今、世界では「made in China」のイメージが急上昇している事実をあなたは知っているか? | 世界を旅してたら台湾で中国語の先生になってました。

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あなたは「made in China」に対して、どんなイメージを持っていますか?

(ここで言う「made in China」とは中国で作られた製品のこと全般を指し、海外メーカーの中国生産も含まれます)

 

 

安い?

すぐ壊れる?

デザインがショボい?

パクリ?

 

 

確かに、「made in China」 = 質が良くないイメージがあるのではないでしょうか。それはやむを得ないことだと思います。

なぜなら、一昔前はそんな商品が大量に出回っていたし、今でもそんな商品は山程あるからです。

 

 

でも、いいところに目を向けてみましょうよ。

 

 

現在、私達の生活の中にはmade in Chinaが溢れていますよね。家にある日用品、雑貨、電化製品など、多くのモノはmade in Chinaではありませんか?

 

それは、

 

安かったですか?

すぐ壊れますか?

デザインはショボいですか?

何かのパクリですか?

 

 

もちろん、安くてすぐ壊れるものもあると思いますが、いいものもたくさんあることが分かるはずです。例えば100均の商品はその多くが「made in China」ですが、安くてもいい商品はたくさんありますよね。

 

 

iPhoneもいい例です。メーカーはアメリカ企業、生産を請け負うのは台湾企業、実際の生産は中国。つまりこれも言わば「made in China」です。世界トップクラスの素晴らしい商品ですよね。

 

 

海外ファッションブランドの製品だって、「made in China」がとても多いはずです。

 

 

つまり、中国は安くてチャチイ商品以外にも、世界で認められる良い製品をつくる技術を持っているということです。それにも関わらず特に日本では「made in China」のイメージは低いのはなぜか。

 

 

それは、「made in Japan」と比較するからだと思います。

 

 

日本製品は高品質で、デザインが優れていて、壊れにくくて、洗練されている。

 

 

確かにその通りだと思います。

 

 

それと比べたら、「made in China」はまだまだ発展途上。そんなふうに思っている人が多いのではないでしょうか。それもそうでしょう。日本は基本的にモノの生産コストが高いので、当然高単価で技術が詰まったモノは生産しますが、低単価なものはコストの安い中国に価格競争で敵わないので作りません。

 

 

すると、必然的に「made in Japan」の方が良い製品となってしまう。どうしても比べる対象がズレてしまうんです。

 

 

中国はいい製品もつくる。つくれる。

 

 

これに気がついている人はどれくらいいるでしょうか。

 

 

既に世界では「made in China」の品質を認めている国が増えているように感じます。僕が世界一周したときに、南米のボリビアに携帯アクセサリを買おうと市場に行くとお店の人が、

 

 

「これは中国製品だからモノがいいよ」

 

 

と言っていたのを聞いた時は正直衝撃を受けました。

どこの製品と比べてそう言ったのかは分かりませんが、「made in China」に対する僕の味方が変わるキッカケとなった瞬間でした。

 

 

あと、最近世界中で人気のドローンは中国が高いシェア率を誇っており、「made in China」どころか、中国メーカーが作っているのです。

 

 

今までは、海外メーカーが商品を企画して中国でつくる「made in China」でしたが、今は中国が自社で企画、開発、生産を全てやる。そんな時代になっています。

 

 

ドローンだけではありません。

 

 

日本が昔から幅を利かせているカメラ市場、僕もずっとNikonやCanonを使っていますが、360度カメラは最近リコーから、中国メーカーのものに買い替えました。

 

 

なぜなら、そちらの方が機能がいいからです。

 

 

値段も安くありません。

品質も良いです。(世界で使われている)

一瞬で壊れたりはしません。

デザインも洗練されています。

 

 

ついに僕も、カメラ製品を中国メーカーのものを買う時代が来たかと正直驚きました。これは本当につい先月の話です。

 

 

このように、僕が知らないだけで、他の分野でも中国がリードしているモノはたくさんあるはずです。

 

 

それに気づいている人はどれくらいいるでしょうか。

 

 

「made in China」はもはや昔の「made in China」 ではなくなっています。「made in Japan」のブランド力との差は縮まっているのは明らかです。

 

 

世界中の人々が今以上に中国メーカーの「made in China」の製品に長い行列を作る日は近いと僕は思います。

 

 

いや、むしろ僕が知らないだけで既にそうなっているのかもしれませんね。

 

 

時代は確実に変化しています。

 

 

その変化を認め、自分たちもそれにいかに順応できるか、それがこれからの時代はとても大事になってくるのではないでしょうか。