MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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積丹から幌加内へ。新緑の美幸線をトロッコで駆けた、9泊10日の北海道 9 - 小樽市鰊御殿⑨ 日和山灯台とカモメ(2023年5月10日/1日め)

2023年5月10日 小樽市鰊御殿で。岬のいちばん先のところで、MIYOが手をふっています。笑(北海道小樽市)


5月10日(月)


小樽市鰊御殿に来ています。
屋敷内の見学を終え、外に出ました。
ここからは、屋敷の周囲を歩いてみます。


岬の崖っぷちに建つ鰊御殿。右側に小さな鳥居があり、その先の崖近くまで歩いていくことができます。(画像をお借りしました)

右側面から見た鰊御殿です。左手前にある、白くて小さな家のようなものは、親方一家用の便所でした。(現在、中には入ることはできません。)

ここは岬の先端になっていて、鳥居も建っています。豊漁や海上安全を願うニシン漁家では、りっぱな神社や神棚を設えているところが多いです。

鳥居と祠があるところから見た、鰊御殿です。屋敷の裏側は崖になっています。

ここからさらに少し高くなった丘の上に、灯台が見えました。

雁が、並んで飛んでいます。^^


この灯台を見るやいなや、多動夫、
「オレ、あの灯台まで行ってくるから。」
ですと。🤣🤣


まあ、期待を裏切らない人です。
きっとそう言うだろうと思ってました。😁
ご苦労なこった、と思いながら、
「どうぞ。私は行かないからね。」
と…。


MIYOは、岬の端にひとり残って、祝津の美しい海を堪能しました。穏やかな海と、雪が残る山々。最高です。^^

岬の先端で、柵のすぐ手前のところに立ち、カモメが来るのを待ちました。遠くの方には、雁がたくさん飛んでいるのですが、カモメは警戒しているのか、MIYOの近くには、なかなか来てくれません。

一方、わっしわっしと、灯台へ向かって上がり続ける多動夫。(注:この崖をよじ登ったわけではありません。😅)

鰊御殿を見下ろす位置まで来たようです。

灯台まで、あともう少し。

到着しました。日和山灯台です。


【日和山灯台】
小樽港の玄関口にある灯台で、1883年(明治16年)に木造六角形で設置されました。その後1953年(昭和28年)に、コンクリート製になりました。1957年(昭和32年)には、灯台職員を主人公にした映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケに使われています。2018年(平成30年)、文部科学省が認定する「北前船」日本遺産構成文化財のひとつに認定されました。


同じ「日和山」「木造六角形」で思い出したのが、山形県酒田市の日和山公園です。ここには日本最古の灯台があります。木造六角形なので、小樽の初代日和山灯台も、こんな形をしていたのかもしれません。(2022年11月30日 山形県酒田市)


【酒田の木造六角灯台】
1895年(明治28年)、最上川河口の宮野浦に、洋式木造六角灯台が建てられました。高さ12.8メートル、一辺の長さ約3メートル、光源は最初が石油ランプ、1919年(大正8年)からはアセチレンガス灯、そして、1923年(大正12年)、大浜に移転して2年後に、電化点灯式となりました。が、1958年(昭和33年)に近代式灯台が完成して、木造六角灯台は使われなくなりました。現在は、対岸の日和山公園内に移転し、保存されています。
日本最初の洋式灯台は、1869年(明治2年)の神奈川県観音崎灯台ですが、木造灯台として残っているものとしては、この灯台が最古のものと言われています。「六角の平面を持つ木造の燈台」として、たいへん貴重なものです。


このときは、日和山公園にある、千石船(北前船)を見に行ったのですが…、(画像をお借りしました)
*この北前船は、実物の2分の1の大きさで再現されたものです。

私たちが行ったとき、酒田はすでに冬支度に入っていて、せっかくの北前船はカバーで覆われていました。泣

大雨の中を歩いた、日和山公園(アホ)。でも、こんなのもまた、楽しい思い出です。^^

さて、話は小樽・祝津に戻ります。多動夫が、日和山灯台から見下ろした景色です。

「おおおおーい。」という声にふりむくと、灯台の前で、多動夫が手を振っていました。🤣

MIYOも、岬の先端で手をふりました。(のんきな夫婦です。笑)

待ち続けた、カモメが来ました。

会心の、一枚。


MIYOのすぐ近くまで
飛んできてくれた、カモメ。
大きく翼を広げて、
そして、どんどん遠ざかっていきました。


(つづく)

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