近年,モルジェロンズ病という難病に加え,2015年3月には,ロサンゼルスの自宅で意識不明の状態で発見,病院に搬送され脳動脈瘤と診断され,リハビリ生活の日々を送りライヴ・パフォーマンスから離れていた ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchiell).
 2020年10月のインタビューでは 「 話す力はすぐに戻ってきましたが、まだ歩くのに苦労しています。でも私は戦士です。アイルランドの血が流れています!だから“また戦いが始まるぞ”と思ったんです 」,「 ゆっくりだが前進している 」 と語っていましたが,2022年7月22日から7月24日の 3日間に渡り,ロードアイランド州ニューポートはフォート・アダムズ・ステート・パーク(フォート・アダムズ州立公園)にて行われた 「 Newport Folk Festival (ニューポート・フォーク・フェスティバル) 」 の最終日(7月24日)にサプライズ・ゲストとして出演し 「 The Joni Jam 」 と題し,22年振りにフル・パフォーマンスを行いました.
 
 本商品は,このパフォーマンスをオーディエンス・ショット映像と,イベントの Youtube Channelが公開したプロ・ショット映像で収録し Uxbridgeレーベルからリリースされた 『 Newport Folk Festival 2022 (Uxbridge 1714) 』 です.

 因みに,ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchiell)によると,この模様を収めたライヴ・アルバムのリリースを予定しているとのことです.

 メーカー情報では
 『ジョニ・ミッチェルは2015年に脳動脈瘤で倒れたところを一命は取り留めたものの公の場に出る機会が激減。
 三年後には75歳の記念イベントが行われて姿を見せてはくれたものの、ほとんど言葉を発してくれなかったところからも後遺症に悩まされているであろうことを偲ばせていたのでした。
 ところが2020年にはメディアの取材を受けて賢明なリハビリに励んでいること、まだ歩行には障害が残っているものの、話せるようにもなった…などと現状を説明してくれるまでに快復。
 そして昨年は自身のアーカイブ・リリースの際にSNSからメッセージを送ったり、あるいは音楽プロデューサーのインタビューにリモート出演を果たすなど、驚くほどの回復ぶりをみせてくれるようになったのです。

 一時は話すのも困難だったジョニがそこまで回復してくれたのであれば、もう後は彼女の健康を祈るばかり、無理はしないでほしい。それで十分…と世界中のファンが願っていたのですが、この7月に行われたニューポート・フォーク・フェスティバルに彼女が文字通りのサプライズ出演を果たしたものだから、世界中に驚きの声が駆け巡りました。
 この出演はその名も「Joni Jam」と呼ばれ、ブランディ・カーライルやマムフォード&サンズのメンバーといったアコースティックなサウンドを身上とするミュージシャンが総出でジョニのカムバックをサポート。
 ありがたいことに当日の模様はすべてが客席から撮影された動画でキャッチされたのですが、その画質も音質も驚異的なクオリティ。実に堂々とした様子でジョニの表情や歌声を完璧に近い状態で捉えてくれたものだから二重の驚きと言っていいのでは。

 オープニング「Carey」こそ久々のステージで慎重に歌い始めるジョニでしたが、あっという間に調子を取り戻してどんどんノリノリで歌いまくる。もはや一命をとりとめ、なおかつ話してくれるようにまでなっただけでも幸いだったというのに、こんな風に楽しそうに歌ってくれる日が再び訪れるとは!
 ところがジョニの回復はそれだけにとどまりません。「Just Like This Train」では何と立ち上がってオープンチューニングのエレキを抱えて往年を偲ばせるようなギターまで聞かせてくれるときた!これもまた一時は「ギターが弾けない」とまで言われていただけに、驚きでしかない。
 またジョニお気に入りのオールディーズが二曲取り上げられ、過去のステージでも歌っていた「Why Do Fools Fall in Love」ではティム・ハーディンとのエピソードがジョニによって語られ(この場面も感動!)さらに「Love Potion #9」では大盛り上がり。
 そして極めつけは「Both Sides Now」。あまりにも堂々と歌い上げるジョニの横で涙をこらえながら歌うブランディ・カーライルの姿が感動的ですが、さらにジョニの後ろでコーラスしていたワイノナ・ジャッドに至っては号泣する有様(そのせいで歌いながら化粧を直してます笑)。本当に感動的な場面が素晴らしいアングルで捉えられていました。

 その後さっそくプロショット映像がイベントのYouTubeアカウントから三曲公開されていますのでそちらも併せて収録。「Just Like This Train」では信じられないほど堂々とギターを弾くジョニの姿がさらに克明に捉えられていますし、「Big Yellow Taxi」での盛り上がりとノリノリに歌ってくれるジョニの様子もばっちり。
 ところが「Both Sides Now」の方は周囲が号泣する様子があまり捉えられておらず、何と客席からの動画の方が圧倒的に感動するアングルとなっているのです。もはやプロショット越え映像と言っていいかもしれません。それほどまで優れたアングルと音質でジョニ奇跡の復活を刮目せよ!』

Newport Folk Festival 2022 (Uxbridge 1714)
 
 Live At Fort Adams State Park, Newport, RI, USA
 24th July 2022
 COLOUR NTSC Approx.80min.
 

   [Audience Video]
   01. Intro
   02. Carey (with Brandi Carlile)
   03. Come In From The Cold (with Taylor Goldsmith)
   04. Help Me (with Celisse Henderson)
   05. A Case Of You (with Marcus Mumford & Brandi Carlile)
   06. Big Yellow Taxi (with Brandi Carlile)
   07. Just Like This Train (Joni electric guitar solo)
   08. Why Do Fools Fall In Love (with Rick Whitfield)
   09. Amelia (with Taylor Goldsmith)
   10. Love Potion No.9
   11. Shine
   12. Summertime
   13. Both Sides, Now (with Lucius & Brandi Carlile)
   14. The Circle Game (with Wynonna Judd)

   [Pro-Shot Video]
   15. Big Yellow Taxi
   16. Just Like This Train
   17. Both Sides, Now
   TOTAL TIME (80:20)

 収録されている映像の一部
 
 

[参考]
 Youtube上の映像
 Big Yellow Taxi from Joni Jam at the 2022 Newport Folk Festival
 
 Just Like This Train from Joni Jam at the 2022 Newport Folk Festival
 
 Both Sides Now from Joni Jam at the 2022 Newport Folk Festival
 



















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#2022-08-02