平和記念式典 2022 | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

平和記念式典 2022


今日は広島平和記念日です。

今年は土曜日で仕事がお休みと重なったので、久しぶりに平和記念式典へ参列をして参りました。

それ故のかなり遅めの更新ですが、今日の記事では最後に衝撃があるかも知れない写真を公開していますので、御注意頂くか途中退場をお願い致します。



アメリカ合衆国による人類初の核攻撃が行われて、今年で77年を迎えた広島市では平和記念公園で、原爆死没者慰霊式・平和祈念式が行われました。

松井一実市長は平和宣言で、ロシアによるウクライナ侵攻で世界的に核抑止論が勢いを増していると危機感を訴えました。

広島出身の岸田文雄総理は就任後初めて迎えた式典で、核兵器の無い世界を目指す決意を示しました。



ところでこちら、憲法9条改正反対を訴える方々のデモ行進ですが、平和公園から出て来て紙屋町交差点方向へ歩いて行かれました。

主義主張はいろいろな意見があって当然だと思いますし、それを行動に起こして声を上げることも大切なことだとは思います。

そういう多種多様な意見が交わって国の未来がより良い方向へ向かえば、国民の暮らしや安全も確かなものへと実り発展するとのです。




特に8月6・9・15日はいわゆる平和啓蒙活動において、力を入れてのデモなどとなるのでしょうが、やはり拡声器などを使用した叫び声は時間と場所の空気を読んで欲しく思います。

式典最中にその時の総理大臣を誹謗する声を、式典参列者に聞こえるように行うことは、原爆犠牲者の遺族の1人として、やめて欲しいところです。

実際に私の周囲でも「またバカたちが何か叫んでる」と言った声が、ヒソヒソと空気を伝わって来ました。




日米両政府が核不拡散条約(NPT)に関する共同声明を「核兵器の使用の壊滅的で非人道的な結末を認識」し、核の不拡散への支持を「喫緊の課題」と発表したのは記憶に新しいところです。

声明では核軍縮や核不拡散、原子力の平和利用をめざすNPTについて「将来的な核軍縮の不可欠な基礎」として評価。

核兵器を保有するアメリカ・イギリス・フランス・中国・ロシアの5ヶ国が出した共同声明で「核戦争に勝者はなく、決してその戦いはしてはならない」としたことを、日本国は歓迎した中での平和記念式典。





2016(平成28)年に当時のオバマ米大統領が広島に訪問したことに言及し、「政治指導者、若者らに対し、理解の向上・維持のために広島および長崎を訪問するよう要請する」と盛り込んでいます。

「核兵器のない世界に向けた国際賢人会議」を立ち上げ、第1回会合を広島で開催すると力を入れている岸田総理。

核兵器保有国と非保有国の元職を含む政治指導者らに集まってもらい、核軍縮に向けた議論を進めたい考えを示していますが、現在の国際情勢と世界のパワーバランスの下、飛行経路と着地点は見えているのでしょうか。



岸田総理の任期が終わると同時に、核兵器のない世界に向けた国際賢人会議も勢いを失い、いつの間にか自然消滅することの無いようにしっかりとした組織作りをして欲しいものです。

66ヶ国が条約に署名し、2017(平成29)年7月7日に国際連合総会で採択され、2021(令和3)年1月22日に発効した核兵器禁止条約。

国際法として力を持つ条文であっても、国際法を遵守しない韓国や中国そしてロシアなど、法を法として認識する価値を持っていない国家も世界にはまだまだ存在 する世界。



法律は守られてこそ力を発揮するものですが、違法行為を取り締まるシステムの無い国際連合において、核の傘の下にいる日本は、どのように非核を訴えることができるのか不透明です。

松井市長は平和宣言で、プーチン露大統領が「決してその戦いはしてはならない」と共同声明に参列していたにもかかわらず、核兵器の使用を示唆したことを念頭に「他者を威嚇し、自分中心の考えを貫くことが許されてよいのか」と指摘しました。

ロシアの文豪トルストイが残した「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない」とのことばを噛みしめるべきだとも非難しました。



そして核兵器保有国のトップたちに向け、被爆地を訪れて核兵器の惨禍を直視し、国民を守るためには核兵器を無くす以外にないという確信を持つように要求しました。

特に来年5月に広島市で開催される先進7ヶ国首脳会議( G7サミット)の参加者に期待したエールを送りました。

その上で、政府に対してアメリカ ニューヨークで開催中の核兵器拡散防止条約(NPT)再検討会議で、保有国と非保有国の橋渡し役を果たしつつ、核兵器禁止条約にも批准するように求めました。




宣言に先立って松井市長と遺族代表2名が、この1年に死亡が確認された4,978人の名前を記した原爆死没者名簿を、原爆慰霊碑に納めました。

名簿は123冊 計33万3,907人となり、厚生労働省によると被爆者健康手帳を持つ被爆者は、今年3月末で11万8,935人で、初めて12万人を下回り、平均年齢は84.53歳となったそうです。

