
(5月4日=日本時間5日、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナ)で行われる井上尚弥VSラモン・カルデナスの前座にはセミファイナルでWBO世界フェザー級王者のラファエル・エスピノサVS同級11位のエドワード・バスケスなるカードが組み込まれています。
サウジアラビアのリヤドシーズンは
井上尚弥VSニック・ボールを推したいのでしょうが、トップランクは
井上尚弥VSラファエル・エスピノサにしたいのかな?
こっちの方が危険で勝負論がある戦いだと考えます。
ロベイシ・ラミレスに連勝で185センチの規格外の無敗の世界王者、まさに規格外です。
しかし、この顔見せ、消化試合といえそうな、ラファエル・エスピノサVSエドワード・バスケス
エドワード・バスケスはなかなか骨のある挑戦者です。
エドワード・バスケス(Edward Vazquez)
20戦17勝(4KO)2敗1無効試合
KO率も低く平凡な戦績ですが、負けは
レイモンド・フォードにSD
ジョー・コルディナにMD
どちらも元世界王者に引き分けのような敗北だけ。
観客によるとバスケスの勝利を支持するようなものばかりです。
レイモンド・フォード
ジョー・コルディナ
ラファエル・エスピノサ
現時点では誰が一番強いかわからないような位置づけですし、主戦場はフェザー~Sフェザーです。井上尚弥でもSフェザーまでは体格的に上げないような話ですが、ラファエル・エスピノサはそれ以上の階級でもやっていける
でしょう。
そんな、超善戦マンのエドワード・バスケスに注目しよう、応援しよう
という話でした。
これにラファエル・エスピノサが圧勝するようだと本物の脅威と言えます。
話は変わり
アマ9冠・堤麗斗 志成ジムからプロ転向
だそうです。
私のボクシングマニアの旅は井上尚弥で最終章、彼が引退したら自分の趣味も引退しようと考えていますが、その後にネクストモンスターの中谷潤人が出てきたり、大橋ジムの坂井優太なんかは魅了されてしまいました。
先日の坪井智也のデビューも鮮烈でした。
そんな井上尚弥に続く世代が過去とは比較にならないほどレベルが高いですが、その中でもとびきりの逸材が堤麗斗です。
兄の堤駿斗と共に世界ユース選手権を制したが、兄がフライ級だったのに対しライト級です。
その時のパフォーマンスが圧巻で、たしか吉良大弥なんかも出ていてこの2人には驚かされました。最終的に金メダルまで到達したのは堤麗斗でした。
ライト級で上背のある相手に対し、まるでマニー・パッキャオのようなスピードとパワフルさで大会を制してしまいました。
その後なぜか、坪井智也と同じくパリ五輪予選で体調不良(恐らく減量失敗)で試合にも出ずに脱落、不遇の時を経て、国内大会を制して復調、プロ入りとなりました。
堤兄弟は減量という己との戦いに弱みを抱えていそうだが、兄の堤駿斗よりもプロ向き、パワフルなサウスポーであるという印象は変わりません。
不戦敗を除くと、アマチュア戦績は約60戦で1敗のみ
なので、熱くなれるかはわかりませんが、堤麗斗のプロでの活躍までは見守っていこうとおもう次第だ。