電車の中、小学2年生くらいの男の子4人が楽しそうにおしゃべり。
ヒートアップして大声になった子2人の頭を、別の1人が「声でかいよ」と叩く。
それを見た私は、声の大きい子より、頭を叩いた子の方を注意したくなる。
正義感の違いだね。
次に、隣の車両から車内を歩いて同じ年頃の男女4人組がやってくる。
先頭の女子が、本を読みながら歩く男の子に「危ないよ」と注意する。
そして、立っている人たちを、無言で手でかき分けながら歩いて行く。
私は本を読みながら歩く男子より、強引女子を注意したくなる。
(この場合は、本を読みながらも危ないという意味では声かけたいけど)
これまた正義感の違い。
まあ、子供相手に大人の正義感を押し付けるつもりも、私の正義感を押し付けるつもりもない。
ただ、私は「仕切るヤツが嫌いだ」ということがわかった。
「仕切ってはいけない」という、仕切る人を悪とみなす、私の正義感なのかな。
結局、人は親から受け継いだ正義感を持って生きている。
または、親の性質を否定することが自分の正義という、これまた親の影響で幼い頃に形成された正義感を。
これは仕方のないこと。だから、無理に捨てようとしなくてもいい。
でも、自分とピッタリ同じ正義感を持ち合わせている人間なんて、この世には存在しない。
それを知ることは必要かもね、自分のために。