ワクチンが効かない?南アフリカ変異株「オミクロン」、悪夢のシナリオ

 

 

 

 

 

◎世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」を「懸念される変異株」と指定したことを受け、米国がアフリカ南部8カ国からの外国人の入国を29日から原則禁止するなど、各国は入国規制などの対応を急いでいる。



 バイデン米大統領は26日の声明で「新たな変異株のニュースは、世界中でワクチン接種が進むまで、このパンデミック(世界的大流行)は終わらないということをより明確に示した」と指摘。ワクチン接種の促進が重要だとして、ワクチン関連の特許権など知的財産権の一時停止に賛同するよう各国に呼びかけた。

 米メディアによると、入国規制の対象は南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ、モザンビーク、マラウイの計8カ国。米国は11月8日、新型コロナのワクチン接種と陰性証明を条件に欧州や中国、南アなどからの外国人の入国禁止措置を解除したばかりだった。

 バイデン氏は感謝祭(25日)休暇のために東部マサチューセッツ州のナンタケット島に家族と滞在中だが、26日朝にファウチ大統領首席医療顧問らからオミクロン株について報告を受け、入国規制を決めた。

 また、英政府は南アなど南部アフリカ6カ国からの入国禁止措置を25日に発表。日本政府も26日、6カ国からの入国者について、宿泊施設で10日間の待機を義務づけると発表した。

 カナダ政府も過去14日間に南アなどアフリカ7カ国に渡航歴がある外国人の入国を26日から禁止。帰国するカナダ国民には、指定ホテルと自宅で計14日間の隔離を義務付ける。

 さらに、欧州連合(EU)加盟国は26日、南部アフリカ各国からの渡航を停止する措置を取ることで一致。イスラエルメディアによると、同国政府も南部アフリカ7カ国からの入国禁止を決め、過去2週間以内の帰国者には自宅隔離を要請した。

 このほかオーストラリア政府も27日、南アなどに滞在した外国人の入国禁止を発表。フィリピン政府も26日、南アなどからの航空機の乗り入れを即時停止すると発表した。

 

 

◎オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州は28日、アフリカ南部からシドニーに到着した2人から新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」が検出されたと発表した。

 

 

 

◎<感染率はデルタ株の2倍に達するかもしれないという南ア変異株は、ワクチンが効かないのか、重症化するのか等、まだわからないことも多い。感染拡大を抑えて調べる時間を稼ぐため、イギリスはいち早く監視強化に乗り出した>

 

[ロンドン発]感染性が高く、ワクチンによる免疫を回避する恐れのある新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロンの感染者が英国内でも相次いで見つかった。ボリス・ジョンソン英首相は27日、緊急の記者会見を行い、店内や公共交通機関でのマスク着用を再び義務付けるなどコロナ対策を強化した。ドイツやイタリアなどでも次々と感染例が報告された。



ジョンソン首相は3回目のブースターワクチンが約1680万人に接種されたことを明らかにする一方で、オミクロン株について「イギリスでも2件の症例(南東部エセックスと中部ノッティンガム)が確認された」と報告。「まだ分からないことがたくさんあるが、この変異株は急速に拡散しており、2回接種した人の間でも感染する可能性がある」と指摘した。

「非常に広範な変異があり、これまでの変異株とは大きく異なる。時間の経過とともにワクチンの免疫効果を部分的に低下させる恐れがある。この変異株について科学者がもっと情報を得る時間を確保するため、予防措置として狙いを絞った適切な対策をとらなければならない。国内での変異株の拡大を遅らせるためだ」として3つの対策を挙げた。

オミクロン株に3つの対策

(1) 入国禁止など水際対策

アフリカ南部の南アフリカやボツワナなど6カ国に加えて、アンゴラ、モザンビークなど4カ国をレッドリスト(イギリス人とアイルランド人以外は入国禁止)に追加。イギリスに入国する人に全員、到着後2日目までにPCR検査を受けさせ、陰性結果が出るまで自己隔離を義務付ける。

(2) PCR検査やマスク着用など国内対策

過去10日間にレッドリスト国に滞在した人を対象にすでに実施しているPCR検査に加え、オミクロン株の陽性反応が出た人に接触したすべての人に10日間の自己隔離を求める。店内や公共交通機関でのマスク着用を義務付ける(飲食店などは例外)。

