mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

四季フォントプロジェクト第三弾「TPつらら」が登場

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タイププロジェクトが四季フォントプロジェクト第3弾として藤原俊成の筆跡を仮名のモデルに冬の冷たい空気が生み出す氷柱をイメージした書体「TPつらら」の提供を開始

タイププロジェクトは、四季フォントプロジェクト第3弾として、氷柱をイメージした「TPつらら」を発表し、2022年2月2日からタイププロジェクトのサブスクリプションサービス「TPコネクト」にて提供を開始した。

 

 

「TPつらら」は、藤原俊成の筆跡を仮名のデザインのモデルにした書体で、強い個性をもちながらも現代的な場面でも高い実用性を発揮する書体。
書体デザインは、冬の冷たい空気が生み出す氷柱をイメージした冷え・寂び・枯れに残る艶のエッセンスを注入しており、欧文は、つららの鋭さを表現するため、ペンによる筆記をベースに書体づくりをおこない、引き締まった空気を感じさせる書体に仕上げた。
漢字は、縦画の起筆とウロコの尖り具合が仮名とマッチする濱明朝のヘッドラインを組合せている。

「TPつらら」は、鋭い印象のハイコントラストを軸に、EL (Extra Light)からH (Heavy)の6つのウエイトで構成されている。
L (Light)から R (Regular) が、ベースにした俊成の筆跡に近い太さとなる。

 

 

タイププロジェクトの代表取締役 鈴木 功氏は、「藤原定家の文字も個性的ですが、実父である俊成の字もほかに類を見ない独特な姿をしています。心敬の『氷ばかり艶なるはなし』という言葉は、俊成に通じる美意識が感じられます。TPつららは、その俊成の文字の魅力を保ったまま現代に通用する書体へと仕上げたと自負しています。四季フォントの見どころのひとつである、漢字と仮名、和文と欧文の響き合いをお楽しみください」と述べている。

 

「TPつらら」製品詳細

▼販売価格 (税込)

TPつららは、サブスクリプションサービス「TPコネクト」で利用できる。

TPコネクト:30,000円/年額

typeproject.com

 

*TPコネクトは、AXIS Fontファミリー、TP明朝、TPスカイファミリー、SST JP、TP国立公園明朝、都市フォントおよび四季フォントシリーズのすべての書体ファミリーを年間定額で利用できるサービス。

 

▼Webフォント

REALTYPE.jp サブスクリプション

www.realtype.jp


▼製品仕様

・文字セット:9,534字(StdNをベースにカスタムグリフを追加)
・ウエイト:EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)、H(ヘヴィ)
・フォーマット:OpenTypeフォントフォーマット
・動作環境:macOS、Windows 10(日本語版)

 

typeproject.com

 

四季フォント

四季フォントは、四季の風物を書体に反映する「季節性」、詩歌・歌謡をはじめ韻文の表現をゆたかにする「抒情性」、古今東西の良質な文化を受け継ぐ「継承性」を三要素として、日本語をよりゆたかにより繊細に表現することを目指している。

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