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 4月14日(日)の午後は,渋谷公園通りにある老舗ジャズ・スポット:Jazz Saloon Cafe Body & Soul で行われた グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんのリーダー・ライヴ 『 グレース・マーヤ × 河村亮 デュオ 』 へ.
 平日は,場所的に,開演時間に間に合わない関係もあって,余程のことが無いと伺わないのですが,この日は,日曜日ということもあり,久し振りに伺いました.

 

 実は,このデュオ,4月6日(土)に 吉祥寺音吉!MEGでも予定されていたのですが,グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんが,直近の九州ツアーで体調を崩した関係もあって,残念ながら中止になってしまいました.

 東急東横線渋谷駅で下車:A6出口より地上に出ましたが,日曜日と言うこともあって,人・人・人 で溢れかえっており,歩くのも容易ではありません.

 会場の Body & Soul到着は,開場時間を少し回ったところ.
 中では未だサウンド・チェックが行われていました.

 

 2分程度すると,会場の中からの音は消え,会場オープンとなりました.
 受付をして,案内された席へ.

 
 
 生ビール(ハイネケン)とフード(岩のりとしらすのピザ)を注文し,開演を待ちます.
 
 

 少しして,隣の席に,何時もライヴ会場でお会いする方が来られたので,開演時間まで世間話を.

 定刻になり,演者がステージに登場.
 1st Set のオープニングは,日曜日の昼間のライヴと言うこともあってか,最近は余り演奏していない ”Sunday Morning” からスタートし,この日も夏に近い陽気で暑かった関係なのか 7th アルバム 『 Season Songs (シーズン・ソングス) 』 に収録されている ”Summer Wind” へと続き,4th アルバム 『 The Girl From Ipanema (イパネマの娘) 』 に収録されている スティング(Sting)の ”Englishman In New York” が演奏されました.
 この ”Englishman In New York” では,河村亮さんがコーラスをしてました.

 

 ここで,お客さんからリクエストがあったとのことで,1st アルバム 『 The Look Of Love (ザ・ルック・オブ・ラヴ) 』 収録で ミュージカル 「 The Sound of Music (サウンド・オブ・ミュージック)」 の劇中歌でもあり,リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)/オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II)作の ”My Favorite Things”.
 それにしても,単体でヴォーカル入りバージョンの ”My Favorite Things” を聴いたのは,超久し振りかも.

 

 一気に雰囲気が変り,15周年ライヴ(『 Grace Mahya Quintet @ Cotton Club 2021-10-08 』)の Blu-ray や CDにも収録されている トム・ウェイツ(Tom Waits)の ”Jockey Full of Bourbon”,同じく同アイテムに収録されているオリジナル曲の ”Answer”,”Sad Samba” が続きます.

 

 そして,こちらもお客さんからのリクエストとのことで ,ミュージカル 「 Right This Way (ライト・ディス・ウェイ) 」 の挿入歌でもあり,サミー・フェイン(Sammy Fain)/アーヴィング・カハル(Irving KahalWikipedia site:ja.wiki5.ru)作で,ビリー・ホリデイ(Billie Holiday)のカバーで有名な ”I'll Be Seeing You” をしっとりと歌ったと思ったら,何と,何と,超久し振りに タニア・マリア(Tania Maria)の ”Yatra-Ta” が演奏されました.
 この ”Yatra-Ta” は,スピード感があって,乗りも良く,私的に好きな曲です.

 

 ここで暫しの休憩なので,このタイミングで追加注文.
 ハイネケンのラージ(Lサイズ)とフレンチフライドポテト(アンチョビ)を注文.

 


 ブレイク後の 2nd Set は,3rd アルバム 『 Just The Two Of Us (ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス) 』 のタイトル・チューンで,ビル・ウィザース(Bill Withers)/ウィリアム・ソルター/ラルフ・マクドナルド(Ralph MacDonald)作で,グローヴァー・ワシントン・ジュニア(Grover Washington Jr.) のヒットで知られている ”Just The Two Of Us” からスタートし,6th アルバム 『 Close To You (クロス・トゥ・ユー) 』 のタイトル・チューンで,バート・バカラック(Burt Bacharach)/ロルド・レーン・デヴィッド(Harold Lane David)作で,カーペンターズ(Carpenters)のヒットで知られる ”Close To You”.

 

 アルバムのタイトル・チューンが 2曲続いたので,次もタイトル・チューンかと思いきや,ここからオリジナル・ソング・セクションに入り ”Lightning”,”Some Kind’e Voodoo”,”Hold On” と 3曲オリジナル・ソングが続きます.
 ”Lightning” は,15周年ライブ の Blu-ray や CD にも収録されていますね.
 ただ未だライヴ会場でしか購入できないので,入手する為にはライヴに伺う必要があります.

 

 この日は夏の陽気に近かったのか,何故か ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin)/デュボーズ・ヘイワード(DuBose Heyward)作の ”Summertime” からシームレスにメドレー形式で,ヴァン・モリソン(Van Morrison)の ”Moondance” が演奏されます.

 

 久し振りに ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)の ”I Love You” をしっとりと歌ったかと思えば,2nd Set 最後は,曲調が全然変わって自身のオリジナル:”In The Moment” で締め括りました.

 

 この日の最後は,アンコールを望むお客さんからの手拍子に応え,曲の選曲(”Just The Way You Are” / "The Nearness Of You")をお客さんに問う一幕もありましたが,スタンダードで ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael)/ネッド・ワシントン(Ned Washington)作の ”The Nearness Of You” を演奏し,この日のライヴを終了しました.

 

 過去,ご自身も,ドラムとのデュオは,変調・転調も関係ないので,自由になれるとも仰っていましたが,このお二人の自由な感じが良かったです.

 

 大好きな “Answer” や ”Hold On” も聴けましたし,そして何と Tania Maria の “Yatra-Ta” が超久し振りに演奏されたのには,少々驚きましたが,充実した午後のひと時を楽しみました.

 因みに,MCだったか,終演後だったか忘れましたが,恒例の丹沢(青山荘)ジャズ・ライヴは,今年は10月6日(日)とも,言っていました.
 前日に決まったようです.
 
 

 


 [Member]
  Grace Mahya : Piano, Vocal
  Akira Kawamura : Drums

 [Set List]
  1st Set
   01. Sunday Morning
   02. Summer Wind
   03. Englishman In New York
   04. My Favorite Things
   05. Jockey Full of Bourbon
   06. Answer
   07. Sad Samba
   08. I'll Be Seeing You
   09. Yatra-Ta
 
  2nd Set
   01. Just The Two Of Us
   02. Close To You
   03. Lightning
   04. Some Kind’e Voodoo
   05. Hold On
   06. Summertime - Moondance
   07. I Love You
   08. In The Moment
      [Encore]
   09. The Nearness Of You


[参考]


















#2024-4-14

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