辛いニュースばかりが目につく。

日本のメディアはガザの悲惨さばかりを報じ、


パレスチナ=可哀想な被害者

イスラエル=圧倒的な武力を持った加害者


と位置付けたいのだな、と思う。




本当に可哀想だし、

一人でも多くの一般人が助かればいいな、

とは思う。


が、

素朴な疑問がある。


複雑すぎてよくわからないので、

全くの勘違いであれば訂正してほしい。


ガザ市民を守る責任は誰にあるのか?

イスラエルという国家なのか?


ガザは自治区であり、

選挙で代表を選んできたが、

民衆への施しが受け、勢力を拡大したハマスがそれなりの議席をとったのをきっかけに、

ハマスが武力でガザ地区を実効支配するに至ったらしい。

武力で押さえ付けられているガザ市民はハマスの被害者でもあるし、

とはいえ、積年の恨みがあるイスラエルに一矢報いると、大喜びしたくもなるのか、

ハマスの支持者でもある。

(あの虐殺を大喜びできる価値観は理解しがたいが)


ハマスはパレスチナにどんどんもたらされる

人道支援マネー

を人々への施し(買収ともいえる?)と

武器を買い、500キロにもわたるといわれる

地下トンネルなどの建設に使っていたようだ。


イスラエルが

電気、ガス、水道を止める

人道危機!!

という報道一色だが、

ガザ地区には自前の水道もガスも電気もないのか?

そんなインフラすら

ガザ市民は作れなかったのか、作ることを許されなかったのか?

イスラエルが妨害した可能性もあるのだろうが、

軍事以外のことに支援マネーを使っていたら、

全く違う世界が広がっていただろうに。


狭い地域に押し込められ、

ハマスに支配されたガザ市民は

ひたすらに子作りをくらいしかすることがなく、

75年の間に人口は7倍に増え、

それは可哀想な子ども達が人口の4割になるのも頷ける。

就職率も低いようだから、

若いエネルギーはイスラエルへの恨みという負の方向となり、

ますますハマスの戦闘員は増えるのだろう。


ハマスがイスラエルを攻撃し、

反撃のミサイルでガザの可哀想な子ども達が命を落とすたびに

また支援マネーが振り込まれ、

ハマスの軍事が増強され、

ガザ市民の恨みは増し、戦闘員が増える。


永遠のループである。

支援マネーを受取るテロ組織と、

戦争屋が儲ける仕組み。


今回何があってこんなハマス存亡の危機の可能性が高まる大規模テロをしかけたのかわからないが、


イスラエルはイスラエル国民を守るため、

そして、ハマスに支配され、人間の盾として使われてしまう、ガザ市民の今後のためにも

ハマスの軍事施設と武器を徹底的に叩かなければならないのだと思う。


攻撃をやめて 人道支援 をすることは何の解決にもならず、

双方の恨みを増すだけだ。


市民が100万人も南に逃げるなんて無理!

とイスラエルを叩くが、

報道はほぼされないが、

移動しなければならない距離は5〜10キロだそうだ。

辛いが十分歩ける距離だろう。


市民はイスラエルのいうように避難して、

北部のハマスの軍事施設やトンネルを

イスラエルに徹底的に破壊してもらえばよい。


ハマスの施設を殲滅したら、

国連かなんかが直接ガザ市民を雇用し、素敵なインフラでも作ったらよい。

どこかの組織に金が渡ることがないように

徹底して監視するのが国際社会の仕事だ。

(またミョーな組織が跋扈するのだろうが)


そもそも、

ハマス自身がガザ市民の命を守ろうと思うのであれば

ハマスが投降し、武器を捨てれば終わりだ。

それをしない時点で、

ハマスはガザ市民の味方ではない。

ハマスがガザ市民を 国民 と呼ぶのなら、

国民を守る責任を完全に放棄しているし、

逆に危機にさらしている。


ハマスとイスラエル、

どちらが責任を果たそうとしているのか、

私には明らかだと思うのだが。



徒に

人道危機!

人道支援!


を叫ぶのは

マスコミの無責任

だと思うのは私だけだろうか。