再起の壁/スティーブン・フルトンVSルイス・ヌニェス

井上にとり過去一番の敵と言われたスティーブン・フルトンが6月15日(日本時間同16日)に再起します。井上戦の前にフェザー級でブランドン・フィゲロアと再戦の話もあったフルトンは元々階級アップを示唆していましたし、フェザーを飛び越えてSフェザーで再起するかもと言われていました。

井上はその後タパレスに勝ち4冠統一、もうすぐルイス・ネリとの決戦ですが、十分休んだフルトンも遂に再起です。そしてその相手が極上、さすがや。
フルトンは元々相手を選ばない。自分に自信を持っているので決まった相手と戦うだけだった。

フルトンがフェザー級でどのような活躍をみせるのかが気になっていた。それが井上の未来の指標にもなる。ブランドン・フィゲロアが暫定王者として通用しているから十分やっていけるだろうが、フルトンはこの階級では大きくもなくパワー優位でもない。真骨頂の負けにくいスタイルでどこまでやれるのか・・・

スティーブン・フルトンVSルイス・ヌニェス

ルイス・ヌニェスは何度かこのサイトでも紹介したプロスペクトです。

日本の堤が戦ったルイスと同国人だが、強いのはこっち。

ドミニカンは見た目がよく才能の塊にみえる。王者候補だとおもうが、過去を振り返るとドミニカンの寿命は短い。小國とやったジョナサン・グスマンはどこへ行った?本場の一流に勝ちきれないのは、シャクールと戦ったエドウィン・デ・ロス・サントスも同じだ。シャクールに負けない才能の持ち主だった。ジェイソン・ロサリオは統一王者になったのにジャーメル・チャーロにすぐに負けてしまった。

そこらへんの雑味がドミニカンにはある。

ヌニェスはスピードもパワーもスティーブン・フルトンに負けていないので、リングIQや奥の深さが試される。

最近は相手も強く接戦が多いので、やはりフルトンが有利かな。

この試合はフルトンがWBA2位,ヌニェスがWBA6位だが、6月1日に新王者レイモンド・フォードがニック・ボールに勝てば王座を返上しSフェザー級に上がることを示唆しているので王者決定戦になる可能性もあるとのことだ。

どっかの3男

「次は世界。それしか見ていない。次、世界戦になるのか分からんけども、相手は強くなってくるから。たぶん俺、そっちのほうが絶対いけると思う。逆に打ってきてくれるから。打ってきてくれるぶん、ガードが空くからチャンス。全然、そっちのほうがいけるなと。向こうがチャンピオンとかになってきたら絶対、打ってくるやん。そこで合わせられる。だから次はお客さん、もっと楽しい試合になる。ほんまに打ち合いになると思う」

なんて、どっかの3男が発言していたが、どの口が言う、負けからの代役相手に復帰しただけのこの家族はヌニェスみたいな怖い相手は絶対避ける

復帰戦で強者と戦うスティーブン・フルトンのファイトに注目です。

個人的にはヌニェスが勝っても驚きません。ヌニェスの方が好みのスタイルです。

フルトン

「俺はイノウエから何も奪わない。打ちたいように打てなかった。彼は正々堂々と勝っていた。彼は素晴らしいボクサーで、俺にチャンスを与えてくれた。もっと良く戦えたはずだったから、自分自身に腹が立っているだけだ。今年は俺にとって大きな年になる。今年は3度の世界チャンピオンになるつもりだ。6月15日に始まる。待ちきれない。俺を止められるのは俺だけだ。落ち着かない場所に足を踏み入れて、再び一生懸命に取り組む準備はできている。」

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