(浮上したフィガロ城)
フィガロ国民:やったー!!浮上したー!!フィガロ最高!フィガロ!フィガロ!フィガロ!
マッシュ:フィガロ!フィガロ!
国民:フィガロ!フィガロ!
マッシュ:俺そのフィガロの王様の双子の弟!俺そのフィガロの王様の双子の弟!
国民:あー久しぶりの新鮮な空気美味しいなー!
マッシュ:ヤッッホー!!あれ返って来ないな。
エドガー:いやそれ山でやるやつだ。空気が美味しかったらどこでも出来る訳じゃない。
マッシュ:あーそれで返ってこなかったのかー!ガッハッハッ!
エドガー:やれやれ、変わらないな。あいつは。
セリス:ふふ、ホントね。
エドガー:君は変わったようだな。マッシュで笑ったことなどなかったが。
セリス:そうね、仲間になってすぐの時は、ガウとバカなことばかりやってるから斬り捨ててやろうかと思ったわ。
エドガー:そ、そこまでするほどのことはしてないけどな。変わって良かった。
だがいつまでも喜んではいられない。出発するぞ!
フィガロ城運転手:それ、えーーんやこーーら!
(砂に潜って移動するフィガロ城)
運転手:コーリンゲン村前エー!
お気をつけてー。
マッシュ:コーリンゲンかあ。どんなとこだっけ?
エドガー:忘れたのか?1年前4人で来ただろう。
マッシュ:えー?...あっそうだ酒場にシャドウが居たんだっけ!
エドガー:結構衝撃的なことがあったのにそれを最初に思い出すか?
セリス:.....
(コーリンゲンの村)
エドガー:まずは情報収集だな。
マッシュ:じゃあまずはあの村はずれの家からだな!
エドガー:い、いやあの家は行かなくていいんじゃないかな!
マッシュ:なんで!情報収集は村はずれからって基本だろ!
エドガー:そんな基本初耳だ!
マッシュ:失礼しまーす。
エドガー:まったく...
マッシュ:ん?誰も居ない。なんだ?長い階段。
(降りていく)
マッシュ:え?なにこの部屋。..............................
思い出したー!!!ロックってヤバイやつだったー!!!
エドガー:ヤバイやつかはともかく、よくこんなことを忘れてたな。
怪しい老人:えっ?ロックかい?
きっと伝説の秘宝をさがしもとめて世界を飛び回っているだろう。
ん? だからね えっ
その秘宝の隠し場所を追って行けば、行きつく先にロックがいるってことさ。
マッシュ:死んだ彼女を生き返らせる秘宝だったよな...えっ俺らとかセリスはさがしてないの?
エドガー:さがしてはいるだろうが、最優先ではないらしいな。
マッシュ:だってセリスはさ...
セリス:...........
マッシュ:あー空気わりい!!酒場行こう!
酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場
エドガー:賛成!酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場
(酒場)
マッシュ:酒場酒場酒場。よし、息継ぎしないで着いた。マスター!プロテインある?
マスター:ないよそんなもん。
マッシュ:くそー!43連敗だ!
(飲んでいた客に白髪の男が)
セリス:セッツァー!
マッシュ:えっ若白髪!?
セッツァー:そのあだ名やめろ。
生きていたか。
マッシュ:なんだよそのそっけない態度。本当は嬉しいくせにー!このこの!
セッツァー:酔ってんのか?
セリス:こう見えてもシラフよ。
マッシュ:こう見えてもって!
セリス:いっしょに行きましょう。ケフカを倒しに!
セッツァー:ふ...
もう俺は何もやる気力が無いよ。
セリス:何を言っているのよ。
セッツァー:もともと俺はギャンブルの世界…
人の心にゆとりがあった平和な世界にのっかって生きて来た男…
そんな俺に、この世界はつらすぎる。それに翼も失ってしまった…
セリス:世界が引き裂かれる前に、あなたは私達と必死に戦ってくれたじゃない?
あんなつらい戦いに……
セッツァー:でももう俺は…夢をなくしちまった。
マッシュ:なんか無理そうだぜ。兄貴からもなんか言ってくれよ。
エドガー:いや男の口説き方はどうも分からなくてな。
セリス:こんな世界だからこそ
もう一度、夢を追わなければならないんじゃない?
世界をとりもどす夢を…!
セッツァー:ふふ……
あんたの言うとおりだぜ。
マッシュ:急に刺さった!!
