おはようございます、南塚納慧です。



今日は母の日ですね。


本当は母に会いたかったですが、長らく、帰ってくるなと言われ続けているので、今年も宅配便で贈り物をしたのみ。



そして、私は珍しく休息。


やらなければいけないことは山積なのですが、GWも休み無しでしたし、明けてからもドタバタで、またこの先も夏過ぎるまではドタバタ必至なので、久しぶりにお昼までゴロゴロしてみようかと。


でもそれでも何かしらしてしまうのは困ったものです。





今後の子どもたちとの向き合いについて考えています。


距離を置こうと、若い世代に任せようとしていたのに、結局面倒とされるところは損得の働く若い世代には無理なようです。


私が特殊だとも言われますが、、


「当たり前のつもりが特殊」というのも、しんどくなってきました。



例えば、GWの半分、朝から夜まで一人の学童さんを預かりました。


それについて、申し訳ないですが、なぜそこまでして働くのか?と感じ、もしかしたら預かってしまうからであって、預かってもらえる先が無ければ何としてでも休むかもしれないし、早く帰ってくるかもしれない、と預かりをしていることに対してすら罪悪に駆られています。



また、レッスンを週1で受講している子たちがほとんどですが、それはお楽しみの時間でしかなく、本当に踊りを習得するというのは不可能に近いです。


それでも長くコツコツとした積み上げと、当初から大切にしてきた集団行動(お姉さんは下の子を、下の子はお姉さんをお互いに見合うこと)で成長するのを見てきました。


けれど、コロナ禍になってそれが無くなり、ハッキリと言って、超短時間の託児のような状況です。


お互いを見るということ、「〇〇お姉さんのようになりたい」という気持ち、「〇〇ちゃんたちの面倒を見たい」という気持ち、そういうものを生み出せられない環境となりました。


そもそも、「踊りの習得」に関しては小学生以上でも週1受講をokしている時点で、そもそも考えてきていませんでしたのでよいのですが、「歳の離れた子たちと過ごすことで学ぶ」ことすら無くなってしまっている今、何を教えてあげられるのかわからなくなります。


まして、週1の理由が他に習い事があるから、であれば、無理して来ずに1日でも習い事休みの日を作ってあげて欲しいとさえ思います。



発表会練習をしていても、「発表会楽しみ!がんばろう!」というのが見えないことも、これまでのやり方ではダメだと感じさせられる事実です。


そういったものから離れ過ぎた生活になったせいもあると思いますが、子どもたちの成長に必要な目標設定を作れてあげられていないのだということだと思うのです。





私が子どもの指導に携わるようになった理由・きっかけは、あまり人様に言えることではありません。



最初は、江口が団体存続していくにあたり、子どもの生徒を確保しなければいけない、というミッションからでした。


これは多くのダンス教室・バレエ教室でも、どれだけ聞こえの良い言葉を連ねていたとしても、背景にあるところです。


子どもの習い事はお金まわりのよい切り口になるためです。

若手の仕事とさせるため、というのもあります。


要は、教室の利益のためなのです。


私はそれが嫌でずっと断ってきました。


大学を出る時に乙矢先生に言われてからなので、10年ほど断り続けてきていましたね。


それが、本当に江口存続が危ういとなったタイミングと、私が流産したタイミングとが重なって…


普通と違う理由で私は教室を通して子どもと触れ合うことを欲しました。


もちろん、その欲をそのままぶつけてはいけないと、託児施設・遊戯施設の立ち上げにボランティア参加してみたりして、薄れさせようとしました。


それでも拘りになってしまっていたと思います。


そしてそちらの方が強かったから、教室は全く利益無しで始めました。



そこを上手く利用されてしまって、大きな詐欺とあり得ない誹謗中傷にあい大変な時期もありました。



また並行していたコンサルタントの仕事も年齢的に人を育てたり大切なポジションにつくようになってしまっていたし、扱う案件規模が億を超え出したあたりから、


感情・赤字(ボランティア)・私個人の采配になる教室

と、

論理・年齢に見合わない高い報酬・組織のために力を発揮するコンサルタント業


とを比較した時に、後者の方は辞めても誰も困らない、と判断しました。



ものすごく雑に言えば、私は教室を始めるにあたり、子どもを失い・安定的な結婚生活を捨て・仕事も捨てました。


でもそれを前面に出すと重過ぎるし、「バレエの先生」への期待もあって、「世間知らずのお嬢さん先生が、子どもが好きで家族に支えられながら趣味でお教室をしている」テイができてきました。



それでもそれは事実では無いので、「〇〇でバイト中の先生を見た」とか言われたら「そうですよ〜お金無いから笑」と正直に答えたし、夜中市場でバイトしていた時期は職場で頂いて食べきれない野菜を配りつつ、「実際は高尚な人じゃないですよ」というのをアピールしたけれど、たぶんほとんどの方は冗談と取っておられたかなと…



たまに、「こんなにしっかり教えてくれる・素晴らしい内容なのにレッスン料が安いからその程度と思われて損ですよ」と言われるのも、それはそれでもともとの経緯からこうなっただけで、「そもそも教えようとして始めたわけではなかった」ということを自身に突き付けることになり、言われる度心重く。。


私にとっては息をするようなものであって、それに金額評価をつけるということは私にはできないわけです。



けれど規模が大きくなり、私一人ではどうしようも無くなってきました。


安かろうのせいなのか、良いと思ってくださってなのか。


ビジネスでやっていたならば、これはチャンスなのだろうと思います。


まして福島区のファミリー世帯の急増。

子ども事業を扱う企業がこぞって参入してきていますね。


けれど私は増えるほどに赤が増すという…



発表会も、今回こそ、須美子先生の追悼で踊ろうと決めて進めてきましたが、私一人での準備ではとてもとても間に合いそうになく、、今回も、諦めることにしました。


たぶん須美子先生なら、あの人も自分よりも江口舞踊研究所を大事にしてきた人だから、きっと許してくれるだろうと思っています。


亡くなる間際も私に、「私の名前は無くなってもよいけど、乙矢先生と満典の名を無くさないで」と懇願されたくらいで。


だから、「江口須美子追悼」よりも「江口乙矢・須美子・満典舞踊研究所発表会」の方が喜ばれるかなと思うのです。




けれど、これでよいのだろうか、というのがあります。


私は先述の通り、究極の価値判断がたぶん一般の人とズレているので。


単純な損得とかよりも想いの方が強いのです。


理解してもらえなく、呆れる人も多いけれど。



母ともつい先日、それで言い合いをしてしまいました。


甘えるというのは究極のわがままなことですね。


私は甘え下手過ぎて、だいたいこじらせるのですが、今はそれを仲介してくれる人ができたので、たぶんこれからは大丈夫なはず。



ひとつひとつ整理して冷静に考える時期がやっと来た、ようです。



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