さて、話しは変わりますが広島市西区に住む被爆者の下田博章さん(95)から、亡き叔父から生前にもらい受けたという写真7を、中国新聞社へ寄せられたそうです。



7枚の写真のうち5枚は、戦前から繁華街だった八丁堀周辺の様子で、爆心地から約700mにあった福屋新館周辺の焼け跡や、同館近くで全焼した中国新聞社、呉服問屋の小田政商店など。

小田政商店の写真ではあめ細工のように曲がった鉄骨が写り、中国新聞社の写真では補修跡の有無によって被爆直近の8月中か、遅くとも9月上旬までに撮影されたものと確認されました。

これら被爆1ヶ月以内に撮影された初めての写真は、その資料性の高さから中国新聞で連載中の「ヒロシマの空白 証しを残す」に掲載予定で、広島原爆資料館へ寄贈後は近く公開される予定となっているようです。



記念式典終了後は、公園内のあちらこちらで遺族や参列者へのインタビューが行われていました。

何か撮っていて″!?″と気付いたのですが、インタビュアーに桝太一さんの姿を発見。

そう言えばもうずいぶん以前のことですが、筑紫哲也さんを見かけたこともありました。




蝉が鳴き叫び時雨と言うより嵐のような平和公園でしたが、今年は薄く曇がかかっており風も少しあったため、心なしか救われた日でした。

まぁ汗は滝のように流れ続けたんですけど。

原爆ドーム前電停で被爆電車の651号と出会いましたが、戦前リバイバルカラーもいいと思いつつ、こっちの広電オリジナルカラーも好きだなぁと感じながら写真に撮りました。

▼本日限定!ブログスタンプ
Peace memorial daymemorial service day

さて、今日は慰霊の日です。

このブログスタンプが始まって以来、毎年抗議を続けておりますが、今年もサイバーエージェント及びアメーバブログに対しての抗議を、記事上でも行います。

アメブロから時おりサービス改善へのアンケートなどが行われますが、そちらでも8月6日の″ハムの日″を変えて欲しいと要望は出しております。



しかし一向に聞き届けられることはなく、被爆者とその遺族において、差別をここまで受ける謂れはどこにあるのか苦慮しているところです。

放射線障害による健康被害の中で生きている中、過去にはピカだと言われて差別されて来た被爆者にとって、その心の苦しみは家族にとっても計り知れません。

今回は過去にUPしたイメージ画像に加えて、原爆資料館で発売されている絵はがきを画像加工無しで掲載しました。



そしてこの2枚は父の亡くなる前の写真ですが、なぜサイバーエージェントとアメブロスタッフは、これらの姿を見てハムだと言えるのでしょうか。

放射線障害と末期がんによる父のアザのついた腕は、サイバーエージェントとアメブロスタッフから見るとサラミのようで美味しそうに見えるのでしょう。

こんな非人道的なブログスタンプを毎年抗議を受けつつ今尚提供し、人間の才能が無いと言わざるを得ないアメーバブログとその代表である藤田社長へは、これからも抗議を記事上で公開し続けて行く所存です。

原爆ドームの内部,産業奨励館,1階会議室


これまでアメブロに対して行って来た当方の主張は、8月6日のブログスタンプを原爆の日や平和記念日に変更して欲しいと言うものではありません。


8月6日には、バルーンの日・メロンの日・手巻き寿司の日・World Wide Webの日・雨水の日・太陽熱発電の日・ハンサムの日などがあります。


調査したところ、ハムの日は地方の一部スーパーが特売日として行ったことがある程度の日で、某情報ソースでは日本ハム・ソーセージ工業協同組合が制定と誤記しているものもあります。



しかし日本ハム・ソーセージ工業協同組合は慰霊の日にそのような記念日の制定はしていないと公式に表明しており、なぜサイバーエージェントとアメブロスタッフは実在しないハムの日としているのか疑問に感じます。


前述の通り他の記念日はたくさんあるにもかかわらず、多くの命を奪った熱線と炎火に焼かれた人々を指してハムだと言えるのか。

これは明らかな差別と偏見ではないのか。



ならば法的手段も視野にいれなければならないと、法律事務所と話し合いは行っていますが、抗議を続けると言う実績をある程度積んでからでないと、裁判にするのは難しいとの現状です。


こういった反社会的な8月6日のブログスタンプに対して、他の被爆二世や遺族は「アメブロを使わない」または「ブログスタンプを無視する」といった対応をされています。


私も非人道的であり反社会的なアメブロスタッフとブログスタンプは無視すれば良いのでしょうが、毎年抗議を続けて来た手前なかなか撤退できないと言うものもあります。




今こそ家柄やそのツテを使う時という時期が訪れたら、必ずメインバンクを始めとした株主にも話しを通して、いつかは法的手続きをしたいと思っています。

差別は見かけても受けても、許される行為ではありません。

今年は77周年と言うゾロ目の年ということで、少々強い表現での抗議となりましたが、できることならサイバーエージェントとアメブロスタッフに、企業としてスタッフの方々の人間としての良心に基づいた、自浄作用が働くことを心から願います。



May the world be filled with peace and happiness.




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