魂の物語を代筆します☆MIHOさん | ☆小さな幸せをコツコツと☆

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日々の出来事や不思議な話を気ままに綴ります。
幸せを感じるのは自分次第!
このブログが日常の中にある小さな幸せに気付くきっかけになったら幸いです。

MIHOさんに魂の物語を代筆していただきました。

 

あなたの魂の物語を代筆します

今回はメッセージというよりストーリーが中心。

そこから私自身が感じることを大切に、とのことでした。

 

よろしかったらお読みください。

 

星星星

 

あなたの過去生のひとつは、ヨーロッパのある国の男性です。

 

あなたは、まるで木や森の声を聴き、風の声を聴くような才能がありました。

 

あなたは、幼い頃に両親から離れ、いろいろな場所で暮らしながらもそこに馴染まず、街を飛び出し、森の奥でひとりで暮らしていました。

 

そこでわずかばかりの羊や山羊を飼い、自然の恵みを得ながら静かに暮らしていたのです。

 

あるときあなたは、夢なのか、リアルなのか、不思議なビジョンをみました。

川が氾濫し、町や森が押し流されていくような場面でした。

目の前の世界は 今日もうららかで、そんなことが起こるとは思えないというのに。

 

まれに町へ出ていくこともありましたが、そこで見かけるひとたちは、相変わらず騒がしく、楽しげに 何も変わらないようにみえました。

それでも確かに、目の前の町に起こることだと感じました。

 

天涯孤独で、だれとも馴染まず、ひとりで暮らしてきた彼でしたが、生まれてはじめて、人々との繋がりを感じたような気がしました。

この町やひとをその恐ろしい光景から救わなければとおもいました。

 

ですが、そのビジョンは彼だけにみえたもの。

それをどう伝えてよいかわかりませんでした。

たまに関わるひとたちにおずおずと言ってみたものの、奇妙な目で見られたり、頭でもおかしいのか?と罵られたりもしました。

 

彼はずっとひとりだったので、どう伝えてよいか、どうしたらわかってもらえるか その術をもっていなかったのです。

 

そこで 彼はひとりで考えました。あの大水をどう防げばよいのか…と。

森の中で、何度も何度も考え込んでは、答えを得られず、夜眠り、朝起き、それをただ繰り返すような日々を過ごしました。

 

そんなとき、彼に話しかけてきたのが、森の木でした。

彼の姿をじっと見守るように葉を揺らしてきた木が「木を植えなさい」と伝えてきました。

 

木の根がはることで、森が守られ、街が守られる と。

 

彼は 木や森はいつもそこにあるもので、植えるものだと思ってこなかったのですが、なるほどそうか。と木が教えてくれた種類の木を植えることにしました。

何でもよいわけでなく、その森に合ったものを植える必要があったのです。

 

苗を育て、あるいは植生するものを選び、彼は木を植えていきました。森を守るために。

 

森に木を切りにくる木こりは、こんなに木があるのに、何を植えることがある と最初は笑っていました。頭がおかしいのだろうと馬鹿にしていました。

しかし、あまりに懸命に植えるのをみて、ある日 彼に理由を聞いてきました。

 

彼はうまくいえないにしても、自分のしていることを何とか伝えようとしました。内容よりも熱量をもって。

 

木こりは、やはり頭がおかしいのだろうとおもいつつも、真剣そのもので、とにかく必死な彼をずっと見てきたので、信じられない気持ちはありながらも、話をよく聞きました。

それは、森のプロである木こりは、森の重要性をだれよりも知っていたからです。

 

木こりは、アンバランスな場所の木を切りつつ、木を植えることを手伝うようになりました。

やみくもに植えるより、森を整えることを彼にアドバイスしたのです。

 

彼と木こりの作業が始まり、やがてその仲間たちも加わりました。

みな 街や森が流されることなど信じていませんでしたが、みんなで力を合わせて森を美しくすることが楽しくなっていました。

彼もいつの間にか みんなに溶け込んで 話せるようになっていきました。

 

その取り組みは数年続き、彼もビジョンを忘れかけた頃、これまでに経験したことがない大雨に見舞われました。彼らの近隣の村や町は、大水が出たものの、彼のビジョンのように流されてしまうことなく、足がつかるほどの被害で済みました。命をなくしたひともいませんでした。

 

木こりは、そのときようやく 彼がみたものが本当であったことを知りました。そして、彼の取り組みに心から感謝しました。町のひとたちもそうでした。

 

彼は 以前の森から少し町に近づいて住むようになりました。

彼の家には仲間たちが集い、彼も町で過ごし、温かな交流は続きました。

木こりは、彼のいちばんの親友でありつづけました。

 

彼はもう孤独ではなく、みんなの輪の中で、聞こえないものを聴き、みえないものを感じる才能を生かしながら暮らしました。

人々は、不器用ながらも純粋さと情熱をもってまっすぐに生きる彼を愛したのです。

 

星星星

 

私はわくわくしながら読ませていただきました^^

 

周りの理解を得られなくても、将来、その地とそこに住む人々のためになるという自分の感覚を信じて、無償の行為を続けたこと。

それにより仲間が加わり、親友ができ、孤独ではなくなり、温かな関係を築きながら暮らしたこと。

 

感じたのは、今に通じるものがあるということ。

 

さらに、自分の感覚を信じた行動は、人のためというのもあるけれど、一番は、自然に囲まれた森での暮らしが好きで、大好きな森が美しく変化していくのを見るのが楽しいから続いたのだろうと思いました。

 

周りに理解されないことを、自分の感覚を信じて行うことは勇気のいること。

でも、好きが原動力だと強いですよね。

 

魂の物語は自分も周りもハッピーな結果となり良かった^^

 

この魂の物語は心強い励ましとなりました。

 

MIHOさん、素敵な魂の物語をありがとうございましたキラキラ

 

 

今回のお話、MIHOさんから「木を植えた男」を想起するともあったのですが、私、その本を持っていまして、惹かれる作品の1つでした。こういう偶然も嬉しいピンクハート