠慮なくご連絡ください。確認のお手伝いをさせていただきます。
大統領選まであと
#InThisTogether
#AloneTogether
#VoteInPerson
ひとりでもひとりぼっちじゃないから。
ひとりではできないことでも、皆んなで助け合って励まし合って、心をひとつにしたら山をも動かせる。
今日も無事に過ごせたことに感謝して、明日も一緒に頑張りましょうね。
ユーチューブ「親子ラップ」第2弾アップしました。よかったらクリックしてね。
「還暦ママの親子ラップ」
では、お元気で。
では、お元気で。
Have a nice day!
よかったら、ポチしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキング