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AC100Vウインチを無線化する(3)配線、組み立て、駆動テスト [無線ウインチを作る]

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格安の中華製無線スイッチモジュールを使用してAC100V 980W電動ホイスト(ウインチ)をワイヤレス化します。
前前回、無線リレースイッチモジュールの作動テスト、と後付20Aリレーの接続テストを終了

そして前回、リレーの割り込み先を詳細に調査して「割り込み配線図」を下記のとおり作製しました。


1.ウインチ・モーターBOX内への割り込み配線

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新しい配線図に従い無線スイッチのリレー配線をウインチのモーターボックス内端子に割り込ませることにします。

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(1)ホイスト・モーターボックスのカバーを開け

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(2)有線スイッチから導かれた4色線の配線先を再確認する。

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(3)新たにリレーに繋がる4線同軸ケーブル(12A)を引き込み、スイッチからの4色線の接続先に割り込ませていきます。

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スイッチからの黒線とリレーからの黒線を棒付き圧着端子で圧着して

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根元に絶縁カバーをかけ、ピンを所定の長さに切りそろえて、もとの端子口に戻して固定する。

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同様に他の3色もそれぞれ接合して割り込ませるとモーターボックスの配線は終了です。

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コンデンサーを元の位置に戻して、カバーを閉じる。



2.無線BOX・リレーBOXの組み立て、配線

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(1)無線BOXを組み立てる

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エフェクターケース改造し、無線モジュールと後付リレー2個を収納してモーターボックスのカバーに固定します。

RIMG0330.JPG
無線モジュールの端子口はとても小さいので棒付き圧着端子を上手く使って組み立てます。

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気になるのは、20Aリレーの電源がDC12Vなのになぜかトリガー電圧がMAX10Vになっている。
とりあえずはこのままでも動かない事はないが、後で故障は嫌なので、5Kオームの抵抗を通してトリガー端子に接続しましす。

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エフェクターケース内にモジュールを組み上げた時点で全チャンネル通電テスト    全て OK!

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エフェクターケースをモータボックスのカバーに固定して、モーターボックスからの4線同軸コードをエフェクターケース内に引き込み後付リレーに接続配線してエフェクターケース内の配線を完成させる。

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エフェクターケースのカバー上にもう一個プラケースを乗せて、

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最上段のケースには外付けリレーC・D(兼用)と15Aのヒューズを収める。


3.ウインチ駆動テスト

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全て組み上げて、ウインチの駆動テストです。

いきなりバシッとショートして、嫌な煙が漂うのではないかとヒヤヒヤしながら、

(1)無線リモコンスイッチA、Bボタンを同時に押すと
ウインチがガン!とびっくりするくらい大きな音を立てて、ワイヤーを巻き上げ始めた。

(2)ボタンから指を離すとウインチはストップ

(3)続いてC,Dボタンを同時に押すと逆転してウインチダウンを始める。

大成功です!

RIMG0341.JPG

全て設定どおりに作動して、発熱などの兆候も無く、駆動テストは無事成功です。!

当初、手本になるものが少ない中で、推測で作った割り込み配線図が
期待通りに的中して、無事に駆動操作することができて本当にホッと安堵しました。

ウインチの無線化により、屋根工事のいろいろな局面で、セルフビルト作業の支援が期待されます。

ウインチタワーの組み立てやウインチワークは雪解け以降ですので、今回のワイヤレスウインチの動作確認作業はここで終了にします。

追記 〔A〕,(C)からのトリガー配線をリレー(B,D)のs端子にも伸ばして接続すると、 リモコンのA,CスイッチボタンだけでUP,DOWNできるはずです。 時間ができたら、試してみるつもり
整流ダイオードが必要
https://www.monotaro.com/p/0993/7803/

参考過去記事「ウインチをワイヤレス化する(1)情報収集・ワイヤレスモジュールの通電テスト」
参考過去記事「ウインチをワイヤレス化する(2)割り込み配線図作成」

3端子可変抵抗器の使用方法
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1444716269




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コメント 21

tsun

最初のスイッチ押しはドキドキしますよね。
無線でON/OFF出来ちゃえば、あとは今まで通りのウインチということですよね。
もう完璧ですね、お疲れ様でした。
by tsun (2017-02-28 18:42) 

ワンモア

素晴らしい出来栄えですね。
配線が完了してからの最初の電源入りは私もドキドキします(;^ω^)
by ワンモア (2017-02-28 22:42) 

kinkin

動作して良かったですね。
ところで無線モジュールが収まっているケースは金属の箱に見受けられる
のですが、樹脂ケースですよね。
金属だと電波が箱で遮蔽されてしまい短距離でしか反応しないかと
思います、この点は大丈夫でしょうか。

by kinkin (2017-03-01 05:10) 

ma2ma2

テスト作動うまくいっていよかったですね!
最初はどうかなって感じでも動くと嬉しいですね(^^)
by ma2ma2 (2017-03-01 07:28) 

ロートレー

tsunさん
いろいろ失敗した後の完成だったので、動いたときは嬉しかったです。
これで、屋根の葺き替えも上手くいきそうな気分です!
by ロートレー (2017-03-01 07:44) 

ロートレー

ワンモアさん
電子部品の工作は、今回初めてだったので組み立てには結構苦労しました。
強度の老眼鏡をルーペ代わりに使用いたりして(笑)
by ロートレー (2017-03-01 07:57) 

ロートレー

kinkinさんに見つかってしまいましたね
丁度良いプラケースが見つからなくて、アルミケースを使ってしまいました。
丸まっていたアンテナ線を伸ばして箱の外に出したのですが、穴の周りはブッシングなしです。
もし操作に支障出るようならケースを交換しなければいけないかもです(汗)
by ロートレー (2017-03-01 08:40) 

ロートレー

ma2ma2さん
やっと完成しました。
私にとっては不得意分野だったので、嬉しさひとしおです(^^)
by ロートレー (2017-03-01 09:01) 

kinkin

ケース外にアンテナ線を出してあるなら大丈夫でしょうかね。
315MHzだから25cmぐらいの線が出てるのかなと思いますが。
by kinkin (2017-03-02 07:00) 

松井 一文

遅れ馳せながら、もしかしたら、無線スイッチのボタン(と無線受信基板の小リレー)を二個だけ使って、3個の大リレーを二個ずつ動作させられそう、いえ、させられるかも知れなさそう?な接続方法を考え付きました。

私は電痴なので、詳しい方から何も出て来ない以上、無理でまたデマかもしれませんが。


大リレーを3個横に並べて、2個の小リレーからの2~10Vを夫々二股にして、端と真ん中のリレーのSIGに夫々振り分けます。

そうすると、真ん中(コンデンサー用)の大リレーのSIGには両方の小リレーからの線が繋がり、結果どちらの小リレーがONしても、OFFの小リレーまで逆流して大リレーは全部ONしてしまいます。

そこで、この「逆流」に着目して、そこに順方向には流れて逆流には流れない「ダイオード」を両方共入れれば、ONしていない反対側の大リレーには、作動させる2~10Vが流れず、ONした小リレー側の二個の大リレーだけをONさせる事が、出来るのかも知れません。

これは、扱いなれたロートレーさんが秋月電子に電話なりで問い合わせれば、ダイオードと大リレー基板のパーツの特性から見て可能かどうか?、回答を得るのは簡単と思います。

まあ、今更変更する事にメリットが有るとしても、
1)リモコンのボタンを1個だけ押して操作出来る。
2)結果、ボタンを同時に押せなく設定出来る。
3)2系統を温存出来るので、電子基板が長持ちした場合に、可動部分(ボタンや小リレー)が壊れても振り替えて延命出来る。
位なので、調べる価値も無いかも知れませんが。

それと、またやり取りが分散して来て、私の頭では追い付きませんので、最新版?に纏めさせて下さい。

チェンソーのチューニングに関しては、基本的にOKなのですが、核心部分を公開の場に晒す事は、控えたいです。

というのは、簡単な事ですし、林業の現場に取り入れて、仕事を楽にして欲しいと思うからです。

それには、メーカーに取り入れてもらうのが一番で、その為には、どこかで既に実行されてる、というのが大抵の場合マイナスになるからです。

主流になった物なら形振り構わず取り入れ、今迄無かった物にも触手を動かすのに、何処かで細々やられている物とかには、拒絶反応を示す場合が多いですから。

まあ、排ガス対策の実態が見えないので、その点でメーカーでは不可能なのかも知れないのですが、可能性だけは潰さないで置きたいのです。

メーカーならば、使う人に覚えてもらう操作が二つ有るのを、一つに減らせそうでも有りますし。

こうやって書いてるのも、本当は拙いかもしれませんし、私にはメールと電話位しか有りませんが、非公開のやり取りへの移行を考えると言う事でお願い致します。


それと、最近はG365がとんと話題に上りませんが、どうなっているでしょうか?。

簡単とはいえ、使い方を身に付けるまでは、いとも簡単に焼き付かせてしまう可能性も無いとは言えませんので、やはり練習は、解り易くもある、古い方のG365でされる方が、リスクが少ないと思いますので。

by 松井 一文 (2017-03-02 22:17) 

ロートレー

kinkinさん
いつも、私の無知暴走気味の行動を気にかけていただき感謝します。
アンテナ線は、確かに25cm弱くらい表に出ていますので、目視できる範囲で操作は大丈夫かと思いますが、アルミ屋根の上に上がってしまうと受信機は見えなくなるのでちょっと心配はありますね~(^^)
by ロートレー (2017-03-03 07:39) 

ロートレー

松井さん
流石です。
仕組みは何とか理解できました。
リレーの逆起電防止用のダイオードがあったはずなので、試してみたいと思います。
1動作にボタン2個を同時押しするのはいかにも素人の解決方法ですものね。

G365は重症です。
高所から落下させた後、火花が出なくなり、プラグコードを交換してみました依然起動不能です。
死んでしまったとは思いたくないので・・・・・・・・・・・
いつかの回生を目指したいと思います。(とほほです)
by ロートレー (2017-03-03 08:10) 

松井 一文

ダイオードをお持ちなのですね。

更に調べても、電痴には確証は得られませんでしたが、ツェナーとかではない普通のダイオードでしたら、漏れ電流は問題外に小さいらしく、SIG端子の消費電流も、小さいダイオードでも余裕な量らしくはありました。

お持ちのの型番がわかれば、それからデータシートが見付かるでしょうから、確認して見て下さい。

それと、12Vを10V未満に絞る抵抗ですが、SIG手前に夫々付けるより、小リレー2個の上流の分岐前に1個だけ付ける方が良い様で、部品点数を減らす事で故障の頻度も減らせるんだそうです。

ただ、通電時間はほぼ倍になるので、十分余裕を見たサイズにしないと、発熱でまた寿命は縮んでしまいます。


G365は大変な事になってしまっていたのですね。

各部には、曲りや歪みや割れのダメージは有るのでしょうか?。

衝撃でまたスイッチがどうにかなってOFF状態、なんて事は無いですよね?。

確か点火系のクリアランス調整はされてたと思いますので、その辺も確認済みなんでしょうね。

となると点火系パーツの交換が必要かもしれませんね。

少し前にヤフオクに出てたのですが、今は一つも無かったです。

また出るでしょうから、チェックしていれば入手出来るでしょう。

側も損傷しているのでしたら、部品は割高なので、部品取りで1台丸ごとも良いかも知れません。

by 松井 一文 (2017-03-04 03:33) 

gyouza

まったく同じウインチを購入し、同じく無線化したいと思い、調べていたらこの記事にたどり着きました。
まさにやりたい事が全て書いてあり、非常にありがたかったです。
無線化・・・正直ナメてました。工業高校の電気科を出ていて、少し知識があるつもりでしたが、全然でした。正直、理解するもの難しいレベルです。。。
単純にON、OFFだけの配線だと思ったら、こんなに複雑だとは・・・
正直、諦めざるを得ない現実を叩きつけられた感じです。勉強になりました。
高いお金出して元から無線のものを買いなおす必要がありそうです。
早期に気づけて、本当によかったです。有難うございました。
by gyouza (2017-03-04 14:53) 

ロートレー

松井さん 超お早うございます!
小リレーに出力電流を供給する根元に抵抗を入れる!
完全に納得です
電痴などとご謙遜ですが、私からははるかな上級者とお見受けしました。
おかげさまで、幼稚な回路がリファインで来そうです。

G365はガイドバーを外して作業場の壁のフックにぶら下げていたものを、弾みでコンクリートの床に落としてしまったのです。
外観はまったく問題なかったのですが、沈黙してしまいました。
マグネットのクリアランスから再調整し直して手を尽くしたのですが、まだ回復に至っていません。
アドバイスいただいたように、起電モジュールの出物を待とうかと思います
いろいろありがとうございます。

またアドバイスをお願いいたします(^^)
by ロートレー (2017-03-04 15:07) 

ロートレー

gyouza さん ちょっと待ってください。! もったいないです。

普段,木工しかやったことのない私でも出来たのです。
この記事は、最終記事なので一見複雑そうに見えますが、中身は、手動スイッチの動きをリレースイッチに置き換えるだけです。
是非記事の一番最初の過去記事から読み返してみてください!
格安で無線ホイストを手に入れることが出来ますよ(^^)

こちらの記事を読んでみてください!
http://lawtray3.blog.so-net.ne.jp/2017-02-16
by ロートレー (2017-03-04 15:46) 

あき

はじめまして!
私も無線化にしたくていろいろ見てる内にたどり着きました。
一つ質問があります。
アップとダウン、両方のスイッチを同時に押すとどうなるのでしょうか?
安全装置のようなものが働くのでしょうか?
もしくは、どちらかが優先で動くのでしょうか?
by あき (2018-02-15 17:39) 

Sara

優れたシェア!私はちょうどこれについて少し宿題をしていた同僚にこれを転送しました。
そして、彼は実際に私に朝食を買ったのは、
私は彼のためにそれを発見した...笑。だから私はこれに言い直すことができます....

食事のためにありがとう!しかし、ええ、これについて議論する時間を費やしてくれてありがとう
ここであなたのブログに問題があります。
by Sara (2018-03-01 15:49) 

あんかー

やはり1つのボタンで操作したかったのですね?操作スイッチを再現出来れば良いのでレシーバーのAリレーとBリレーで各々2つパワーリレーを接続。Aで動作するパワーリレーで黒と白、緑と茶が繋がる。Bで動作するパワーリレーで黒と茶、緑と茶が繋がる様にします。
緑-茶共通なので1個と考えるのではなく異なる信号で動作するリレーでも緑-茶が繋がると考えです。
by あんかー (2018-09-20 23:08) 

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