居心地のいい環境を整える

前回、死ぬまで働きながら趣味も充実させねばならぬ的なことを書いたんですね。

というわけで、ぼくらはきっと、今までメディアで見聞きしたような、なんなら今現在も毎年3月末にやってるような、退職する人を送るセレモニーみたいなものも自分たちの番はいつまでもこないんじゃないかと思ってた方が良いって思ってるんです。

劇的な「節目の日」がないってことは、老後はつまり今日の延長です。

逆に言えば「老後はこんなふうに生活したい」ってライフスタイルを今から確立しとくべきだと思うんです。

だからこそ、ぼくは家の書斎エリアをせっせと育てているんです。

物置部屋の一角だったぼくの書斎エリアが、ついに部屋全体になってきました。

これはとっても嬉しいことです。

しかし、この部屋はもともとは「子ども等がそれぞれの部屋が欲しくなったように作ったんだけど、今はいらないから物置きにしよっか」っていう部屋です。

いつ領土を奪われるかわからない。

それがとっても怖いのです。

そうなったらぼくはどうしよう。

いつかブログにも書いた、近所の安い賃貸を探しとくひつようがあるのかもしれません。

そーいえば、以前面白い話を建築関係の方から聞いたことがあります。

「最近の若いお母さんは自分の部屋を欲しがる傾向がある」のだそうです。

ちょっと年配の方なのですが、その方の今まで手がけてきたマイホームの概念では、なかった発想で、興味深く思われてるそうです。

そりゃそうですよね。

秘密基地が欲しいのは、なにも男子だけの話じゃないっすよね!

その方とも、最近はのんびり話す機会がなかったので最新情報は聞けてませんが、テレワークとか在宅ワークがこんなに流行ったら、女性のマイルーム需要はさらに高まりますよねきっと。

そーなってくると、土地は広い方がよくって、通勤しなくていいんだから別に地価の安いエリアで良いやってなると、今まで閑散としてたエリアが逆に若い家族の集まるえりあになったりして、新しい街の景色が生まれたりするんだろうなーって思うと、それはそれでワクワクです。

そういえば、ぼくの住んでるエリアって、いろんな商業施設へのアクセスが良い、不動産的には人気エリアで、周辺マンションの家賃もなかなかに良いお値段なんですよ。

でも、昔から住んでる長老たちが強いせいで、町内会がイヤになって、小学生の子どもがいる世帯がどんどん同じ学区の別の町内に引っ越して行ってて、変な過疎化が進んでいます。

過疎化じゃなくて、少子化ですね。

子育て世代じゃない人には引き続き一頭地なので、輸入車がガレージに並ぶでっかい家がじゃんじゃん建つし、最新設備の整ったマンションはすぐ満室になるのに、子どもの声はしないっていう。

あ、ちなみに我が家は昔からあった中古物件のリフォームです。

ぼくの目から見ても、長老たちは各家庭のお母さんたちを、家政婦か何かのように扱おうとしていて、あれです。盆や正月に親戚が集まると、男たちは飲んでぐだぐだしてるのに女性たちはずっと台所にいる、みたいなあの構図を町内会ぐるみでやるんですよ。

それにぼくみたいなのがしゃしゃり出て行っても「町内のためにやってるのに何言ってる?」みたいな。こちらも仕事のように現状を結果の数値で示せないので空気で負けるっていうか、ほんと仕事以外はポンコツですみません。

それが最近、コロナ禍を逆手にとって「感染拡大が怖いので」って大義名分で子育て世代がタッグを組んで、どんどん町内会の子どもが絡むイベントへの参加を拒否しまくって、賛否両論あるかと思いますが、個人的には住みやすくなっていってるなーって事実があります。

先日も、朝早くからお母さんたちがもち米を準備し、お父さんたちがペッタンぺったんしたのを子どもと長老たちがこねるという、餅つき大会を激戦の末中止にしたところです。

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