宮島 大聖院節分会 2023 | 安芸もみじ / Historys, Trains, Townbikes - Hiroshima JAPAN

宮島 大聖院節分会 2023


2月3日、数年ぶりに宮島 大聖院の節分大法会へ行ってきました。

今日はその日の、大聖院境内のスナップをUPしますが、一部ではあるものの一気に貼ってしまうので、写真は普段の5倍近くの枚数となっています。

その分?文章は少な目となっていますので、ごゆるりとお付き合い下さい。









宮島の霊峰 弥山は古代よりその神秘性から神が斎き奉る島とされてきましたが、飛鳥時代には佐伯鞍職(さえきくらもと)公によって、神社が建立されました。

平安時代になると、弘法大師 空海(くうかい)によって弥山そのものが開基され、坊が造られます。

空海が京へ戻った後、この地へ築かれたのが厳島神社別当・多喜山 大聖院 水精寺です。





起床してから空腹だったので、駅で列車を待つ間にファミマでおむすびを2つ購入して、ホームでまずは腹ごしらえ。

大聖院へ到着すると、少し足早に歩いたので暑さを冷ましてから、接待所にておそばを頂きました。

天気はイマイチでしたが寒くはなくて、のんびりと過ごせた1日でしたが、おそばは境内がごった返す前に頂くとゆっくり食べられます。








空海は平安時代初期の僧で真言宗の開祖ですが、天台宗の開祖 最澄(さいちょう)と共に、奈良仏教から平安仏教へと転換していく時代の流れの劈頭に位置していました。

数年前に映画ともなったのでご存知でしょうが、中国より真言密教をもたらして国家の近代化に大きく貢献されました。

当時の仏教は、倫理や道徳そして信仰だけの存在ではなく、建築や美術など科学がまだ未発達だった時代の、文学や数学・建築学やデザインなどの最先端技術の学問でもありました。








それ故でもありますが空海は能書家でもあり、嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆のひとりに数えられています。

と言うか、映画を見た見ていないに関係なく、小中学生の頃に真面目に勉強していたら、一般常識ですよね。

ちなみに仏教では一期一会など″会″は″え″と読むので、節分会は当然″せつぶんえ″と読むんですよ。









広い境内を散策していたら、いつの間にか勅願堂前の広場は、大勢の人でごった返していました。

806(大同1)年に開基された古刹も、普段は観光客が散策する程度で閑静なのですが、この日ばかりはとても多くの人が訪れます。

どこかで情報を得たのでしょうか、修学旅行の学生さんも少しチラホラと姿が見えます。







豆まきは13時からの予定で、その前は仏事や法要などの儀式が朝から続いています。

それまでは仏さまの写真を撮ったり、休憩所で缶コーヒーを飲みながら一服したり、せっかくの古刹寺院なのでまったりと過ごします。

こういう時には、早めに到着して時間を忘れることが大切だと、いつもそういう風にしています。






境内には霊験あらたかな仏教の神々が建っていますが、そこに混ざってピグモンやバルタン星人、カネゴンなどのお地蔵さまもいます。

どこかにアンパンマンもいるはずなのですが、場所が変わったようで探し出せませんでした。

そうそう、大聖院には鵺もいるのですが、五百羅漢の道や境内に1000体以上の仏さまが建っているので、宮島へ来らしたら一度散策してみることをお薦めしますよ。





廿日市市と柳井市は姉妹都市となっていて、柳井市から巨大水晶が贈られて、今は観音堂前で展示されています。

いつまで屋外展示されるのかは分かりませんが、当日にはもう少し枚数を撮っているので、いずれまたUPします。

これほどの巨大な水晶って、本当に珍しいようで、光の屈折によって生まれる模様も美しく、できれば屋外展示中に見られるのが良いと思います。









13時前になって時鐘が打たれて、境内で散らばっていた人々も勅願堂前の広場へ集まってきました。

この広場については特別に呼称は無いのですが、私は個人的に秀吉ひろばと呼んでいたりします(笑)

観音堂は明治天皇御在所で、豊臣秀吉(とよとみひでよし)公も茶会を開いたりした場所なので、あくまで普段の会話の中でそう呼んでいます。










豆まきが始まると、ホントねぇ、危険なんですよ(笑)

雑踏の中で回りが自分より低い人だと、肘で顔を殴打してしまったり顎をアッパーしてしまったり、反対に回りが同じかやや高いと私が痛い目を受けてしまいます。

人を肘鉄喰らわさないように、そして人から喰らわないように、また集団将棋倒しとならないように、お互いが気をつけながらのバトルです。






写真もしっかり撮りましたが、豆まきも煎り豆ともみじ饅頭、紅白餅の白だけをちゃんGetしました。

赤も欲しかったなぁと思いながらこればかりは仕方ありません••••••••と、もみじ饅頭を空中キャッチした時に、1コは握り潰してしまったし。

まぁ、有意義で楽しかった1日を過ごせたことは、感謝するばかりです。



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