報道「消費者物価2.1%上昇!」クロ「給料上げろ」 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

注目経済指標

・日本全国消費者物価指数[前年比]2.5%(予想2.5%  前回1.2%)
・英小売売上高[前年比]-4.9%(予想-7.0%  前回1.3%)
・ユーロ圏消費者信頼感-21.1(予想-21.5  前回-22.0)
 

ニュース、要人発言

4月の消費者物価、2.1%上昇 7年ぶり2%超え―資源・食料価格の高騰で
総務省が20日発表した4月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が101.4となり、前年同月比2.1%上昇した
中国人民銀、5年物最優遇貸出金利引き下げ 今年2回目
中国人民銀行は20日、貸出金利の指標となる最優遇貸出金利の5年物を15bp引き下げ、4.45%とした
リントナー独財務相
「G7はウクライナ向け180億ユーロ余り拠出へ」
「ロシアと通常通りのビジネスに戻る可能性ない」
ビスコ・イタリア中銀総裁
「APPの終了後に行動、(利上げは)恐らく7月だ」
ハイイールド債発行の中国不動産会社、約3割が今年デフォルトに
ゴールドマン・サックスは20日、ハイイールド債を発行している中国の不動産会社の約3割が、今年デフォルトに陥るとの見通しを示した(ロイター)
鈴木財務相
「為替相場では過度の変動や無秩序な動きへの合意を再確認した」
「為替についてそれほど大きな関心は参加国になかった印象」
黒田日銀総裁
「足元は輸入物価が上昇、安定的な物価2%達成にはならない」
「金融緩和で経済回復サポートし、賃金・物価の上昇を期待」
「国際商品市況上昇による物価の上昇は持続性がない」
「日本以外の相当に物価が上昇している国の引き締めは当然」
ブラード・セントルイス連銀総裁
「年末までに金利3.5%を目指すべきだ」
「データの確認が必要だが、現状では50bpの利上げを支持」
「2022年のGDP成長率は2.5%から3%」
「今年のリセッションを予想せず」
 

市況

東京前営業日比

(時間は東京タイム)

ユーロは7月利上げへの期待が高まり一時1.06近くにまで上昇しましたが、その動きも続かず現在は1.05台中盤での推移。
ドル円は株価推移になびきましたが、基本的には128円をはさんだ動きに終始しています。
前日の調整ドル安一服といったところでしょうか。
 

株式

ダウ:31,261.90ドル(+8.77)

ナス:11,354.62(-33.88)

 

 

上下で900ドル近く動きましたが、終わってみれば前日終値近辺です。

ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。

 

※ヒンデンブルグ・オーメンとは

1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル

 

債券

米10年債利回り:2..7847(-0.0523)

実質金利:+0.190%(+0.008)

 

 

今朝の期待インフレ率は2.605、前日より0.055低下しています。

 

 

右軸:実質金利

 

実質金利はプラス0.190%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。

 

原油

NY原油7月物は、0.39ドル高の110.28ドルにて終了。

 

 

株価に連れる動き、ガソリン在庫も意識されます。

 

貴金属

<前日内部要因>

5月20日金相場表

 

昨日の金は、92円高7,567円にて終了。

午前中に降りた買いが、引けにかけて買い直されました。

 

<金市況>

昨晩のNY金8月物は、0.60ドル高の1,848.40ドルにて終了。

今朝の国内金は7円安7,560円で終了しています。

 

 

NY金主要限月乗り換えが進んでいます。

 

SPDR:1,063.43トン(+7.25トン)

 

浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」

 

<会員様>

 

白金

<前日内部要因>

5月20日白金相場表

 

昨日の白金は、120円高3,872円にて終了。

前日に買った個人投資家は、キッチリ利食いしています。

 

<白金市況>

昨晩のNY白金7月物は、12.60ドル安の941.10ドルにて終了。

今朝の国内白金は22円安3,850円で終了しています。

 

 

今週は900〜950ドルレンジでの推移でした。

 

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

 

<会員様>

 

昨日公表された日本の消費者物価指数は、前年同月を2.1%上回りました。

消費税率引き上げの影響を除けば13年7か月ぶりの「2%越え」だそうです。

一方で生鮮食品・エネルギーを除く「コアコア」は、まだ0.8%です。

日銀による金融政策運営に影響が出るのか、大変注目されます。

 

今週もありがとうございました。

 

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