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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・中国消費者物価指数[前年比]2.7%(予想2.9% 前回2.5%)
・中国生産者物価指数[前年比]4.2%(予想4.9% 前回6.1%)
・独消費者物価指数[前年比]7.5%(予想7.5% 前回7.5%)
・米MBA住宅ローン申請指数0.2%(前回1.2%)
・米消費者物価指数[前月比]0.0%(予想0.2% 前回1.3%)
・米消費者物価指数[前年比]8.5%(予想8.7% 前回9.1%)
・米消費者物価指数[前月比][コア]0.3%(予想0.5% 前回0.7%)
・米消費者物価指数[前年比][コア]5.9%(予想6.1% 前回5.9%)
・米卸売在庫[前月比]1.8%(予想1.9% 前回1.9%)
・EIA原油在庫 原油545.7万バレル増 クッシング72.3万バレル増
ニュース、要人発言
香港金融当局が市場介入
香港金融管理局(中銀に相当)は、香港ドルが対米ドルの取引バンドを超えて下落するのを防ぐため、NY取引時間に14億9200万香港ドル(1億9007万米ドル)を市場から買い入れた
タイ中銀
政策金利を0.25%引き上げ0.75%にする事を決定した
ライン川の水位さらに低下へ、物流の危機水準に-はしけ船航行できず
ドイツの水運管理当局によると、フランクフルトの西にあるカウプでは水位が今月12日に38センチに落ち込むと予測されている、この水位まで低下すると、ディーゼルや石炭などを運ぶバージが実質的に航行不能になる
中国軍
台湾周辺での軍事演習を終えたと発表した
G7外相
「ロシアのウクライナに対するいわれなき不当な侵略戦争を改めて強く非難」
「IAEA事務局長のウクライナにおける核の安全性と保障の強化のための努力を歓迎・支援する」
ロシア国営パイプライン企業トランスネフチ
「中欧への原油供給パイプライン再開を準備中」(ブルームバーグ)
エバンス・シカゴ連銀総裁
「下半期の成長について楽観的」
「労働市場は引き続き活気がある」
「雇用統計は引き続き非常に好調」
「経済は成長し続けるだろうと楽観的」
「インフレは容認できないほど高い」
「2023年に向けて今年の残りの期間で金利を引き上げる」
「2023 年のコアCPIは約2.5%と楽観的に予測」
「リセッションを意図していない」
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
「インフレとの闘い、勝利宣言にはほど遠い」
「FEDは2%のインフレに戻さねばならない」
「今日のCPIのデータで私の考えは変わらない」
「インフレが下振れに転じたことを嬉しく思う」
「FEDは政策金利を年内3.9%、来年は4.4%へ引き上げ」
「FEDはインフレが緩和するまで金利を引き上げる」
「リセッションでも構わず2%目標を目指す」
「FOMCは長期的な雇用最大化と物価安定維持目指すことで一致」
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
注目の米国消費者物価指数は予想を下回る結果となり、物価上昇はとりあえず鈍化。
市場では一気にドル安が進展しましたが、公表後の当局者発言を受けドル安一服。
CME FedWatchによると、次回会合での75bp利上げ確率は、前日の68%から42.5%へと低下しています。
株式
ダウ:33,309.51ドル(+535.10)
ナス:12,854.80(+360.87)
次回会合での75bp利上げ期待がひとまず後退、株価を押し上げています。
「ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り:2.785%(+0.007)
実質金利:+0.345%(+0.032)
右軸:期待インフレ率
今朝の期待インフレ率は2.440、前日より0.024低下しています。
(過去5営業日)
右軸:実質金利
実質金利は0.345%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。
原油
NY原油9月物は、1.43ドル高の91.93ドルにて終了。
一時87ドル台にまで下落したものの、株価上昇に連れ買い戻されました。
貴金属
金
<前日内部要因>
8月10日金相場表
昨日の金は、9円高7,734円にて終了。
前日に8円にまで広がった先2本の逆ザヤでしたが、2円にまで縮まりました。
<金市況>
昨晩のNY金12月物は、1.40ドル高の1,813.70ドルにて終了。
今朝の国内金は114円安7,620円で終了しています。
CPIを受け高値を更新しましたが、当局者発言を受け上値は削れました。
SPDR:997.42トン(-1.74トン)
浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」
<会員様>
…
白金
<前日内部要因>
8月10日白金相場表
昨日の白金は、45円安3,914円にて終了。
取組の減少も一服、先限には徐々に買いが入っています。
<白金市況>
昨晩のNY白金10月物は、13.10ドル高の946.10ドルにて終了。
今朝の国内白金は11円高3,925円で終了しています。
パラジウムも57ドル上昇、株価や原油価格上昇に連れました。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
<会員様>
…
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