幼稚園生を対象としたお米づくりの出前授業「おこめができまで」 | はかせの科学日記〜南相馬市に新しい学校を作りたい〜

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身近なものの中にある科学をわかりやすく解説します。科学に関する疑問も受け付けます。

 

みなさんもご存知の様に、お米づくりは私たち日本人にとって、大変重要ですので、小学校の5年生で学ぶことになっています。

 

ただ、教科(授業)の一環として学ぶために、時間が限られていることなどが原因で、バケツを用いた田植えと稲刈りだけを学ぶケースが非常に多い様です。

 

南相馬市では、今から10年前に発生した東日本大震災と、東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、原子力災害を受けてしまったことなどから、震災後は全て「バケツ稲」に切り替わってしまった様です。

私たち、NPO法人南相馬サイエンスラボはサイエンスラボの田んぼを自ら開墾し、毎年お米作りを行っています。それは、震災からの復興や、食の安全などをPRするためという理由がありますが、本来のお米づくりのあるべき姿を示すことが出来ていることは、私たちにとっても、そして参加する親子にとっても、嬉しいことだと理解しています。

 

今回、南相馬市立大甕幼稚園(菊地紀子園長)からご依頼を受けて、幼稚園の年長さん(くじら組)を対象としたお米づくりの出前授業を実施することが出来ました。

 

田植えから、稲刈り、脱穀、唐箕処理、籾摺り、精米、屋外炊飯、おにぎりづくりまで、ほぼ全ての工程をこどもたちが楽しく体験しました。動画にまとめましたのでぜひご覧ください。