セッツァー:つきあってくれるか?
俺の夢に…
(頷くセリス)
セッツァー:ありがとう。
行こう…ダリルの墓へ…
セッツァー:……
よみがえらせる…もうひとつの翼を!
........................
マッシュ:えっどうした?行かないの?
セッツァー:1年間飲み続けてたからな。気持ち悪い。力が入らねぇ。
マッシュ:あちゃーダメ人間。
エドガー:そういう時は水を飲むといい。酒と同じ量水を飲めば人間酔わないそうだ。マスター水。
マッシュ:へえそうなんだ。マスター水。
セリス:マスター水。
.....
セッツァー:いや3人で水持って俺を囲むな!
1年分の水なんか飲めるか!
マッシュ:じゃあぶっかけていい?
セッツァー:ダメに決まってるだろ!
(パシャーン!)
セッツァー:マッシュでもかけていいか聞いてるのにエドガーがかけるな!
(ちょろちょろちょろ)
セッツァー:うんそのゆーっくりちょーっとずつかけるのはなにかなセリスさん!?
ああもういい覚めてきた!行くぞ!
つづく
セッツァー:セッツァーだ。チッまさか19歳のセリスに説得されるとはな。
だが決心がついた!あれを開くしかねぇな!
次回えふろく
「飛べファルコン!仲間を求めて」
(むぐむぐ? むぐむぐ? む~)チッスロット外れた。
セリス:ここは……あなたの友達の……
セッツァー:たいしたヤツだ。
世界がひっくり返っちまったてのにビクともしちゃいねェ。
(セッツァーが触ると壁が開き道が出来る)
セッツァー:なんたって墓だからな。いろいろ出るかもしれないぜ。気をつけな。
(ダリルの墓)
マッシュ:早速ヤバそうなやつが居るぜ...
(くさいいき)
セリス:うっ!
マッシュ:わー!セリスがカッパになってグルグル回ってる!!
(むぐむぐ?むぐむぐ?む~?)
マッシュ:おいセッツァーこんな時にスロット外すなよ!
エドガー:ドリル!よし倒したが、セリスはカッパのままか。
セリス:カッパッパー!
マッシュ:しゃべれないのか?
セリス:カッパ!
マッシュ:なにか訴えてるな。なになに、私に
セリス:カッパ!
マッシュ:イエローチェリーを
セリス:カッパ!
マッシュ:食べさせて。
(丸ー!ってするセリスカッパ)
セリス:カッパ!
エドガー:なんで分かったんだ!!
マッシュ:ほら! おー戻った!!
セリス:よし行くわよ。
エドガー:なにもなかったように行くな!!
セリス:この墓石は?
エドガー:なにも書いていないな。
マッシュ:なにか書くか。プロテインでいいかな?
エドガー:いいわけないだろう!だが浮かばないな。セッツァーお前知ってるんじゃないのか?
セッツァー:知ってるが最初から聞いちまったらつまんねぇだろう。
エドガー:それもそうだ。ここは後にしよう。
セリス:この墓石は?ボタンがある。押しちゃう。
マッシュ:わー!壁が開いた!
セリス:またスイッチ。押しちゃう。
マッシュ:水が湧いてきた!なあこんなスゲェのセッツァーが作ったのか?
セッツァー:ああ2週間で仕上げた。
エドガー:2週間!?フィガロを越える技術力だな。
セリス:あっまたスイッチ。押しちゃう。
マッシュ:セリススイッチ好きね!
また水が湧いた?
エドガー:ここでカメに乗って渡れるな。
マッシュ:よっしゃあまたカメ渡りが出来る!みんなの夢だよな!
セリス:だから思ったことないって!
セッツァー:俺ちょっとある。
セリス:あるの!?
セッツァー:それでこんな仕掛けを作ったからな。よっと。行けた。.........フフ。
マッシュ:あっ笑った。
セリス:この部屋は?墓石が4つある。
文字がきざまれている...
「かに」
「すら」
「よや」
「とも」
エドガー:なるほど、これを並び替えてさっきの墓石にきざめば。戻るぞ。
マッシュ:よし、またカメに乗って戻ってきたな。
エドガー:カメの説明要らない。
あとはなんときざむかだな。
マッシュ:さっきのだろ............分かった!!
「よやともかにすら」だ!!!
エドガー:いやなんだその言葉は!!
セリス:「ともよ やすらかに」
マッシュ:へ?