(3)3回目ワクチンの強化

今後3週間でイングランドだけでブースターワクチンを600万回接種する。2回目からブースター接種までの期間を短くすることを検討する。

ジョンソン首相は報道陣の質問に「今年のクリスマスは昨年よりずっと良いものになると確信している」と答え、状況が良くなる期待を込めて3週間後に対策を見直す方針を明らかにした。昨年は、感染性の強いアルファ(英ケント変異)株の大流行でロンドンやイングランド南東部では普段一緒に暮らしている家族としかクリスマスを過ごせなかった。

 

オランダでは南アからの61人が陽性


ドイツのバイエルン州保健省はオミクロン株の感染例2人を確認。2人は24日にミュンヘン空港から入国した。イタリア国立衛生研究所はミラノで、モザンビークからの渡航者からオミクロン株を検出したと発表した。チェコ保健当局も、ナミビアに滞在していた人の中に感染の疑いがある人がいるため調査を行っている。
オランダ保健当局は、26日に南アフリカのヨハネスブルグとケープタウンからの2つの便でアムステルダムのスキポール空港に到着した乗客約600人のうち61人から陽性反応が出て、オミクロン株の感染者が含まれている可能性があるという。このほか、すでにボツワナ、ベルギー、香港でも感染例が確認されている。

<「私たちの家はデルタ株ですでに燃えている」>

英インペリアル・カレッジ・ロンドンのピーター・オープンショー教授(実験医学)は「情報が非常に速いのは驚異的だ。渡航制限は感染速度を遅らせ、重症化や免疫回避、治療、予防に関する重要な事実を確立するため時間を稼げる。南アでは感染者数が3日で3倍の2828人になった。感染率がデルタ株の2倍ということも考えられる」と解説する。

「スキポール空港に600人が到着し、そのうち60人に陽性反応が出たという報告は注目に値する。感染率が10%であることを示唆している。入院患者がいないという報道もあり、確認されれば非常に心強い。オミクロン株の出現がなくても、デルタ株で欧州の多くの地域は危機的な状況にあり、私たちはすでに燃えている家にいることを忘れるべきではない」

オープンショー教授が指摘するように、イギリスでは1日当たりの新規感染者数は4万人近く、新規入院患者は768人、死者も131人にのぼっている。欧州連合(EU)にアイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタインを加えた欧州経済領域(EEA)30カ国の1日当たりの新規感染者数は約24万6千人、死者は1637人を数えている。

英ウォーリック大学医学部のローレンス・ヤング教授(ウイルス学、分子腫瘍学)は「南アへの渡航に関連した2件の感染例がイギリスで確認されたことは検査・追跡システムが機能していることを示している。現在、デルタ株の感染者は毎日非常に多く、南アフリカでのオミクロン株の感染者数よりはるかに多い」と語る。

「既存のワクチンがオミクロン株感染による重症化を防ぐ可能性は、これまでに確認された変異株と同様、高いと思われる。ブースターを含むワクチンの接種率を上げる、マスク着用をより広く奨励する、風通しの悪い場所での大規模な集まりを制限することは医療に負担をかけずに国民を守り、昨年より楽しいクリスマスを迎えるための重要なアプローチだ」

 

 

成田や羽田で「オミクロン株」対策始まる、誓約書記入も…帰国の男性「細かいが仕方ない」

 ◎新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の水際強化策で、厚生労働省は27日、成田や羽田、関西など国際線の発着する主要空港で、南アフリカなどの指定国に滞在歴がある人の到着が事前に分かった場合、空港での移動ルートを分け、その他の乗客らとの接触を避ける対応を始めた。

 成田空港では、検疫官が到着客に対し、滞在先や体調などを記入した誓約書に基づき、2週間以内に指定国に滞在していたかどうかを確認した。滞在していた場合、入国から10日間、国指定の宿泊施設での待機を求める。検疫官の一人は「変異ウイルスを食い止めるため、どこに滞在していたかをより注意深く聞くようにしている」と語った。

 東南アジアの数か国に滞在し、ジャカルタから1年ぶりに帰国したという男性(61)は「感染が収まりようやく帰国できた。誓約書の記入事項は細かいが、水際対策として仕方ないだろう」と話した。

 各空港では、到着客へのウイルス検査もこれまで通り実施。数時間で結果が判明する「抗原検査」を行い、陰性の場合でも、ウイルスを特徴づけるたんぱく質(抗原)の量が陽性となる基準に近い場合はPCR検査をして、感染の有無を厳密に調べる。

 

 

 

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★すでに、各国で「オミクロン株」が見つかっているところを見れば・・・いつ、日本に入ってきてもおかしくない状況なのだなと思わせられました。

 

日本の水際対策、昨年からずっと見てきましたが・・・実に甘い。

 

