
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の次の2試合が決まったと米リング誌(電子版)が6日、報じた。
5月4日に米ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBA同級2位ラモン・カルデナス(29=米国)
9月14日に東京(会場は後日発表)で、WBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)
で決定だそうです。
勝ち抜けば、年末にリヤドでフェザー級、ニック・ボールに挑戦(ニック・ボールもドヘニー戦やその次があるのかわからんが)
そして公言通り、またSバンタムに下げて中谷との試合(中谷がその時何級でどんなポジションなのかもわかりませんが)
というスケジュールだそうです。
フェザーに上げてまた下げるというのが個人的には?ですが、アフマダリエフ戦後3カ月の間に体重やコンディションを維持したまま、そのままフェザーまで体重の余裕があるのはいいことだという判断なのかもしれません。Sバンタムに下げるというのはあくまで来年、中谷がどんなポジションにいるか次第です。
中谷が一気にフェザー級で世界王者となり、井上とフェザーで激突してもいいわけです。体格的にも技術やパワーでも、フルトンやレオには勝ってしまいそうな中谷ですから。
トップランク、ボブ・アラムとの契約上、アメリカでの試合は約束事ですが、勝負論はあまりありません。
ラモン・カルデナス(29=米国)
26勝14KO1敗 28歳
これが、米国で用意できる一番のSバンタム、倒し屋の黒人プロスペクトですが、井上と同じような体格のオーソドックスで意外性はないので、よほどのことがなければ正直な試合で井上の圧勝だろう。カルデナスの戦績は立派だが、敗北、SD、苦戦もある。久々のオーソドックスだが、井上にとってやりにくさがない。右のルイス・ネリといったところか。
ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)
14戦 13勝 (10KO) 1敗
予定だと日本でやるそうだ。この男こそSバンタム最後の宿題、本来であればフルトンとの試合後、タパレスではなくこの2団体統一王者と戦う予定だった。(マーロン・タパレスに僅差で負けて権利を失った)
その後、井上をなんども挑発してきたが、手順通りに進めただけで、ムロジョンサイドは対戦できるだけでも感謝せねばならない。
本来であればマーロン・タパレスよりも実力は上で、Sバンタムでは一番手ごわいサウスポーと言え、その後の試合の倒しっぷりも悪くない、ずっと井上を挑発してきて9月と時間もあるので、人生最高の決意と準備を整えてくるだろう。この男が一番危険だといえそうだが、それでも、何度みても井上と決定的に違うなぁとおもうのはスピードで、アフマダリエフは上手さもパワーもあるがスピードを感じない。タパレスの方がまだ速い。
この試合に賭ける気持ちに警戒だが、アップセットを起こすほどではないだろう。逆にプロで初めてKOされるだろう。
次の試合が決まるだけでなく、その次の次の次のまた次、階級違う中谷との試合までスケジュールされているって、すさまじいです。
出された対戦候補者も、時間はあるので、期するものがあるだろう。大金と名誉がかかっている、人生最高の瞬間だ。
予想通りの結末になるのだろうか?
ピカソさん、グッドマンさん、さようなら
中谷潤人はいかがでしょうか?
井上から逃げても、やばいほど強いですよ。