12月11日
東京都目黒区のこぶしえん(地域交流スペース)にて
NPO発達相談支援協会LAGOM主催の
不登校の子どもや親御様のためのパネルディスカッションが行われます
私も僭越ながら
パネラーの一員として参加させていただくことになっています
コロナ禍を迎え不登校の子どもの数がものすごい勢いで
増えてきている現状で
少しでも不登校の子どもたちや保護者の役に立てればという気持ちで
参加させていただくのですが
わたくしたちの時代とは異なり不登校の子どもの権利が
大きくクローズアップされてきています
確かに不登校という選択肢をもつことは
いじめを受けたり学習に悩んでいたりして精神的に参っている子供たちを
守る意味でも重要ではあるとは思いますし
不登校の子どもたちの権利も大切にされるべきだとは思います
そして不登校の子どもたちを受け入れる機関や支援団体が
増えてきているのも喜ばしいことだと思います
ただ不登校という状態を
あまりにも肯定的にとらえている機関や支援団体が
増えてきていることに関してはある種の危機を感じています
不登校の子どもたちの多くは
多かれ少なかれ学校に行っていないという引け目を感じています
引け目を感じている子どもたちを追い詰めることは
絶対にするべきではないと思いますし
追い詰められた子どもたちに
今のままでもいいよと
大人たちが手を差し伸べるのも当然だと思います
ただし
一時的に不登校の状態を周りの大人たちが
受け入れるのは一向にかまないのですが
不登校だって生きていけるとか
学校なんて全く行かなくてよいというような
耳障りの良い言葉を
すべての不登校の子どもたちに伝えている人たちの意見には
違和感を感じずにはいられません!
不登校という状態のまま
大人になり社会参加もままならない人たちを何人も見てきている
私としてはそのような無責任な一部の大人たちの意見により
社会参加という一番重要な問題を先送りにすることは
いずれくる親との死別や周囲との軋轢に耐える人格を形成するとは
思えないのです
フリースクールで過ごすのもかまないし
家でひきこもるのも仕方のない時期もあります
傷ついてる状態のままや不登校の原因となる問題が
根本的に解決されていないのに
元の場所に戻ることはかえって不登校の問題を悪化させます
しかし
周りの支援者や支援機関は基本的には
元の世界に戻るための手助けをする
もしくは
考え続けることを常に考慮すべきだと思います!
なぜなら
良くも悪くも人と人が関係しあうことでしか
社会に参加することは学べないからではないでしょうか
社会に出るまでに
たとえ傷ついたとしても生きていける力をつけてあげることが
周りの大人たちに求められていることだと思います!
次回へ
学習サポート教室 すてっぷ
代表 宮原 一憲
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