韓国の入管検疫、待機期間や待機方法を見ながら・・・かなり厳しくされている印象があり、当初・・・デルタ株は日本の方が先に流行して感染が広まり、韓国は感染を長い期間抑え込んでいる印象があったからです。

 

日本は、水際対策がなっていない―――。

 

変異株(デルタ株)の感染が一人、二人・・・見つかった・・・というニュースを昨年耳にした時、「一人入っていたら、もうおしまい」と思っていたけれど・・・案の定、全国に広まるのはあっという間でした。

 

今回の「オミクロン株」・・・。感染力が強すぎて、ワクチンも効かない可能性が高いとのこと。

 

なんとしてでも、この「オミクロン株」を入れてはならない。

 

今の日本の状況は奇跡だと専門家が言っているのに、政府の水際対策の甘さのせいで・・・また、新変異株の恐怖と不安で包まれてしまうのは勘弁してもらいたい。

 

自民党は経済優先、外交優先、五輪優先で日本国民をコロナウイルスの危険に晒してきた。

 

五輪のせいで、医療従事者がどれだけ大変な思いをしたか―――。

 

多くの犠牲があって経済や五輪を優先させてきたのだから、もう・・・同じ失策は許されません

 

早くに検疫強化。

 

隔離日数を増やし、待機する入国者の管理を徹底すべき。

 

そして、オミクロン株に関連しなくても「感染が広がる可能性」について危機感を持てという報道も出ています。

 

 

感染症専門家が警鐘 コロナ感染「2カ月後にはヨーロッパに近い状況に」

◎読売テレビ・日本テレビ系「ウェークアップ」が27日、新型コロナウイルス感染が急増しているドイツ、韓国と日本の状況を比較。感染症や免疫学、ウイルス学が専門の長崎大学大学院教授・森内浩幸氏は、ドイツを筆頭に感染者が増えているヨーロッパとの違いはワクチン接種の開始時期が遅かったことだとし「日本も2カ月後にはヨーロッパに近い状況になるということはいえると思います」と警鐘を鳴らした。

 番組では、7日間平均の新規感染者数がドイツが5万6899人、韓国3400人、日本が110人。人口10万人あたりの1週間の新規感染者数はドイツ478・8人、韓国46・0人、日本0・6人だと報道。ワクチン接種率はドイツの67・7%に対して日本は76・5%(韓国79・5%)とだとし、韓国との違いにはワクチンの種類を挙げ、韓国でアストラゼネカを26・3%使っているのに対し、日本では0・1%だと報じた。

 MCの弁護士・野村修也氏に「ワクチンにだけ注目した場合、日本とドイツでは接種率に違いがありますし、日本と韓国では種類に違いがあります…」と、感染者数への影響を問われた森内氏は「日本とヨーロッパのもう一つの違いは、日本は(ワクチン接種の)スタートが遅かったので2カ月ぐらいのズレがあります」と指摘。

 続けて「2カ月でだいたい抗体の量というのは4倍ぐらい違ってきます。逆に言うと、日本も2カ月後にはヨーロッパに近い状況になるのかなということはいえると思います」と、衝撃的な見解を述べた。

 また、韓国との違いについては「やはり、より有効性が落ちる、そしてその持続期間が短いアストラゼネカのワクチンを特に高齢者を中心にいっぱい使ったことが影響していると思います」と話した。

 

 

 

 

 

★つまり、ワクチンの効果が薄れてくる時期にオミクロン株が入ってくれば・・・日本は急激に感染が増えて・・・一気に医療はパンクするという話です。

 

1月末、受験シーズン。

 

真冬。

 

来年、このままぼーっとして過ごすなんて・・・私には出来ません。

 

とりあえず、GoToトラベルって来年1月以降に再開と言っていた気がするんですが・・・。政府も都も・・・バカなのでしょうか?

 

 

 

旅行の予約って・・・・かなり前から入れるじゃないですか。

 

コロナで先が読めないのに・・・この制度って、やっぱり何かズレていると思うんです。

 

だから、昨年・・・途中で中断する羽目になって・・・業界は右往左往で大変な思いをされたのですよ。

 

この年末年始。

 

旅行で移動する人も多いでしょう。

 

でも、海外へは・・・今はもう無理でしょうね。

 

行ったら、帰れない。

 

 

 

年末年始は・・・まだまだ自粛、自制する冬を過ごす方がベターだなと。

 

世の中のために・・・です。

 

 

韓道玲愛琉(かんどうれある)のmy Pick