ともよ やすらかに
地下3回の奥にグローエッグをかくす...
マッシュ:どこから声がするんだ?
セッツァー:俺の声さ。さ、行くぜ。
セリス:ここよね?あっ宝箱♪ これ...卵?
セッツァー:成長速度が2倍になるアクセサリーさ。
セリス:成長速度が2倍...(キラーン)
マッシュ:あっ勝手に装備した。じゃんけんしようぜ!
セリス:行きましょう。
マッシュ:じゃんけんしようって!!
セリス:あっまた宝箱宝箱♪キャー!中からモンスターが!!
許せない...!宝箱で騙すなんて!スピニングエッジ!!
マッシュ:スゲェ!!あんな技持ってたんだ!
エドガー:多分瀕死の時にだけ出せる技だがなぜ瀕死なんだ?気持ち的に?
セリス:2度とこんなことしないでよね!!!
エドガー:倒した相手に2度とと言っても仕方ないと思うが...
ダリルここに眠る。
セリス:?
エドガー:なにか来る!!
マッシュ:うわーなんだよこいつ!!セリスほらさっきの技!
セリス:そんな何回も出せないわよ!
セッツァー:俺にまかせな!スロット!
マッシュ:どうせむぐむぐだろ?
セッツァー:7!
7
マッシュ:おっ!
セッツァー:集中だ!
セリス:早くしてセッツァーその間ずっと攻撃受けてるの!
せッツァー:.........7!来た!ジョーカーデス!
マッシュ:倒した!!スゲェよ!!
セッツァー:さすがに緊張したぜ。「77BER」が出たら俺たちが死んでいた。
マッシュ:そうなの!?危ないじゃねぇか!
エドガー:2度とそんなもの使うな!!
セリス:私たちがやってるのは遊びじゃないのよ。
セッツァー:活躍してこんなに言われるか!?チッ。さあ目的地到着だ。行くぜ。
(長い階段を降りていく)
セッツァー:いろいろと思い出すぜ。
(回想)
ダリル:今度のテスト飛行は危険かもしれない。
セッツァー:船の限界まで挑戦するなんてムチャだ!!
セッツァー(現在)足もとに気をつけな。
(回想)
ダリル:私にもしもの事があったらファルコンはよろしく。
セッツァー:バカ言え!
ファルコンをいただくのはスピードでお前に勝った時だ。
それまでは俺の前から逃がさねェ。
ダリル:ふっ すきにしな!
(飛ぶ2機の飛空艇)
セッツァー:やっぱり空は最高だな!
ダリル:いつまで後にいるつもり?
くやしかったら私の前に出てみな。
ダリル:それとも私のおしりがそんなにみりょく的なのかしら?
(怒るセッツァー)
セッツァー:さすがだな。
ダリル:これからが本番よ。
きろくをぬりかえるわ!
くもをぬけ、世界で一番近く星空を見る女になるのよ!
セッツァー:日没までにかえれ!
いつものおかでおちあおう!
(夕焼けの丘で待つセッツァー。項垂れる。)
セッツァー:遠くの土地で壊れたファルコンを見つけたのはそれから1年後だった……
マッシュ:セッツァートーク上手いな。全部伝わったぜ。
セリス:マッシュに伝わるって相当よね。
セッツァー:俺はファルコンをせいびし大地の下に眠らせてやった…
エドガー:これがファルコン?
セッツァー:羽を失っちゃあ世界最速の男になれないからな。また夢を見させてもらうぜ。
ファルコンよ。
(海中深くから空高く浮上していくファルコン)
エドガー:今度は俺達の夢を。
セリス:がれきの塔のケフカを倒しに行きましょう。
エドガー:このファルコン号で塔の上空まで行き、着陸しようとすれば乗り込めるはずだ!
セッツァー:ああ
そして俺達の仲間をさがそう。
エドガー:そう
俺達にもまだ夢はある。いや夢をつくりだせる!
(飛んでいく鳥に驚くセリス)
セリス:あの鳥は?!もしや…
セッツァー!追って!
セッツァー:どうした?
セリス:わからない……
けど、あの鳥の行く先に仲間がまっていそうで…
セッツァー:わかった。
エドガー:だがその前に...みんなビチョビチョだ。着替えよう。
マッシュ:海の中から出て来る必要あったのかー!?
セッツァー:うるさい!格好良いだろうが!
マッシュ:そりゃめっちゃくちゃ格好良かったけどさ!!
つづく